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学校のリーダーシップ(前編)~ビジョンからスタート~



リフレクションの共有

教職大学院に入学してから2か月がたち、第一タームが終わった。
大学院ではリフレクションをeポートフォリオを使って記録して、成績処理にも使われていく。

講義を総括しての振り返りを基に、大学院での学びを共有したい。

学校マネジメントとリーダーシップの講義を受けて
1 組織マネジメントに必要な視点は

初回の授業で次のようにリフレクションを書いた。

学校をマネジメントするリーダーシップについて、

『「ビジョン」がぶれずに芯のある姿勢であり、ビジョンに向けてカリキュラムを臨機応変にデザインするチーム力であり、職員一人ひとりがビジョンに向けて走ることができるエージェンシーである』

すべての講義を通して、全職員で共有している学校のビジョンが出発点になることを学んだ。

本校において、様々な分掌組織と学年組織が縦と横の関係で職員をつないでいる。
このつながりを生かすためにビジョンという「共通言語」を現場に浸透させたい。

ビジョンの持つ3つの側面

ビジョンには3つの側面があると私は定義付けたい。
1つは「子どもの姿」という1次円の捉えである。
子どもが輝いてこその学校である。どんな子どもへと発達を支援するのか。具体的なイメージを持つことからスタートするべきだ。

2つ目は「自分たちの強みと課題は何か」という2次円からのアプローチ視点である。この、差し手意識こそ、学校マネジメントの中核だと感じる。
公立は、毎年人が入れ替わる一期一会な空間である。
だからこそ、変わらない良さ、変わっていく良さを両方大切にしたい。

そして、3つ目は「どんな資源があるか」という3次円の捉えである。
自分たちが学校を通して、様々な人をつなぎ、子どもの発達を支えているという自覚と主体性を発揮するマネジメントを進めたい。
クレイジーキルトのように、集まった布を使って、その地域でしか作れない生地を作る意識を高めたい。


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