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memo_20201229

2020/12/29
前営業日(12/28)の金融市場トピック&サマリ


○欧州株式市場でSTOXX欧州600は続伸し、ドイツ株は最高値で取引を終えた。
○米国の新型コロナウイルス経済支援策の成立や、英国とEUの通商協定締結、欧州でのワクチン接種開始が相場を押し上げた。ただ、休暇シーズンのため薄商いだった。
○トランプ米大統領は27日、2兆3000億ドル規模の新型コロナ追加景気対策・歳出法案に署名し、短期の経済見通しに対する楽観的な見方が出た。
○欧州では27日、各国でワクチン接種が始まった。2021年下半期は新型コロナ危機に経済活動が抑制されることなく、景気が力強く回復するとの期待が高まった。

○英国とEUは24日夜、通商協定に署名した。双方にとって複数の通商条件が維持されることとなり、英国のEU離脱の混乱が抑えられた。ドイツのクセトラDAX指数数は休み前の23日から1.49%高で、終値の最高値を更新。
○独食品配達サービス企業デリバリー・ヒーローは9.1%上昇し、過去最高値を付けた。韓国の同業ウーワ・ブラザーズ買収計画について、韓国独占禁止当局の要求に応じてデリバリー傘下の韓国出前アプリ、ヨギヨを売却すると表明したことが好感された。

○米国株式市場は続伸し、主要指数が最高値を更新して取引を終えた。新型コロナウイルス追加経済対策法案がトランプ大統領の署名を受けて成立したことで、景気回復への期待が高まった。

○トランプ大統領は27日、新型コロナ追加景気対策・歳出法案に署名。これにより、失業給付の特例措置が再導入され、連邦政府機関の一部閉鎖も回避されることになった。
○新型コロナの感染拡大防止策で打撃を受けた航空・クルーズ関連などが買われ、S&P1500航空指数は0.9%上昇。追加景気対策では航空会社向けに150億ドルの支援が盛り込まれた。

【主なニュース】
米国
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2020年12月28日 10:11 JST トランプ氏、経済対策法案と歳出法案に署名-政府機関の閉鎖回避


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