パーソナルトレーナーが検討すべき保険について

パーソナルトレーナーのための保険って入るべき!?入らないべき!?

みなさんこんにちは。
代官山でパーソナルジムを経営、自身でもフリーで活躍するトレーナーが増えるよう情報発信をしている小川です。

突然ですが皆さん事業保険には加入していますか?
私も所属でのトレーナーを3年、フリーで2年ほど活動していますが実は今まで保険には入っておりませんでしたが、
知人のトレーナーが入っていると聞いて、入るべきかちゃんと考えたほうが良いと思い今回加入の検討をしました。

これを読んだ方が自分は入るべきか、また入るならどれに入るのが良いかなどお考えいただけると幸いです!


【事業保険って?】
パーソナルトレーナーの保険というのは、平たく言うと下記のリスクを抑えることができます。
1. 仕事中にクライアントに怪我をさせてしまい、損害賠償を払う
2. 場所を借りて活動している人で、設備を壊してしまったときの損害賠償
3. (怪我や病気の際に急激に収入がなくなったときに備え、対応してくれる保険)

ざっくりいうとこんなリスクです。
中でもいちばん大事なのが、1,2でして、額としても人の怪我などは額が非常に大きくなる(下手したら億レベル)リスクがあります。

2はよほど変な使い方をしたりしない限りは請求されることは多くないと思われるため、やはり1が怖いですね。

3については、事業主として活動していると不安になる方も多いと思います。
しかし3については
・売上ではなく、確定申告などで出している利益の内最大50%など、あまり保険でかけられる金額が大きくない(節税している人は下手したら保険効かない)
・保険料が高い:仮に月30万円をがんや障害などで働けなくなったときに受け取る場合、月4000円以上かかる
・障害1,2級、入院、精神病などにかからないとうけとれない:そもそもその状態になるリスクはそんなに高くないし、なってもそんな医療費はかからないので、普通に貯金で備えたほうが良い。

などの理由で入るのをやめました。

もし必要な場合は普通に別途就業不能保険に入ればいいと思います。

【加入を検討しなくてもいい人】
会社に所属しているのパーソナルトレーナー
フィットネスクラブでしか活動してない人

会社に勤務してトレーナーとして活動している人は、そもそも会社(法人)の責任になるため、
基本的には保険への加入は不要です。

また、会社に所属をしていないとしてもエニタイムや、コナミなどフィットネスクラブで活動している人は、
施設の管理責任があるため、一般的な指導の元、クライアントの怪我などが生じた場合は保障の責任は生じません。

実際に過去にフィットネスクラブのプールで溺死があったときや、スタジオレッスンにて怪我が起きた場合なども、クラブが責任を追求されているケースが多いようです。


【事業保険の比較】
では実際に事業保険にはどんなものがあるか見てみましょう。

僕がぱっと探した感じ、下記のものがありました。
1. 資格に付与した保険
1. nesta
2. NSCA
3. JATI
4. JHCA
2. 資格に関係なく誰でも加入できる保険
1. 日本スポーツ協会
2. フリーランス協会

【比較のポイント】
・対人での補償金額
前述の通り、最も保険をかけたい対象としては、指導中のクライアントの怪我などに対する保証になります。
大体の保険は1億円が限度でかかっていますので、それくらいあれば問題ないでしょう。


・保険料
大体月に10000円程度です。
料金は安いに越したことはないですが、協会保険や、別の独立した保険ともにあまり料金も変わらないため、基本はどこでも問題ないのではないでしょうか。
NESTAやNSCAなどは資格の更新などの会員費用に保険も含まれているため、そこで入っている人は別途加入の必要はないでしょう。

もし別で入るならば個人的に日本フリーランス協会の保険がおすすめです。

対人の保障もありながら、パーソナル専門ではないため。


また器物損害も含まれているため仮に、レンタルジムなどで活動していて、壊した場合も保証してくれます。
他の保険は対人に特化しすぎて対物の保険はカバーされていないものが多いため、あると安心です。

【結論】
・対人での損害賠償にたいして適切な金額の保障が入っていればなにも問題なさそう。
・上記に上げたものなど、基本的には保険料についてもあまり大きな差はないので、所属している団体の保険か、所属団体の更新料を節約するならばフリーランス協会の保険など、無所属で入れる安価な保険がおすすめ
・就業不能保険は目的と異なるので、別途検討すれば良さそう。

【参考】


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