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映画:すばらしき世界(2020年公開)

自宅で鑑賞。

原作は佐木隆三氏の「身分帳」(1990年講談社より刊行)。実在した犯罪者への取材内容を基にして書き上げた作品。

経緯は忘れてしまったが、本作品の公開前に原作を読んでいた。主人公である三上のカッとなったり、真っ直ぐで不器用な性格によっておこる出来事が、淡々と書かれていた。読み終わった後はひどく疲れたことを覚えている。つまり、いろいろと考えさせられた。本人の努力次第で、決して幸せになれるわけではない。

映画では、三上の人間性を深く表現するためにいろいろな出来事が肉付けされている。それを演じる役所広司さんの演技がまた上手い。

原作ではハッピーエンドになっていなかった。映画では、ハッピーエンドと思えるかもしれない。

良い映画でした。

おすすめ。


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