明け

あなたは私を傷つけた
それさえただの記録となる日が来る
ありきたりな日々を至らぬ日々として
また進んでいくのでしょう

いつ終えるか分からぬ平穏に
ただぼんやりと希望を添えながら
野望を拵えながら
来る日を羨んでいくのでしょう


すぐ壊れてしまうような私もあなたも
歳を取り時を重ね
手を取り合っていることを忘れ
独りだと互いに嘆き悲しみ
起こる事物に影響されながら
気付かぬうちに変化する


閉まる年
あなたは何を思う
私は何を想う
要約なんてしなくていい

拓く年
来るのではなく私が行くのです
日々を繋げられるのは自分です
貴方を置いて逝きはしない
抗おうとも進む日々を
あなたとならば生きていける気がするのです



今年はお世話になりました
来年も宜しくお願いいたします
私もあなたを忘れません

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