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台湾旅行をしたら気持ちが楽になった話

2泊3日の台湾旅行に行ってきました。目的は台湾にある日本製のスロットマシーンを打ちたいという、本能のままに赴きました。ツアーを組まずに一人でいったのは、不安もありましたが、意外に学びもあったということで書いていきます。(初めての海外旅行をしたい人に対して必要なものなどをまとめた記事は別に作ります)

何で台湾旅行で気持ちが楽になったのか?
具体的に旅行で体験したことは下記に書きますが、今まで信じていた真実や正しいと思っていたことが、旅行により文化や環境の違いを感じ、視野を広げるとそうでもないと気づかされたからです。
ベストセラーの「サピエンス全史」では、貨幣、宗教、国というのは人間(サピエンス)がそういうものがあると信じている(認知革命)から存在しているだけであり、良くも悪くも、それが現代社会を形成しているんだという話があります。信じているから紙幣はサービスを享受できる紙ペラとなり、法律を信じているから簡単に人に殺されなかったり、物が取られない仕組みになっています。しかしながら、性別や人種で能力に差があると信じていたから、階級をつけられたり、人種差別、また性差別が発生した事実もあります。

僕は台湾旅行を通じて、日本と変わらないなと思う部分も感じつつ、違うなと思う部分も感じたことによって、「自分の常識というものは、限定された範囲の誰かが作った常識で、本当にダメだと思っていたことや、できないと思っていることは自分が触れてきた虚構の世界だけの話ではないか?」と再認識しました。
安定と信じていたものがそうではなかった。それが泥船なのかノアの箱舟なのかはやってみて考えようというのが「しょぼい喫茶店の本」ではありました。

お化け屋敷の法則では、同じお化け屋敷に2回目に入ると70%以上の人の恐怖は消えるみたいです。人はわからないもの、知らないものには不安を覚えます。

死ぬことはないだろうけど、ツアーなしで大丈夫かなと旅行前に感じてはいました。そして、旅行を終えた今の自分は、今度はもっと他のところも回ってみたいという気持ちになっています。

人はコンフォートゾーンという精神的に居心地のいい場所にいたがるものです。しかし、少しの不安や緊張を産む、コンフォートゾーンから一歩でたラーニングゾーンに行かないと人は成長しないといいます。ラーニングゾーンよりさらにでてしまうと、パニックゾーンという精神的不安定になってしまいます。適度な緊張、挑戦や体験が人を成長させるわけですね。ラーニングゾーンへは書籍「小さな習慣」では1日1回の腕立て伏せ等、最終目標をばかばかしいと思うほど細かくすること(1日1回の腕立て伏せは、週に3回のジム通いを最小単位に分解したものです)によって突入することができると記されています。
僕の今回の旅行もラーニングゾーンにいけたのかなと感じています。台湾の方々の文化の違いを認めたり、拙いコミュニケーションでもなんとかできた成功体験により自己肯定感が向上したように思えました。


具体的な体験や感想
日本語は基本通じなかった、紙とジェスチャーで基本通じた
日本語が話せる人は、空港の人やホテルの人だけでした。電車やタクシー、飲食店の方は、英語どころか現地の言葉(北京語)のみ通じると考えておいていいみたいです。それでも、紙に慣れない繁体字を書いて、マクドナルドやお店の方に見せて食べ物にありつけたのは嬉しいことでした。
指さし単語帳の存在を教えられて、コミュニケーションというのは相手に伝わればなんでもいいんだなというのがよくわかります。タクシーに乗るときも行き先をスマホや紙に書いたものを指さし、あとは人差し指を立て「位(ウェイ)」と言えば人数は一人だということが伝わりました。

こんな拙いコミュニケーションでも、食べたいものはある程度食べれたし、今回行きたいところはとりあえずは回れました。公共のものにはほとんどが英語でも書いてあり、それが英語はできないと思っている自分でもなんとかわかってしまうのはとても学びになりました。またホテルや空港でも、場所の質問やカードキーの返却についてなどは、英語で話して伝わりました。実践的なコミュニケーションがあれば言葉を学びたいという気持ちが働きますね。もう少し英語を勉強してみたら、他の国も旅行できるのかなと期待をしてしまいました。


●トイレがない! 紙は流せない!
台湾にはトイレがどこにでもあるというわけではありませんでした。コンビニのごく一部、ホテル、駅がメインで、あとはマクドナルドや吉野家にある程度でした。現地の人たちが訪れる飲食店にはトイレの設置はありませんでした。またトイレットペーパーは水に流せません。水道管が細く、紙が詰まってしまうため、便器横のゴミ箱に使用後捨てることになってます。トイレ事情は家族でハワイにいったときにも感じましたが、非常に少なく、日本はだいたいどこでもトイレを借りられることはありがたいことなんだなと感じました。お尻を拭いた紙をゴミ箱に捨てるという、文化の違いに驚かされます。

●気にはしないタイプでも清潔さや衛生面はいいとは思えなかった
宿泊したホテルのバスタブに穴があったり、飲食店の箸やフォークは自前で持ってきたウェットティッシュで拭いた方がいいとあったり、道に走る車はベンツやBMWでも洗車をしている車があまりなかったり、普段ずぼらだと思っている自分でも清潔さや衛生面はいいとは思えなかった。それでも現地の人たちは当たり前のようにしている。価値観の違いを感じた。

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