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車載動画のカメラはどこを撮るべきかを考えた話

車載動画なのか空の観測動画なのか。

今回は車載動画の肝ともいえる、どこを中心に映すかを説明する。
なお、今回はですます調ではないので、偉そうに感じるかもしれないが、ご容赦いただきたい。

有名人が誰かとおしゃべりドライブをする動画でもない限り、だいたいの車載動画は前面展望の映像が流れる。もしくは360°カメラの映像であろう。
競合調査と称して、他チャンネルの動画を拝見するのだが、まれに視聴自体が辛くなってしまうような動画に遭遇する。

そういった動画はほとんどが空を映している割合が高い。

構成を見比べてみればわかる

次の画像はどれも同じ映像を切り取ったものだが、どれが見やすいだろうか。

地面が 25%
地面が 33%
地面が 50%

私個人の感覚では 50% がベストに感じるが、33% がいいという人がいるかもしれない。しかし、 25% を推す人は稀だろう。

画面を見たときに、人の視線は情報量の多い部分に引き寄せられる。車載動画の場合、地面や建物の情報量が多いためそちらに引き寄せられる。空というのは情報量が少ないのである。
そうすると、25% の映像では、画面下に視線が誘導されてしまって、窮屈に感じてしまう。
雲の形が好きで「空に注目するのが当たり前だろ!」という人や、「あそこに珍しい鳥が飛んでいるだろ!」という人がいたら申し訳ない。

【結論】33%~50%は地面を映した方が見やすい

空成分多めの素材がたくさんあるかたへ…

「そんなこと言ったって、撮り溜めした動画がたくさんあるんだよ。捨てろっていうのか?」という声が聞こえてきそうである。
動画素材を捨てないで済む方法があるかもしれない。小手先のテクニックではあるが紹介する。

上下を切り落としてみる

上下を黒帯で覆って、なるべく情報量を中心に寄せてみると次のようになる。

なんか映画のようなオシャレな雰囲気になってしまった。いや、本気で映画をやってる人に失礼な気がする。
小手先の修正であるが、画面全体でみると情報量の偏りが軽減されている。
黒い枠が気になるのであれば、余白(この場合は余黒と呼ぶべきか?)に走行経路を出してもいいかもしれない。

拡大してみる

さらに小手先のテクを重ねて、素材を110%まで拡大してみる。

下から40%の位置に建物や情報が見えるようになった。最初に比べるとかなり見やすくなったと思う。
ただし、拡大率を変えるのは映像が荒くなるため、やりすぎには注意が必要だ。

【結論】撮影した素材が微妙でも編集である程度カバーできる

車載主が増えてくれた方がうれしいので、今後もこういった情報を発信していきたいと思います。それではまた今度。

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