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ヘリコプターペアレント

ヘリコプターの特徴は空中停止(ホバリング)できること。
子供のペースが何であれその近くでパラパラパラ…とはりつけるのがヘリコプターペアレント。そして見守るだけでなく目の前に予想される障害物を取り除いてあげる、要するに過保護な親のこと。

子供の経験値を下げ失敗したり間違えたときの対処がわからない、結果、挑戦することも決められない自主性がなく自己肯定感が低い子供になりがち。

類義語としてカーリングペアレントというのがあるそうです。
子供の道のりを先回りしてブラシで道をならしてあげるペアレント・・・

ただ、特性の強い子供によっては、やはり道をならしてあげる、合理的配慮が必要なケースがある。ほっておいたら崖からおちるかもしれないし・・・

ペアレントトレーニングで学んだ言葉に、発達の最近接領域というのがあるそうで(ヴィゴツキー)近い将来に到達する発達水準に近い適切な難易度の課題、適切な援助を用意し、関心を持てるように働きかけ、手本を示したり援助したりして足場をつくり、次第に他者のヘルプがなくても自力でできるようになっていく。
発達過程は子供によりそれぞれ。それを見極めて手を回しすぎずある程度現実的な選択肢をあたえ、リスクを事前に共有して予測させありうる選択肢のなかから本人に選ばせる。

この春から息子はスマホを持っている。
スマホにはGPSで本人の位置確認をすることができる。
道を間違えていると連絡したくなる。
家に忘れ物を見つけると届けたくなる。
部活を選ぶ時も一緒に見学したくなる。
中学生にこれはないよね・・・。

ヘリコプターに乗っている自覚とこれからの準備が必要なこの頃の私です・・・。

#発達障害
#ヘリコプターペアレント
#ペアレントトレーニング

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