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心理学の学びをASDの次男で試している



メールマガジンのゆるい心理学講座

鏡の法則で有名な野口義則さんの心理学自己実現塾に登録して2年目になりました。
野口さんのVoicy、動画対談(YouTubeやインスタライブ)、clubhouseなど、興味深い内容が多く、どれも無料で情報を得る事が出来ていたので、有料記事のメルマガ登録をしました。
月1本の動画配信と、メールレターが週1,週2のペースで送られてきます。
月5000円のメンバーシップで決して安くないですが、他の無料配信のものがどれも有料級なので、無料配信+メンバーシップで考えると充分なボリュームだと思っています。
内容については野口さんもnote配信をされているのでそちらを参考にされるとよいと思います。
※メンバーシップの募集期間が1週間程度と非常に短期間の為、興味のある方は野口義則さんのXやInstagramをフォローしておくといいと思います。



実践して初めて身につく

野口さんの心理学講座は「なるほど!」とか、「いい勉強になった!」といった気持ちになりますが、実践して初めて身に付きます。
自分や相手を受け入れる、一歩引いて己を見る・・など、学んだことを実践する機会を出来るだけ作ろうと努力しています。

コミュニケーションがとりづらい次男との実践

そんな中、妻や友人といった身近な人間関係の中で、心理学講座の実践は勇気がいるものです。
どの様な反応をされるだろう? もしかして学んだことの使い方が間違っているのではないだろうか? そう思い始めると普段の自分のままで進歩していなかったりします。
自閉症の次男は言語理解が乏しく、コミュニケーションが非常に取りづらいので、心理学講座の実践の練習にはうってつけでした。
そもそも攻撃的な声かけをしたり、相手が嫌がるような声かけをする実践ではないので、次男に対して何も困る事もないでしょうし。
実践をしていく中で、明らかに私に対しての次男の関わり方に変化が見られています。
いつも寄り添うように近くに居て、居心地がよい様な雰囲気になります。

センスオブワンダーの世界観

次男の行動に対して受け入れる姿勢でいられるようになってくると、その行動の意味がわかるようになってきました。
一緒に散歩していると、とにかく時間がかかるのです。
道端の草木を見ては笑ったり、小さな綿毛を摘み口元に寄せてみたり、落ちている木の実の臭いをかいだり・・・・。
犬や猫を連れて歩いている方とすれ違うと立ち止まって動物の姿に興味を示したり。
こちらとしては、散歩するコースを決め、およその時間を計算して、どのぐらいのペースで歩けばよいか?と考えながら散歩するので、そんな次男の姿が耐えられなく、急げ急げと、声をかけ、手を足を止めない様にしていました。
ただ、それを受け入れ、観察していると、レイチェルカーソンのセンスオブワンダーの世界観が広がっていました。
自閉症という障がい、知的障がい、おかしな行動をとっていると思っていたのですが、(推測ですが)自然との対話を楽しんでいるのではないか?と考えるようになりました。


忘れていた自然観

今日の天気を聞かれてスマホの画面やテレビをつけていた自分の姿ではなく、空を見て、曇ってる、晴れていると応える そんな当たり前のことから離れてしまっていたなあと気づかされました。
花を見て花の名前を検索するのではなく、花の香りや、美しさを愛でる、そこには言葉が不要であることを次男から学んだ気がします。



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