3週間でワインのことがだいたいわかる!⑤

今回はワインの歴史が浅いニューワールドと呼ばれる国々も一部軽く学びましょう

大航海時代がきっかけでワイン作りは世界中に広まっていきました

アメリカ

カリフォルニアのワインがダントツ有名です

アメリカのワインの80%以上は作られています

一番イメージが強いのはカベルネソーヴィニヨンです

その他、メルローやジンファンデル、場所によっては美味しいピノノワールもあります

白ワインはシャルドネやソーヴィニヨンブランなど


ヨーロッパと違って、村や畑の名前ではなく品種名がドーンと書いてあるものが多いので選びやすくので初心者向きです

カルトワインと呼ばれる謎の高級ワイン達もワイン通には人気です

おそろしいお値段ですし、なかなかお目にかかれることはないです

フランスのボルドーの一級シャトームートンロートシルトとカリフォルニアのロバートモンダヴィのジョイントで生まれたオーパスワンはカリフォルニアの良さにフランスの洗練されたエッセンスが混じり合い人気で有名です

なにかのランキングでみたのですが、日本人が一番好きなワインはオーパスワンらしいですよ!

バランスが取れたものが好みなのですね

最近はオレゴン州やワシントン州のワインも人気です


その昔、フランスのワインとカリフォルニアのワインをブラインドテイスティングで競わせたらカリフォルニアが勝ってしまったという話は有名です

何年か前のブラインドテイスティングで、オレゴンのピノノワールがブルゴーニュのピノノワールに勝ってしまった!ということもありました

個人的には良さが全然違うものを同じ状態で比べるのって逆にフェアじゃないと思うのですが、でもアメリカのワインのレベルの高さの証明にはなったと思います!



オーストラリア

オーストラリアと言ったらシラーズです!

フランスのシラーよりややフルーティで親しみやすい印象を受けます

オーストラリアはけっこうワイン栽培には暑いので、涼しい南東海岸寄りかタスマニア州にワイン産地が集まっています

シラーズで作られる赤いスパークリングワインがお気に入り…!合わないものないんじゃないか?!と思うくらい懐が広いワイン

白ワインも美味しいです

セミヨンとかいいですねー


ペンフォールズという作り手のグランジという赤ワインを幸運にも飲ませていただいた時、感動して震えました!

ニュージーランド

ソーヴィニヨンブランとピノノワール!

生き生きとしていて、溌剌としていて、元気をもらえるようなワインが作られます

9割は輸出されるそうですよ

大人気ですね!

コルクではなく、スクリューキャップの蓋がほとんどなので持ち運びに便利でピクニックのお供になっていただいてます

チリ

ブドウ栽培には最適の国と言われています

地理的に孤立した地形なのでフィロキセラの被害を受けていない、経済連携協定のために価格が安いというのも日本でのチリワイン 人気を後押ししています

昼夜の寒暖差はワインの風味を育て、レベルが高いワインがどんどん出てきます

カベルネソーヴィニヨンなど、ボルドーっぽいワインが多いです

標高の高いところでは涼しくなるのでピノノワールも素晴らしいものが作られています

ちなみにチリのヴィーニャエラスリスという作り手のチャドウィックという赤ワインもワインもブラインドテイスティングでフランスやイタリアのトップワインに勝利したことがあります!

安くて美味しいチリワイン というイメージがあって、それはとてもいいことですが、世界的に見ても美味しいワインができるんだよ!ということは広まってほしいです


アルゼンチン

チリから少し遅れをとっていましたが、最近ではすっかり人気ワイン生産国です

濃厚でジューシーなマルベックが大人気です

実はオーガニック大国でもあるそうで、わざわざオーガニックって書いてないものもたくさんあるそうです

オーガニックが当たり前って素晴らしいですね

土着品種のトロンテスという白ブドウが有名ですが、シャルドネも素晴らしいです

南アフリカ

アパルトヘイトが撤廃され、意欲のある若手が世界中で修行し良いエッセンスを持ち帰って、優良ワインの生産国として有名になりました

良質なカベルネソーヴィニヨン、シュナンブラン、シャルドネのイメージが強いです

中国

1番の注目ワイン生産国ではないでしょうか

消費量も伸びていますし、フランスワインの輸入もすごいです

土着品種もあるようですが、国際品種もかなり植えています

どうなるのか楽しみです!フランスのトップ生産者もたくさん関わってますし、いいワインがどんどん生まれてきそう


日本

ワイナリーがない県がほとんどないくらいワイン作ってます

山梨、長野、北海道が有名ですが、各県いろんなワイナリーがあります!

もちろんヨーロッパやアメリカのワイン産地に行きたいですが、こんなに近くでしかも日本語で質問できる機会に恵まれていることに皆さん気づいてほしいです!

日本ワイン購入するときのお勧めは、そりゃそうなんですけど、ちょっといいワインにチャレンジしてみてほしいです

見直しちゃうと思います!



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