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③初めて学ぶ、手洗い

はい、こんばんわ!

今日は手術室看護師として、初めに学ぶ事が何だったのかのお話でございます。
それはですね、手洗いでした。(キャー懐かし(´Д`))
コロナ時代の現在、大切とされてる手洗い!

これが、出来ないからには何も始まりません!
え、簡単やん。思ったそこのあなた☝️

まぁ簡単ちゃ簡単ですが。

深いんです奥が(笑)手洗いと言っても、
世の中にはいろんな手洗いの方法があるのです。
(奥が深い!)

皆さんが家に帰ってからする、日常的手洗い。
医療行為前後に行う、    衛生学的手洗い。
そして、手術前の、     手術時手洗い。

手術時手洗いはどんなもんなんや。
それが、こちらです。(私が行っているラビング法)

まず石鹸で肘関節まできっちり洗います(衛生的手洗い)

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その後、アルコール消毒剤を使用して
爪先から肘まできっちり消毒し乾燥させ完了です。

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※この素晴らしい画像は、medicalSARAYAさんから引用しております。

そして、この手術時手洗いの中にも、
何種類かあるのです。(種類ありすぎ!)

①スクラビング法

スクラブ剤を使用した方法が行われ、ブラシを用いた10分程度の手洗い方法。たわしやスポンジを用いて、肌をゴシゴシ、爪をゴシゴシ洗っているってイメージです。ブラシによる長時間のスクラブは皮膚を損傷しやすく、かえって微生物数を増やし感染のリスクを上げるといわれています。また10分の手洗いは必要ないとCDC手指衛生ガイドライン (2002年)に記載されています。なので、ほとんど行われていません。

②ラビング(擦式消毒)法

CDC手指衛生ガイドライン(2002年)の発表以来注目されている方法です。 ウォーターレス法は通常の石けんで衛生的手洗い(石けんや抗菌石けんを泡立て、15秒間以上両手の表面全体をすり合わせ、流水で洗い流す方法。皮膚表面の汚れ、有機物、通過菌のほとんどが除去される。)後、アルコール擦式剤で消毒する方法です。 手の汚れは石けんで取り、消毒は水を使わずアルコール擦式消毒剤のみで行うためこのように呼ばれます。現在この方法が主流です。私の病院でもこの洗い方で教育を受けています。
※近年、国内においても手術時手洗いにおけるスクラブ法とラビング法による手術部位感染発生率の検討が行われていますが、両者間において有意差は認められていません。また、手術時手洗いにアルコール擦式製剤を導入することにより、従来のスクラブ法よりも手術時手洗いにかかる時間が短縮できます。
さらに、滅菌ブラシや滅菌タオルを使用する必要がなくなるため、コストの削減が可能となり、アルコール擦式製剤の使用は、各施設にとって有益であると考えられます。そのため、今後わが国においてもアルコール擦式製剤を使用した手術時手洗い方法が、更に広まることが考えられます。

③ツーステージ法

比較的新しい方法で、スクラブ剤を用いた手洗い後、アルコール擦式剤で消毒する方法です。消毒がスクラ ブ、ラビング(擦式消毒)の2段階に行われることからツーステージ法と呼んでいます。この方法でのスクラ ブ剤では通常5~6分程度の時間をかけて消毒します。 スクラブするときはブラシを使う方法、爪周囲のみブラシを使う方法、揉み洗いのみ(ブラシレス)による方 法などがありますが、最終的に擦式消毒剤で仕上げする点で、これらを全てツーステージ法に分類します。

こんなにも、手洗いだけで話すことが多いなんて思ってもいませんでした。どっと疲れが。( ゚Д゚)

ツーステージという名前は今回初めて知ったのですが、思い返せば整形・心臓外科でレベル4ガウンで執刀するとき(通常の手術より清潔度を保ちたい時、感染が怖いとき)
例えば人工骨頭置換・膝関節置換・脊椎固定術・心臓手術などで、よくツーステージ法で手洗いしているのを見ます。(手洗い場にはスポンジが散乱しております。)

今の私も勉強になりました。
(知るの遅いとか言わないでください。)

と、1年前の話に戻りますが。
その日は、手洗いを先輩の前で実施し、
合格をもらう課題をこなしたのでした。

学生時代は衛生的手洗いは行いますが、手術時手洗いは見たこともやったこともありませんでした。
そんな中1つオペ看として経験値が上がったのです。

しかし、
器械出しとしてデビューするには道のりが、、。

次回、清潔・不潔ってなに?(・・?について話します!

それでは皆さん、また会いましょう!( ゚Д゚))

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