大学に入学する新入生に伝えておきたいこと

もうすぐ4月なので、今年大学に入学する新入生に伝えておきたいことがあります。

それは、これから始まる大学生活においての心構え……などではなく、あなたが選択する第二言語の授業の話です。

基本的にどんな学部でも、外国語を学ぶ授業があります。私の大学時代の曖昧な記憶でお話しますと、「第一言語の授業」と言われる「英語」の授業、そして「第二言語の授業」と言われる「英語以外の授業」があります。

そして、この第二言語の授業は例えば「中国語」「韓国語」「フランス語」などの中から、自分で好きな言語を一つ選ぶことができます。

皆さんはきっとこう思うでしょう。
「中国語を習おう!だって時代は中国だから!」
はいはい。愚か愚か。皆さんは私と全く同じ間違いをしています。私も大学に入った時に「中国語を習おう!だって時代は中国だから!」と「第二言語」に「中国語」を選びました。

――私は死んだ。

いいですか?中国語は、選べる第二言語の中でもトップレベルで難しい言語です。「だって時代は中国だから!」という気軽な理由で選んで良い言語ではないのです。

例えば、中国語では「ア」という一つの言葉に4種類の発音があるのです。そして、「ア」に4種類の発音があるということは、「イ」にも4種類の発音があり、「ウ」にも4種類の発音があり、そして当然それぞれの発音ごとに、意味が異なります。

分かるか?中国語のヤバさが!

「じゃあ、一体どの言語を選べば良いんだ?」とお思いの事でしょう。

「○○ 第二言語 簡単」(○○には「フランス語」や「スペイン語」などのキーワードを入れてください)という検索キーワードで検索し、あなたの大学で選択できる、一番簡単そうな言語を選ぶのです。基本的には英語に近い言語がおすすめです。

「第二言語を簡単か否かで選択するとか……志低すぎない?」と思うかもしれません。ならば志高く中国語を選択すればいいさ。そして第二言語を学び始めて二ヶ月後くらいに思えばいいさ。「第二言語は簡単か否かで選べばよかった……」と。

私から出来る警告は「中国語はやめておけ」ということだけです。この警告を胸に、入学後の第二言語を慎重に選んでほしい。

入学おめでとう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?