見出し画像

ストリームオブオーギリング!中の人からの外側の感想

 札幌オーギリング配信興行「ストリーム オブ オーギリング」の配信販売期間も終わりまして。ご購入いただいた皆様本当にありがとうございます。
 そして、しくった!買うの忘れた!という方。DVD化の予定もあるので後追い全然できますのでご安心を!(DVDの特典も多数収録しています)

 収録したのはほぼ一カ月前ではあるんですが、備忘録的に「オーギリングの中の人」として「オーギリングの外側の話」の感想を書いていこうかなと。


収録場所の話

 オーギリングは基本的に劇場を借りてそこで興行をしていたんですが、今回は僕の所属するウェイビジョンの秘密基地であり本拠地の多目的空間バルームという場所で撮影しました。
 普段は稽古場やちょっとした配信をする時に使っているのですが、今回は照明さんを呼んでしっかりセッティングしてもらってオーギリングの試合セットをかなりガッツリ組みました。

このように。
本当に来る人みんな驚くんですよね。
えっ!?ここがあそこなの!?って。
多目的空間バルームの多目的な空間の可能性も発信できたんじゃないでしょうか。

収録環境の話

 今回、コロナ禍という環境もあり無観客での収録をしました。
オーギリングというイベントは笑い声・拍手や声援などお客様の力があって独特の空気があったと思っていて、無観客という環境はかなり出演者の人たちがやりづらい環境だろうなぁと思っていました。
 が、杞憂でした。ここでいう杞憂というのは、オーギリングは無観客で良い!という意味じゃなくて出演者の皆さんが全員オーギリングのモードに切り替わったということです。

オーギリングモード???

 オーギリングというイベントは、大喜利でガチで対戦相手に勝ちにいくイベントです。
 普段、そういった演芸での勝ち負けに身を置いていない言ってしまえば札幌のアマチュア/インディーズの大喜利プレイヤーたちが、その日だけ己のセンスと技術をかけて戦場に赴く場なんです。
大げさに聞こえるかもしれませんが、全然そんなことなくて。
そうじゃなかったら出演者が舞台上でガチで泣いたりすることが無いと思うんです。

 そしてオーギリングというイベントは殺し合いでもあり、認め合い・支え合う場所でもあると思っています。
まず、実況解説レフェリーをはじめとする進行陣。
このチームがガッシリとオーギリングというイベントを支えてくれています。
進行陣がいるので、お客さんも出演者も(僕も)安心してオーギリングに集中できているのは間違いないと思います。
 そして回答者である選手同士も本気で勝ちにいきますが、面白い選手には惜しみない賛辞を送りあっています。
もう今回の興行の三本目の試合なんかは普通に敵選手の回答に笑ってますからね。
絶対に倒さないといけない相手でもあり、同じオーギリングというイベントを盛り上げる仲間であるという連帯は何となく感じられるモノではないかなと思っています。
 なので、オーギリングに出るというのはただの大喜利イベントに出るのとまた違った意気込みや筋力を使うものだと思っています。

話を戻します

 そんな特殊な大喜利イベントである札幌オーギリング。
無観客というアウェイな環境でも、オーギリング独特の不思議な磁場を発生させるモードに入ってあの場を「オーギリング」にできたのは出演者の集中力の賜物だと思います。
そして、その一つのキッカケとして多目的空間バルームがちゃんとオーギリングのコロシアムに化けたのが大きかったんじゃないかなと思います。

自分自身と他者の話

 僕はオーギリングというイベントが本当に面白いと思っているので、7年前からずっとオーギリングというものに人生の一部を捧げています。
今回配信興行というのもあって全国の人に知ってもらうチャンス!とTwitterで小まめに宣伝ツイートですとか、リツイートですとかをやっておりました。しつこくてゴメンなさい。
 でも、もっともっとオーギリングというものは大喜利が好きな人に刺さるコンテンツだと思っています。
そうじゃなくても、プロレスが好きな人や異能力者バトルモノが好きな人etc…色んな人にちゃんと届けば夢中になれるコンテンツだと思っています。

 だからと言ってオーギリング宣伝マンとしてガツガツ営業するには自意識が邪魔して上手くいかず反省することも多々あるんですが、今ここまで文章を読んでくれているアナタ。
 良かったら今後、オーギリングというコンテンツを少しで良いので追ってみてほしいです。そこで何か琴線に触れたりだとか、何かの弾みで観てもいいなと思ったら観てください。
 そうじゃなくても、YOUTUBEで札幌オーギリング列伝と検索するだけでベストバウトのアーカイブもあります。
↓検索しなくてもいいようにプレイリストも貼り付けておきました。

僕は欲深い人間なので、もっと大喜利が好きな人たちにオーギリングが広がってほしいと思っています。
そりゃ、知っている人や有名人が出ていない札幌のインディーズイベントを全国の人に見てください!っていうこと自体が不遜なコトかもしれませんが、その恥を捨ててまで頼み込む価値があると思っているのです。

以上です。

全然試合内容とか大喜利の形式について触れねーじゃん!!!ってという声も聞こえますが今回は外側のお話なので。
内側のお話は気が向いたら書きますね。それではまた!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?