コンテンツSEOで上位を目指すときやってほしくないこと

それは、「上位記事のコピー」です。以上。

……もしかして、「コピー」についておわかりになっていない方が万が一にもいらっしゃるかもしれません。願望込みですが、少々きつめに「コピー」を定義したいと思います。

※この記事は具体的な著作権違反を判断するものではありませんが、いわゆる企業の「コンプラ」上、ここまで厳しく認識すればよいというところまでは言っているつもりです

コピーその1:文章の完コピ

こんなもの解説するまでもありませんね。犯罪です。もし経験則上、上位記事の文章を完コピすることで順位が上がる!みたいなものがあったら、今すぐその経験則を忘却してください。はっきり言って害悪です。

検索エンジンも完璧ではなく、明確な文章の完コピがある後出し記事が、コピー元の記事の上位に来ることがあります。都市伝説ではなく実際に見てしまいました。そういう場合は怒りを込めて、検索エンジンのフィードバック機能を活用させていただきます。どれほど反映されるのかは知りませんが。

コピーその2:論理展開のコピー

いわゆる「構成」のコピーです。

もちろん、同じようなテーマを解説することはよくあることです。たとえば「エンゲージメントの上げ方」について、多くの企業が記事を書いたとしても、それは何ら咎めるべきものではありません。

ただ、それらの記事構成を見ていったときに、何故か同じものが並んでいることに気が付きます。論理展開というのは独自性の源泉であり、それをコピーすることだって本当は犯罪認識したほうがいいのです。(実際はグレーゾーンは存在すると思います)

少しSEO担当者っぽい文言で話すと、たとえば「h2」「h3」レベルで他記事と似たような構成の場合は注意します。「h1」は記事のタイトルに当たる部分ですから、仕方ないでしょう。番号が増えていくに従い、危険度は上がっていきます。

礼節>>>>>順位の認識を

そもそもこのようなコピーをしてしまうのは、他の記事に対する礼節に欠けているからではないでしょうか。コピーをすることは失礼どころの話ではありません。むしろ、①他の記事を一文くらいでまとめてしまい、②「こういう考え方はだめだ!」と③名指しで言ってしまうほうが礼節をわきまえています(丁寧に言えば、これを①「咀嚼」し②「批判」し③「参考資料」にするといいます)。

「で、順位は上がるの?」と言われ、そうそう「礼節>>>>>順位」を明言することは難しいでしょう。ならば、現場の作成主体は、黙ってこのマインドを掲げ、より良いウェブの実現があってこそ、自社の長期的成果であるという認識をすべきです。「SEO汚染」などという言葉が一般化してからでは遅いのです。

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