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速攻型スピードフュージョンデッキ

ガラル!『がしら』です!
(そんな挨拶は無い)

 今回は自分なりのフュージョンデッキを組んでみました。フュージョンデッキの一つの型としてご紹介させていただきます。

※今回は結果とかは何も残してないので過去に作ったデッキを経歴代わりとして乗せておきます。

1.「フュージョン」デッキの強み

 「フュージョンデッキ」の強みは細かく言うとたくさんありますが、ここで言いたいことは大きく分けて2つです。

1.2エネで210ダメージ以上のお手軽ダメージ。
2.「ゲノセクトV」による1ターン内の大量ドロー。

 1番はこれまでにも「ビクティニVMAX」が近しいことをしていました。既存デッキとの差別点となるのは2番の方です。まずは、「ゲノセクトV」のテキストを確認しましょう。

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 はい、壊れカードです。特性「フュージョンシステム」は手札が自分の場の『フュージョン』ポケモンの枚数になるまでドローする効果を持っています。ドロー効果が弱いわけ無いのでまあ強いわけなんですが、ここで問題なのが同名ポケモンのターン1制限がついていないことです。つまり、「ゲノセクトV」を場に2~4体の複数体並べることが出来れば並べた数だけこの特性を使うことが出来ます。しかも、「ゲノセクトV」をたくさん並べること自体が特性「フュージョンシステム」で引ける枚数を増やすことに貢献するという噛み合いを見せています。ワザ「テクノバスター」は3エネ210ダメージで「ザシアンV」の「ブレイブキャリバー」の下位互換となるのでちょっと使いにくいです。ですが「ミュウVMAX」のワザ「クロスフュージョン」がこの問題を解決してくれています。

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 「ミュウVMAX」はワザ「クロスフュージョン」によってベンチの『フュージョン』ポケモンの技をわずか無色エネ2個で使うことが出来ます。これにより手張り2回で210ダメージを叩き出せます。そればかりか、同時収録の「パワータブレット」の存在でさらにそれ以上のダメージを出すことまで可能です。耐久もHP310とVMAXの中では低い方ですが一撃で倒すのはそれなりに苦労するレベルではあります。「ウィークガードエネルギー」が使える間は悪タイプでも突破は難しい場合もあります。

 まとめると『フュージョンデッキ』の強みは「ゲノセクトV」で毎ターン大量ドローしリソース確保「ミュウVMAX」で技を使って盤面を制圧することにあり、それがこのデッキの基本的な立ち回りになると思われます。

2.強みを活かすために

 前章で挙げた強みを活かすためにどうすればいいか考えます。活かすといっても今回やりたいことは簡単で、『1ターン目で「ゲノセクトV」をたくさん並べて2ターン目で「ミュウVMAX」が技を打てる状況を作る』のこれに尽きます。要は速攻デッキです。そのためには「ミュウV(VMAX)」へ毎ターン手張りが必要なわけですが、「ゲノセクトV」さえ展開出来れば特性「フュージョンシステム」による大量ドローが可能なので、「ミュウV(VMAX)」への手張りはその動きの中で行うことはそれほど難しいことではありません。つまり、第一に優先したいのは「ゲノセクトV」を大量展開することになります。しかも1ターン目の手張りを確実に行いたいので「ゲノセクトV」の展開は最初の1ターン目が勝負所と言えそうです。なので今回のアプローチは

1.1ターン目で「ゲノセクトV」を大量展開し大量ドロー。
2.2ターン目から「ミュウVMAX」がワザを打てる状態を作る。

となり、これら2点に重きを置いて構築を考えました。

3.デッキ構築

 1ターン目の大量展開と言うと新弾でも収録されたこのようなカードがあります。

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 このカード1枚で「ゲノセクトV」が3体展開出来る上に、いざとなれば「ミュウVMAX」も持ってこれるし強い!と言いたいところですがこのカードを含めサポートをメインに据えた展開方法には問題点が大きく2つあります。1点目はサポートは1ターンに1枚しか使えない点です。ゲノセクトV」の特性「フュージョンシステム」が抱える欠点の一つが手札に消費出来ないカードがあるとドローできる枚数が減るということです。つまり、1ターンに1度しか使えないサポートカードを何枚も採用することは手札詰まりを起こすリスクが高まるということになります(これについての改善案は一応あります)。特にサポートの採用枚数を増やして困るのが、2つ目の問題点である先攻1ターン目に使えないことです。後攻なら引いたサポートを使えば1枚は消費出来ますが先攻の場合サポートカードは全て手札詰まりを起こすカードになります。そして、問題なのがフュージョンデッキは先攻になるとより強いデッキタイプであるということです。それは「ミュウVMAX」が出せる210というダメージに理由があります。2エネ210ダメージは破格の性能で、VMAXを相手にすると大体2パンするしかない程度の火力なのですが進化する前のVポケモンであれば「パワータブレット」などの存在も相まってほぼ一撃で倒すことが出来ます。そうなると進化前のVポケモンを後攻では基本的に進化出来ないという隙をついて先攻2ターン目で倒すことが理想になります。つまり、フュージョンデッキで最も強い動きは先2「ボスの指令」で狙ったところを「ミュウVMAX」で殴ることになると考えられます。フュージョンデッキは「ゲノセクトV」さえ並べることが出来れば大量ドローしながらこの動きを現実的に十分行える稀有なデッキと言えます。そうなると、サポートを展開の主軸にするとこの最強の動きがしにくくなってしまうので何か別の方法を探す必要があると考えました。

 つまり、今回は【サポートに頼らず盤面を作り、先2「ボスの指令」を使えるデッキ】の構築を目指します。

 サポート以外の展開方法として『クイックボール』などのグッズによる展開が挙げられます。こちらは先攻1ターン目でも問題なく使えて、1ターン内の使用制限もありません。つまり、手札に来たその瞬間から(使うための条件を満たせば)使うことができます。よって今回はグッズによる展開に重きを置きたいと思います。グッズによる展開方法として強力なカードが「フュージョンアーツ」で収録されました。「バトルVIPパス」です。

バトルVIPパス

このカードは先攻だろうが後攻だろうが自分の最初の番であれば好きなたねポケモンを2体も展開できます。サポートもびっくりな効果ですね。しかも、1ターンの使用枚数制限もありません。グッズ1枚が「ゲノセクトV」2枚に変わるのだから破格の性能です。先攻最強デッキを目指したいので今回はこのカードを採用したいと思います。ただ、強力な効果がある反面、このカードには大きく2つの欠点があります。

1つめはグッズであることです。サポートと違い「ポケギア3.0」などによるサーチが行えません。2つ目は2ターン目以降に死に札になってしまうことです。今回はこの2点の問題を出来るだけ解決する方法を模索します。

※CLまたはシティで知り合いまたは自分が使う可能性があるので以下から一応有料にさせて頂きます。過去の経験から、こんなデッキを作っていたというエビデンスを残すことが今回の主な目的で内容を隠すことが本質ではないため、京都か福岡のCL終了後・自分のシティリーグ終了後・カードプールが変更されるときなどタイミングを見て値下げしたり無料に変えたりする可能性があります。以上の点にご納得いただける場合のみご購入お願いいたします。

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