個別指導塾の上手な使い方

急にどうした!?と思われるような記事です。
今日、以下のような記事を見かけました。

私も大学時代に個別指導塾でアルバイトをした経験がありますが、大体こんな感じだったなと懐かしい気分になりました。
それで思い出したのが、「せっかく塾に来ているのにあまり成果が出そうにないな……」と思ってしまうような生徒さんも多かったこと。
そこで、今回は個別指導塾の上手な使い方について私見ですが書いてみたいと思います。

個別指導塾は基本「自習のお手伝い」です

本当に多かったのが、「勉強は苦手!やる気もない!」という生徒さん。講師としても対応は正直大変でした。中3なのに足し算引き算ができない人もいたな。どうしろと。

どうもこういう人ほど、親御さんからすると「個別指導なら丁寧にマンツーマンで教えてくれるし、やる気がなくても何とかしてくれるだろう!!」となって個別指導塾に入ってくるらしい。

いやいや、逆だから!!!!!!!!!

個別指導の塾はこの漫画のように、講師1人に対して生徒が複数で進めるところがほとんどです。(筆者がバイトしてた塾は原則生徒3人でした)
また、講師はほとんどが大学生のバイトです。特別に教えるスキルが高いということはあまりありません。
そうなると結局、生徒さんにはテキストをやってもらい、必要に応じて講師が手助けするという感じになります。3人順番に。
実質的には自習してるところにたまーに大学生のお兄さんお姉さんがお手伝いしてくれるぐらいの感じだと思っておくのが吉です。

しかし、やる気がない人が自習をするのは難しい!!あと、最初の自分での理解度が低い人はそもそも自習が成り立ちません。こういう生徒さんに講師がつきっきりになることはできないので、かなり効率の悪い時間を過ごしてしまう可能性が高いでしょう。

じゃあどうすればいいのさ?

ってなるんですけど、やる気がないタイプの人は集団指導の塾がオススメです!本末転倒!!!

とはいえその方が講師の教えるスキルが期待できますし、年の近い人たちと一緒に学ぶことでやる気が湧くこともあるでしょう。

なお、集団指導塾でもあちこちに校舎があるチェーン店(?)みたいなところは、難関校受験向けになっていることが多く、上記のような人はついていけない可能性が高いです。個人でやっているような集団指導塾の方がフォローが手厚く向いているといえます。

こういう人には個別指導塾がオススメです

じゃあ個別指導塾の存在意義とは!?
となるんですが、やる気はあるけど苦手分野があってそこをカバーしたいという人にはオススメです。個別指導塾の大きなメリットとして、生徒側からこれをやりたい、とリクエストができる点があります。これは集団指導塾ではできないことです。

ただ、生徒さんが自主的にリクエストするには本人の学力がそれなりにあることが必要です。個別指導塾はある程度は成績がいい人向けであるといえます。

なお、講師の力量によってはリクエストに上手く答えられないような人もいるかもしれません。そのような様子が見受けられた場合は親御さんから塾長などに相談してみてください。

いずれにしても塾は補助的なもの!

塾に行くといっても、ほとんどの人は週に2時間×2回とか、その程度ではないでしょうか。学校の授業はその何倍もあると思われ、圧倒的に時間数が多いです。基本的には学校の授業の中でしっかり身に着けることが重要です。

また、もうひとつ重要なのが家庭学習です。ほとんどの学校では毎日のように宿題を課していると思います。また、塾でも基本的には宿題を課します。
ただ、個別指導塾でバイトしていたころは宿題はやってない生徒さんがほとんどでした。これでは効果がだいぶ落ちてしまいます。

家庭学習は、親御さんから子どもを気にすることが大事です。もちろんガミガミ叱ってしまっては逆効果になりがちです。それよりは、時には親御さんからも勉強を教えてみるだとか、一緒に取り組んでみるなどの機会を少しでも作ってもらえればなと思います。
(なお、私が見てきた中では、親御さんが塾に丸投げしてしまってる生徒さんは、成績が悪い傾向がかなり露骨に出てました。)

学校の授業と家庭学習を軸にして、塾は補助的なものとして活用していただくのが一番効果的かと思います。


急に誰向けなのかわからない記事になってしまった。読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?