昔の私と今の私

自分でもなんで?と思うぐらい昔の私にはなんの自信もなかった。
モラハラ下にいたと、結婚後半の離婚間際に分かった。

離婚当時の私には自尊心のかけらも残ってなかった。

二十年近くの婚姻生活で、私に培われたのは、彼と一緒にいる私に価値がある、みたいなおまけ的な価値観。

今思えば、そんな母親全然嬉しくないよね。

娘たちが盛んにお母さんきれい、お母さんピアノ上手、お母さんご飯美味しいと褒めてくれていた。それをちゃんと消化して、自分への自信回復を進めるべきだった、と今思う。

何故に今そう思えるようになったかって、離婚で呪縛から逃れ、娘の引っ越しのため私が運転したり、仕事探しなどなど、自分の足で立って自分で生活基盤を作っているうちに、自分、そんな悪かないんじゃ?って思えるようになっていった。

天も味方してくれて、この住居難の街でのアパート探しで、自分がここいいじゃんと思ったところを勝ち取ることができたこと。
これがでかかったー。
やつが当時働いてた企業のネームバリューで契約したアパートから出られるのはとても嬉しかった。離婚したのも近所中に知られてたので。

新しい地域での新しい生活、これが私の心を癒やし、新しくやり直すのに必要な環境だった。

仕事は数年すったもんだしたけど、仕事が落ち着いたところで始めた恋活がまた、うまくいった。

仕事してるのと、日本人ブランドでモテたんだなー。ただ、自分の好みの男には出会えなかった。私は賢い人が好きなので。

恋活アプリは4つぐらい試したかなぁ。
この街の人とほーんの短い間の逢瀬で、今一度人を愛せるかもと思えた。このnoteでもさんざ登場してたPが私実はいい女なんじゃないかと思わせてくれた。あと、この恋活中に気づいたのは、なんか典型的なドイツ人ってダサい人多いのかも…と。そう思い始めた頃には、もう自分から歩み寄るだけの関係なんかいらない、と自分の中で決めてた。

その頃には、私の心の穴は埋められつつあり、自尊心が育っていた。そうなると、多分表情が違うんだろうなぁ。

私の恋活アプリに載せてた写真は、いまもフローが待ち受けにしてて笑えるー。(*´ω`*)

もう歩み寄るばっかりじゃないし、反論もする反面、「でも」という言葉はなるべく使わないで話をするような心がけもある。

本来の自由人Garrrrに戻りつつあるというか、戻ったというか。リニューアルしたというか。

きっとまた5年後、10年後の自分は、昔の自分はーって書くかも知んないけど、今の自分の落ち着きは嫌いではない、どころか好きだな。