はじめてのスヌードに感動した話

冬は星がよく見える。
検索すると、それにはいくつか理由があるとのこと。まず第一に、空気が乾燥しており、大気の透過率が高いから、だそうだ。詳しく書いていってもよいが、それは有識者が書いているページに譲ることにする。

そういった、日常に溢れるなにげない疑問のひとつを、納得するまで調べることが好きだ。インターネットや書籍を漁って、裏を取っていく。ただ、時には何度読んでも「?」となることもある。例えば、物理学や数学が好きなのだが、悲しいことに、「理解できた。これで人にも教えられるぞ」というところに達することはほとんどない。今年の夏に、『存在しない時間の中で』という、山田宗樹さんの書いた小説を読んだ。

http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=6397

どんな話かは、出版社HPのあらすじをご覧いただくと想像できると思う。面白いなぁと感じたものの、完全には理解できていないし、どうやらそれでも良いらしい。それでも、「この部分を理解できたら、この作品をもっと楽しめるのになぁ」と、もったいなさを感じてしまう。
教養は世界の解像度を上げ、奥行きを作り出してくれる。人生は日々勉強だなぁ、と、身に染みている。

さて、随分と前置きが長くなってしまった。教養は大切ですよ、という記事を書きたかったわけではない。

そう、冬は星が綺麗に見えるのだ。
しかし、私は人と比べてかなりの寒がりである。望遠鏡を覗いて天体観測をすることも好きなのだけれど、寒すぎてすぐに屋内に避難したくなってしまう軟弱な人間である。いつしか夜空に煌めくオーロラをこの目で見てみたいのだが、「いや、でも、すごく寒いんでしょ?」とか言ってしまう。あたたかいところからオーロラを見たい。オーロラの定義を正面から否定している。
そんなことは不可能なので、寒さに打ち勝つ強靭な体づくりに励むか、古今東西のあらゆる防寒着をかき集めて解決していくかのどちらかである。前者はとりあえず目をつむるとして、後者の話をしていきたい。

とはいえ、いきなりオーロラを見られるレベルの厚着には心当たりがないので、とりあえず愛用しているものの話をしたい。そして雪国ではないので本格的な厚着の話はできそうにないので、とりあえず首の話だけしたい。首の話?

私はマフラーが少し苦手だ。縛るとあまりかわいくならないし、巻いただけだとずるずると落ちてきてしまって鬱陶しい。そこでネックウォーマーを買ってみた。なるほど、確かに隙間なくフィットしてあたたかい。でも、ボリュームがなくてちょっぴり心許ない・・・。あと、やっぱりふわふわしている方がかわいい・・・。

あたたかさ、かわいさ、快適さを同時に叶える方法はないかなぁ、と考えていた矢先、スヌードなるものをいただいた。あたたかいし、ふわふわしていてかわいいし、落ちてこなくて便利!と、とても感動した。たまたまいただいたものが良かったのかもしれない。もっともっとスヌードの良さを語りたいのだけど、スヌードについて語る言葉を今は持ち合わせていない。いつか余裕がある時に追記するかもしれない。

そうは言っても、かつての冬を共に乗り越えてきたマフラーとネックウォーマーも手放しがたい。風があまり強くない日はマフラーにしたりして、3種類をなんとなく使い分けて防寒ライフを送っている。

ちなみに、今「オーロラ 防寒着」で検索したら死にそうなほど薄着が出てきてびっくりした。「オーロラカラー」で引っかかってくるらしい。どう見ても2つ目のキーワードの「防寒着」を満たしていない。しかし、ちゃんとした防寒着を見ても、普通にめちゃくちゃ寒そうだなと思ってしまった。いつかオーロラを見に行く時は、人類の叡知を詰め込んだような防寒着を装備して行きたい。