【悲報】ゴジラルーム、無能だった…。
現在「ゴジラマイナスワン」がハリウッドでアカデミー特殊効果賞を受賞したり、「ゴジラ×コング新たなる帝国」が日本でも20億円突破目前に迫るなどゴジラコンテンツが日米ともに膨張していっている東宝。
しかしながら、その未来は暗そうである…。
というのも、5月1日時点でこんなニュースが流れてきたのだ、
どうやら東宝のゴジラルームというIP管理部署が映画サイトの取材を受けていたようだ。
その取材によると、このゴジラルームとやらは以下のような制約を作品ごとに課していることがわかったのだ。
その制約事項とはずばりこれである。
つまり要約するとゴジラのNG項目とは、以下の物となっている。
ゴジラは食べない
ゴジラは死なない
ゴジラはしゃべらない
このアホなNG項目は、いくらなんでもやり過ぎである…。
しかもこの項目、実は過去作でほとんどやっているのだ。
まずゴジラは食べないであるが「三大怪獣地球最大の決戦」ではゴジラが鯨を追いかけるシーンがあった。
何だったらそのシーンが玩具化していることもあったほどである。
これは何のために追いかけていたかというと後にこういう感じで漫画化されていたことからもわかるが、ゴジラにとって鯨は貴重なたんぱく源なのである。
さらにいうと、「ゴジラvsメカゴジラ」でゴジラの幼体であるベビーゴジラがハンバーガーを食べるというシーンがあった。
このようにゴジラはちゃんと物を食べるのだ。
こういうシーンがあるからこそ、ゴジラというキャラクターは生物であるというリアリティーが生まれるのだ。
というか、自分はこういうゴジラの生物としての生臭さを感じるシーンがかなり好きなのだ。
しかしだ…今回はなんてゴジラが捕食するシーンをNGにしてしまったのだ。
これは愚かの極みとしか言いようがない…。
なぜこんなことをしてくれたんだ…。
まず基本的にゴジラは生物である。ある意味では、神的存在でもあるがそれ以前に怪獣という生物である。そこは失ってはいけない。
そういった生の怪獣としての本能を否定するのは、映画の作風を狭くしてしまう最悪の悪手なのだ。
次に死なないであるが…。
これは違和感があるのだが、そもそも1954年版からゴジラは人類が生んだオキシジェンデストロイヤーで倒されているのだ。
また、「ゴジラvsデストロイア」で、メルトダウンをして死ぬゴジラという名場面がある。
つまりいくらゴジラがどれだけアイコンであっても死からは逃れることはできないのだ。
そういった場面があるからこそ、ゴジラというキャラクターの悲劇性があるのである。
最後のしゃべらないについても、ぶっちゃけ「地球最大の決戦」でもうすでにしゃべっているのだ…。
とまあ、このように過去のコンテンツで色濃くやった名場面の数々をまあ否定するような項目ばかりがずらーっとならんでやがるのだ。
はっきりいうけど、東宝さんというかゴジラルームの皆さん過去作を観ていたらっしゃるのでしょうか…??
というか、こういったNG項目を今更盛り込まれても時すで遅しなのだ。
過去作の「ゴジラが鯨を襲う」とか「ゴジラだって最終的にはメルトダウンして死ぬ」といった象徴的なシーンや設定があるからこそ、その映像化をしたいというのがファン心理であるとおもうのですが、これは全否定するということでいいですか???全部NGなんですか????
はっきりいいますが、僕はゴジラルームの皆さんに失望をしております。
僕個人としてはゴジラ映画でいつかゴジラが他の怪獣を捕食するという場面をやってほしいと心の奥底から思っていたのですが、それはダメなんですか???
というかなんですかこのアホな項目は…?
正直こんなのよりも大事なところがあるんですよ。
それは「ゴジラは人類が行った核兵器実験の犠牲者である」ということ。
というのも「キングオブモンスターズ」でゴジラが核兵器で強くなり、それをいいことであるように描くの正直不愉快だったんですよ。
ゴジラでそれをやられるのは腹が立ちました。
そこら辺をNG項目で入れるべきじゃなかったんですか???
なんで「捕食NG」とかなんですかね…?
真面目に作った項目なんかですかこれは?
あとそれからちびゴジラ…?だっけあれを功績みたいにほざき散らかしておりますが、ちびゴジラなんて子供誰もつけてないですし観もしないですよ???
そもそもこの微妙に似てないやつをゴジラと読んでほしくないんですが…。
というわけで、何とも恥ずかしい話である。
まあこんな感じでアホなNG項目を作っているようでは、ゴジラというコンテンツの未来は絶望的に暗いといえるでしょう。
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