バンドリという最高のコンテンツに出会ってサークルを立ち上げてしまった話

初めまして、がろあと申します。

バンドリに出会って丸1年が経ち。
バンドリに触れ僅か3ヶ月でサークルを立ち上げ小説を書き、今年8月のオンリーイベントで百合小説を出しました。
はっきり言って頭がおかしい。
けれど、バンドリというコンテンツが私をそうさせたのだ。
そんな最高のコンテンツの魅力について、語っていきたいと思い、筆をとった。

最初のきっかけは『ごちうさ』

遡ること2014年の春、タイトルに惹かれて見始めたごちうさにハマり、翌年大学に入った頃にはアルバイトの金を全てつぎ込む生活を送っていました。
ただ、僕はかなりの飽き性。
数々のアニメにハマるもアニメが終われば興味がなくなり、1年足らずで冷めてしまう。
ごちうさも長くは持ったものの2019年に入り、類に漏れず興味を失い始めます。
グッズも買わなくなり、CDも買わなくなった。

そんな折、ごちうさ繋がりで知り合ったネットの友達に、「ごちうさコラボやるからガルパやってみたら?」と誘われます。それが去年の春。
既に結構熱も冷めていましたが、ガルパには少し興味があったので触ることに。
ごちうさやボカロの曲をやって、ストーリーも読みました。
面白い、とは感じていましたが、直ぐにログインしなくなってしまいました。
というのも、僕はその時ハマっていたゲームがありました。
結構時間を食うゲームで課金も結構していて、新しくゲームを始めるほどの余裕はありませんでした。
しかし、僕は飽き性。
10万以上つぎ込んだそのゲームすら2019年の夏に辞めてしまいます。
そのゲームに時間を食われていた僕は、途端に暇になってしまった。

そこで、「じゃあ、ストーリー面白かったしガルパやってみようかな」と思ったのが全ての始まりでした。
ごちうさがあったからガルパに触れた。
ごちうさがあったから友人に出会えて、その友人から誘われることになった。
きっかけって大事ですね。
ボカロを多くカバーしてるのも、大きな要因だったと思います。

モカ蘭というカプに心を奪われる

メインストーリーを読んだ後、バンドストーリーを読み始めます。
推しはもう既にモカちゃんと決まっていたので、Afterglowから読みました。

モカと蘭の関係がどうしようもなく愛おしくなりました。

飄々としていて掴みどころがないモカは、実はとても優しい子なのに、その想いを伝えるのが苦手。
クールで情熱がある蘭も同じ。
どちらも自分の感情を表に出すことが不得意で、だからこそ心で通じ会えてきた幼なじみ。
でも、華道から逃げてきた蘭はそれに向き合わなければならなくなる。
いくら幼なじみでも、その不安を全て推し量ることは出来ない。
でも、お互いの自分の不器用さが邪魔をしてなかなか想いを伝えられない。
それでも努力して、振り絞って、言葉を紡いで、最終的には仲直り。

たまらなかった。
言葉では言い表せないくらい大好きになった。
今でさえ、どうして好きになったのかわかりません。
ただ、あのストーリーの全てが僕をここまで虜にしてくれた思います。
人の機微をここまで表現して、皆が成長して強くなっていく物語を描けるライターに、あれほど羨望の目を向けたことはありません。

2章には泣きました。

蘭が華道に向き合えたことで全員のイメージが違ってきた。
それはモカも一緒で、よりその相違が強く感じられてしまった。
心で通じあってきたはずの幼なじみの気持ちがわからなくなり、とんでもない不安に襲われる。
蘭が酷く遠くに言ったように感じて、焦燥感が胸を締め付ける。
今さら、自分に何も出来るわけない。
だから、背中だけは見失わないように決めた。
隣に入れるほど心が通えなくても、せめてその背中だけは見えるように。
モカが蘭と一緒に見たあの夕焼けは、きっと蘭よりずっと小さく見えていたと思います。

僕は思いました。
「そんなことない、モカはいつだって今だってずっと蘭の隣に居るんだよ」と。
言ってあげたくなりました。
そして、その2章を読み終えた、絶好のタイミングで。

