見出し画像

鳥取県の西部にある、とても素敵な小さな町【南部町の魅力 前編】

鳥取県に行ってくる、と人に言うと、ほとんどの場合に「砂丘?」と聞かれる。
その度に、砂丘からはめちゃめちゃ遠い方なんだよね〜、と答えている。
鳥取と言えば、砂丘。
それが世間的なイメージかもしれないし、何よりかつての自分もそう思っていた。

でも、鳥取県には砂丘以外の魅力もたくさんある。
なかでも、私がよく訪れている鳥取県西部・南部町という町は小さいながら魅力たっぷりの町なのだ。

鳥取県の地図。鳥取砂丘と南部町は遠い。

きれいな景色

南部町から見える景色、南部町の景色はとても、きれいだ。
晴れていれば、中国地方の富士山とも言われる大山が綺麗に見える。

母塚山からは、大山がよく見える。

フラワーパークとっとり花回廊に行けば、花畑と大山のコラボレーションを楽しめる。

とっとり花回廊から見える大山はとてもきれい。

町内では、緑水湖という湖もあり、周囲の山々と合わさって景色が綺麗だ。

夕方の緑水湖の風景。雄大な自然が広がる。

日本一(だと私が思う)食べ物たち

最初に、鳥取西部で売られているお土産から。
因幡の白うさぎと、白うさぎフィナンシェという名前のこの2つのお土産菓子は、日本一美味しいお土産なのではないかと思う。本気で思ってるし、そう思って色んな人に渡したり勧めたりしている。
最初に白うさぎフィナンシェを食べたときは美味しすぎて感動した。最近は因幡の白うさぎの方にハマりつつある。

世界一美味しい(と私が思う)お土産、白うさぎフィナンシェ。

日本一美味しい(と私が思う)ジェラート屋pa cherry bが南部町にはある。私が思っているだけだけど、友達にも「たしかに日本一かも」と言ってもらえた。なぜだか自分のことのように嬉しかった。
私が南部町を訪れる理由の半分くらいは、ここのジェラートを食べることだったりする。

毎日、売っているフレーバーが変わるという楽しさ。
そして、売っているフレーバーもここでしか食べられない独特のものが多く、地元の食材を使った素敵なメニュー。
私の最推しは、いちじくシナモン。南部町特産のいちじくがとても美味しい。これぜひみんなに食べて欲しい。

pa cherry bのジェラート。食べたい。

いちじくと言えば、緑水園という湖のほとりの施設で売っている「西伯特産 いちじくジャム」も食べてほしい。
気軽にお土産に買ってみたところ、驚くほど美味しかった。
これに惹かれて、普通のいちじくジャムとかも買って食べてみたのだけれど、美味しくなかった。緑水園のいちじくジャムこそが美味しい。

食べかけでごめんなさい。東京で西伯を味わえる。

どんな生活があるのか

南部町に行くとどんな生活が送れるのか。
食生活をちょっと覗いてみよう。

町内には、一般的なスーパーが1つとコンビニがいくつかある。
そしてそのほかに、4つもの野菜市が開かれていて、地元の農家さんがつくられた野菜が並んでいる。
私も南部町を訪れると、朝から野菜市に野菜を買いに行き、買った野菜で料理をする。

野菜市で買った野菜でご飯をつくる。

つくるだけじゃない、食べに行く場所もある。
町内には、美味しいレストランもいくつかある。
地元の人たちが行くような定食屋や居酒屋に私もお邪魔させていただくのだが、どこも美味しいし、入りやすい。
特に、南部町でよく知られた居酒屋「あっちゃん」は、南部町に足を運んだならぜひ寄ってほしいお店である。

地元の居酒屋「あっちゃん」の看板メニュー、チキン南蛮。

南部町の人たちは、とても元気だ。
私がいつも泊めていただいている「米や」さんの一階は、コミュニティ・スペースになっていて、地元の方が集まってよくイベントを開かれている。
知り合い同士の集まりをするときもあれば、親子が集まってくるお祭りをやっているときもある。
私が訪れたときには、主婦お二方がチャレンジキッチンを開かれていて、健康的な料理をいただいたこともあった。

コミュニティスペース&お試し住宅の「米や」さん。
チャレンジキッチンでいただいた食事。お肉は使われていない。

イベントは、民間運営の米やだけでなく、「キナルなんぶ」など町の公共施設でも行われている。
更には、年に何回か町全体が絡む大きなお祭りも開かれる。
例えば、11月には「富有の里マルシェ」と題して、町の事業者が出店を出したり、町に関する問題が出題されるクイズ大会が開かれたりしていた。

富有の里マルシェ2023の様子。晴天で多くの町民が集まる。

なぜ町に惹かれるのか

1人の東京の大学生である私が、こんなにも鳥取県南部町という、遠くにある小さな町に詳しいことに、疑問を持つ人も多いかもしれない。
現地を訪れていても、よく「地元の人なの?」と聞かれることがある。
もちろん、違う(地元は栃木県宇都宮市)。
それではいったい、この町の何が私をこんなにも惹きつけているのか。
町の性格や私が感じていることは、後編へ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?