SEOで一生維持されそうなトレンド
2021年の暮れに、SEOの「トレンド」について、界隈で有名なサイバーエージェントの木村氏が下記のようにおっしゃっていました。
2021年のSEO振り返り
— 木村賢(Satoshi Kimura) (@kimuyan) December 15, 2021
"動いたり動かなかったり" "上がったり下がったり止まってたり"
2022年のSEO予測
"良いサイトやサービスやコンテンツを地道に作っていけば凸凹はしながらもトータルでは上がるんじゃないですか。知らんけど。"
以上でーすhttps://t.co/1YvR4nOTaP
それですよとしか言いようがない感じです。もう少し予想感を出すのであれば、僭越すぎて恐悦至極に存じますが、下記のように付け加えさせていただきます。
検索エンジンは、より人間的に変化していく
正直これも何も言っていないも同然ですが、どういうメッセージを込めたのか解説します。
人間的=①0と1の判断ではない
私が特にテクニカルな部分で感じるものです。canonicalなんかで特にそうだと思います。自動的に100%無視したりすることがないというのは、柔軟な発想をする人間と似ているところです。
賢明な読者の方ならお気づきでしょうが、コンテンツの部分ではとっくに0と1の判断ではありません。字数、キーワード数、記事内のリンク数……これらで一つでも、今年決まった基準が発表されたことがあったでしょうか。万が一、億が一出てきても、すぐに訂正されることでしょう。こんな簡単にフォローできる「基準」は、悪用の対象となり、検索エンジンの価値を著しく貶めるからです。
人間的=②絶対的なものではない
検索エンジンは、いくらでも間違えたものを表示します。それを訂正しようとする営みこそが「アップデート」であり、毎日いくつも行われているという言及がされています。
悲しいことに、検索エンジンで上位にあるものを盲信する方々は一定数存在します。経営者層・上司がそのような考えだったとき、振り回されるのは実務担当者です。夏頃、titleタグ騒動でバイデン氏が副大統領と間違えられたときを思い出し、検索エンジンは神ではないことを突きつけなければいけないのです。
人間的=③多様で、個別的
調べるキーワードによって、検索エンジンは全く違った様相を見せます。「ご安心ください」と「ごあんしんください」の検索結果がかなり違うのをご存知でしょうか。日本の文化に配慮した素晴らしい多様性です。
無数のキーワード、つまり無数の調べものに対し、無数の回答がありえます。これ一つで〇〇に関するすべての検索ニーズをフォローできる!なんて夢物語は考えるだけ無駄です。無数のニーズから「選び取る」ことはいつでも考えなければいけません。
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