2019年10月下旬、イベント『それぞれの道、結ぶ茜空』が始まった。
それはガルパを初めて1か月足らずでした。
今考えると、運命だったと思います。

華道の作品展に出ることになった蘭。
そんな蘭を見て、背中を見失いそうになる。
それが怖くて、作品展に行くのが怖くなった。
だけど、皆に迷惑をかけたくない。
自分の気持ちのせいで、皆に、蘭に、迷惑をかけて邪魔したくない。
だからいつも通りを装ったけれど、みんなにはすぐにバレてしまった。
でもそれは、幼なじみだから気付いてくれたこと。
1番近くで2人を見てきた3人だからこそ、助けてくれた。
その3人のおかげで、蘭もモカがずっと隣にいてくれたことに気付いてくれた。
誰よりも皆のことを考えていたモカが、同じく自分よりも皆を大切にしている他のメンバーに救われて、『隣にいたこと』を気付かせてくれた。
「あたし、蘭の背中を追いかけるの、やめる」
この台詞に、モカの決意と、モカから見えている物が、全て伝わってきました。
きっと全員が同じ夕焼けを見ていて、全員が同じ方向を向いて、スピードを合わせて歩いているんだと思いました。

すみません、暴走しました。
こんなに書くつもりじゃなかったんですが、つい気持ちが入ってしまいました。

モカ蘭だけじゃない

僕が嵌ったのはモカ蘭だけじゃありません。

さよひな・みさここ・かすあり・あやちさ・ゆきリサetc……
僕はこれまでいろいろなアニメに嵌りましたが、だいたい推しは一人だけ。
しかしガルパは違う。
広く浅くどんなカップリングも好きになった。
罪なコンテンツですよまったく。

・さよひな
おそらくガルパの中で一番人気のあるカップリング。
クリスマスさよひなは心臓が止まるかと思いました。
もうこのカップリングを語るのは野暮です何も言いません。
さよひなイベスト読んでください。

・みさここ
なんでしょうねこのカップリング。
今まで見たことないぐらい2人とも完全自覚無しの感情の殴り合い。
見ててむず痒くなるし恥ずかしくなる。
早く結婚してしまえ。

全部語ると死ぬほど長くなるどころかこの記事が出せなくなるのでもう書きませんが。
ほんと、ガルパやっててストーリー読んでないオタクはガルパやってないのと同じですよ。マジで読め。後悔はさせないから読んで。

そしてサークル立ち上げへ

今年は一回もやらなかったコミケ。2019年末にはまだありました。
何を買うかリストを作っていたそんな時、『俺もなんか作りてえなあ』と思いました。
昔から創作意欲はありましたが、絵は描けないので、小説を書くしかない。
聞けば、BL/GL界隈は小説作品が多いそうで。
あ、じゃあ書けばいいじゃん!
と思ってサークルを立ち上げ、酒を飲みながらサークル応募をし、酒を飲みながら小説を書き、本を出しました。
売れねえだろと思いながら30部刷りましたが全部売れました。なんで?
あ、良かったら買ってくださいね。電子売ってます。

イベント当日、びっくりした話がありまして。
友達が2人買いに来ることになっていて、開場真っ先にブース来るって話で。
当然初参加初発行の無名弱小サークルだから人なんか来ないと思ってたんですが。

まさかの、最初にブースに来たのがその友人たちではなかった。

びっくりしましたよ。
いやね、開場直前に本を事前に見せるのを忘れてて、用紙も忘れたので、慌てて書いて見せに行こうと思ってたんですよ。
その作業中開場して、「どうせ来ないし離れるか」と思ったら買いに来てくれて、速攻で買って他のブース行きましたが、そのあと来た友人と3人で驚き散らかしてました。
私分かりました。こういうときって嬉しいより疑問が先に来るんですね。
「え?なんで?」と思いましたよ。
いや、嬉しかったですよ?そりゃあもうめちゃくちゃ嬉しくって、その後も2冊買いに来る人も結構いて、売れ残ったのはわずか9部。
それをメロブに委託したら結構早くなくなりまして。
こんなことされたら創作意欲もわきまくるってわけです。
(サッカーと大学の研究で今年10月には出せませんでしたが)
ありがとうございます。

最後に

なんだか自分語りだけのめちゃくちゃな文章になってしまいました。
物書きとして失格。
それはそれとして、ほんとみんなガルパやりましょう。
音ゲー苦手な人も音ゲーやんなくていいんでストーリー読んで。
来年2月のイベントも研究発表直前なのでさすがにブース参加はできませんが、もしかしたら委託参加はするかもです。
あんまり期待しないでください。

ありがとう、ブシモ。
ありがとう、クラフトエッグ。
As ever最高でしたね。一生推すわ。
2021年もバンドリと共に。ライブも行きたい。

それでは、よいお年をお迎えください。
がろあでした。

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