初心者がバラデビュー!バラは本当に難しいのか?
こんにちは、ゆるゆる初心者ガーデナーももとです。
今回は、私がバラデビューをし、しばらく育ててみた感想です。
バラデビューに至るまで
私自身、園芸はかなりの初心者の上に育児をしながらなので、水やりもあわただしく済ませているような日々です。
早朝にひとつひとつ花を見ながら…なんていう理想は寝言でしかなく、私が起きるともれなくみんな起きてくるので、朝のルーチンをこなしながら出勤までになんとか水やりの時間を捻出するのが現実。
「あああ今日は液肥の日だった!もう無理、明日!」なんて言いながら。
こんな環境なので、手間暇がかかるし難しいと噂のバラは絶対無理だなと思っていました。
けれど、シーズンになるとインスタなどのSNSはほぼバラ一色じゃないですか。
綺麗、いいなあ、ときめく…。
なんて思いながらも、
自分みたいな初心者にはまあ無理だろうし、枯らすのが関の山だなと。
実際、ミニバラ枯らしたことあるし。
と、自分でバラのハードルを上げていました。
ミニバラの方が難しいと言われているなんて知らなかったので。
ちりも積もれば転機になる
そんな中、いきつけの園芸店さんに行くといつものように店主さんがいろいろとお話ししてくれます。
そのお店ではバラにもこだわりがあり、
初心者ほど育てやすいものを提供する。
そのためには、
大苗であること
真剣に取り組めるよう価格帯もそれなりに
ということでした。
とはいえ、瞬殺しかねない自分からしたらそんなギャンブルに5,000円~なんて出す勇気はありません。
でも、ここで
【初心者でも大苗ならまだ育てやすい】
という部分が刺さっていたのだと思います。
その後、そのお店のインスタで入荷情報のストーリーズを見ていたら、
いろんなバラが次々と!
その中でも、特にときめくバラを見付けてしまったんです。
とはいえ、なるべく育てやすい、楽そうなのがいい。
そう思える理性は残っていた(!?)ので、気になる中でも病害虫に対しての強さを事前にチェックし、さらに候補を絞り込みました。
もうこの時点で買う気満々ですよね。
なんだかんだ言って欲しかったんだなという気持ちと、
自分のような初心者が本当に育てられるのか?
実践してみよう!
そう思えたのが大きいかと思います。
自分でも育てられたら、自信を持ってオススメできる。
挑戦してみたいけど迷っている方の背中を押せるかもしれない。
そう思ったのも、きっかけの一つでした。
いろいろなきっかけが積み重なって、タイミングというスイッチがうまく合った感じです。
バラデビューに選ばれたのは
こうして候補の中から選ばれたバラは、
ロサオリエンティスさんのブルーグラビティ。
絞りだいすきマンなのでデルバールさんのクロード・モネや淡い色と花弁の形が素敵すