アニメバンドリ二期を見てモヤモヤした話

アニメ「BanG Dream!」二期を全話見た。
バンドリをディスっているわけではないしそのつもりもないけど、ずっとモヤモヤしているのでここで吐き出させてください。すいません。アニメを見た方向けです。

私がバンドリを始めたのは2018年の夏で、男性向けジャンルにハマったのは艦これに次いで2回目です。
(艦これは男性向けだけど女性もそこそこ多い印象があるし、ちょっと違う気もするけどとりあえず)
ちなみに推しはハロハピの美咲。ハロハピのストーリーを読み始めたとき「やっと現実味のある子が出てきた……」と感動してから美咲が推し。

バンドリは楽しい。ストーリーも面白い。イベントも楽しい。
でもポピパのバンドストーリー1話を読み始めた時からもうモヤモヤしていた。他のバンドだとそんなことはないのに、ポピパだけはどうしてもモヤモヤする。

他のバンドは何か問題が起きてもそのメンバーに考えがあるんだとわかるし、そのうちメンバー同士で相談が始まるからストーリーを読んでいて不安になることはない。しかしポピパはお互い遠慮するのか相談に至るまでがえらい長い。
いやいや君たちほんとはちゃんと言い合える仲なのに何をそんなに遠慮してるの!?
男性向けってこういう感じなのか? という疑問が拭えなかった。
私が女性同士のいざこざが苦手というのもあるけど、それにしてもポピパは報告・連絡・相談が足りなさすぎでは? 少女漫画か? などと考えてしまった。

そこからのアニメ二期である。
一期も見ようと思っていたけど、バンドストーリーで読んでモヤモヤしたものを映像で見るのか? と思ってしまって見られていない。

前半はよかった。バンドリの世界ではバンドのライブでペンライトを振るんだな……という違和感だけは最終話までずっと残ってしまったけど(ペンライトを振るのはアイドルと2~2.5次元のライブだけでは……バンドリの世界は違うんだな……と思って見ていた)、
どのバンドもどのキャラもまんべんなく出てきたし(これはまんべんなく出ないと問題になるからだろう)美咲も思ったより出てきて喋ったので満足した。
問題は後半から、おたえがRASのオーディションを受けたあたりからだ。

おたえがギターがうまくなりたいと考えるのはごく自然なことだろう。ギターがうまくなりたい、修行したいというのはうまくなりたい人なら誰でも出てくる考えだろうし、そのことについて香澄が「いいよ」と言って送り出すのもわかる。
レイと再会して一緒にバンドやろうと言うのもわかる。RASにサポートで入ったのはオーディションの結果なので問題ない。
問題はこの後だ。

いくらライブがプロの仕事だからとはいえ、チュチュはなぜバンドメンバーとライブ日程のすりあわせをしなかったのか?
おたえが文化祭ライブがあることをチュチュに言い出せなかったのが悪いとは思わない。例え言い出せたとしてもチュチュはライブの日程変更はしなかっただろう。
しかもおたえはそこで文化祭ライブもがんばると言った。そして文化祭ライブに間に合わせようとして結局間に合わなかったことを、おたえは泣いて悔やんだ。これにすごくモヤモヤした。おたえの性格を考えればしょうがないのかもしれないけど、それでも泣かれたら周りは何も言えなくなる(実際有咲が何も言えずに立ち去っている)。
私はこういう、言いだした本人が実行できずに泣く女性がとても苦手だ。もちろんおたえは悔やんでいるからこそ泣いてしまったんだし、がんばるからといってもどうしようもないことがあるのはわかる。
しかし泣かれたら周りは何も言えない。

おたえが一人で修行してもポピパの成長にはならない。修行するならバンド全員で成長しなければならない。一人だけうまくなってもしょうがない。
でもおたえが修行したいと言えば香澄は「いいよ」と言うし、がんばると言えばがんばってと言う。その結果できなかったからと言って泣かれたら何も言えない。
そしてこういう女性、シチュエーションや本人の性格こそ違えど実在する。そこに照らし合わせてしまってモヤモヤしたんだろう。

アニメに対してこんな風に感情移入してモヤモヤすることは今までなかった。
自分がターゲットに入っていないであろう男性向けジャンルなのでしょうがないんだろうか。他に比較できるものがないのでわからないけど、とにかく後半~最終話手前まで(おたえがサポートを辞める決断をするまで)1ヶ月ほどモヤモヤしっぱなしだった。
おたえがポピパに向き合うまでも長いし、沙綾がおたえにポピパを辞めないでと言うまでも長い。ポピパは先に進む一歩が長くてじれったい!
そして次の話に行くまでに引っ張っている感じが何となくわかってしまう。このせいで余計にじれったい!

あとチュチュの自分のことばかり考えている態度にもモヤモヤがあった。口が悪いと前置きすれば何を言ってもいいのか?
とはいえアニメに対してそんなことを本気に考えてどうするんだとは思う。自覚はある。すいません。

それから個人的にすごく気になったのが六花の方言。
六花の出身地について詳しくはないけど、出身地には比較的近い方なので何となくわかる。六花の方言は岐阜ではなく名古屋弁だ。
イントネーションは岐阜っぽい感じだったからそこは合っていると思う。でも六花の使う方言はどう聞いても名古屋弁。
アニメやドラマなんかの方言は突っ込み始めたらきりがないとはいえ、岐阜にこだわらなくても名古屋出身でよかったんじゃないか? 上京してくるなら名古屋でも岐阜でも大きく変わらないんだし……。

最終話は終わりよければすべてよしみたいな感じでまとめられていて、それはそれで何だかな~という感じ。チュチュが伏線を張っていったからそのまま来年に予定されている三期に続くんだろう。三期はもう一話を見てから見るかどうか考える。
先が気になるから見ていただけで、いいアニメだったか、人に勧めたいかと聞かれれば首を傾げる。

でもゲームの方は楽しいんだなあ。ゲームと曲はおすすめ。ライブはまた別次元だと思っている。

余談:この後三期も見た

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