思い出話:離婚が現実的になってきたときの話

喧嘩というか攻撃が絶えないある時、突然元夫が家出した。出張に出かけるって時に言い捨てるように、「もう帰ってこない」と言って出て行った。子供たちも家にいたんだけど、聞いてたんだけど?

なんかおかしいなぁと思うところはあったんだけど、私もつくづく純粋だったと思うけど、帰ってこなくなって、電話も出てくれず、心が弾け砕け散った。この数ヶ月の記憶がない。

*ちなみにこの当時私はまだ、カウンセラーにかかったりしてやり直したい、彼に治療してもらいたい、と思ってた。

気がつくと泣いてる状況。娘たちには本当悪いことをした。当時ならまだ3人連れて日本に帰れたんだけど。今言っても始まんないけど。

とにかく食べれず、眠れずに、飲むばかり。でもある日、体重計乗ったら一ヶ月で10キロ近くなくなっててビックリした。隣にいた娘が、お母さんもうやめて、と泣いていた。

この涙ではっと我に返った。

私はこの子達を守らなくっちゃいけないのに、何やってんだ、と。

ループの思考の沼から這い出て、考え方を変更すると生きる力が湧いた。

でも引き続き眠れなかったので、ホームドクターに睡眠薬を出してもらったら、処方されたとおりに飲んでも効きすぎて意識不明のように寝て、次の日は目覚め悪く気持ち悪いので、この薬は危ないと思って捨てた。
はっきり言って死ねる薬だと思った。

私が死んだら、あの変な義母のところに娘たちが送られてしまうんじゃないか。それだけを避けたかった。

私が死ぬわけには行かない。

それから私は少しずつ社会に出るべく、職業訓練を始めたのよ。

私を支えたのは娘たち。
娘たちが私の命。
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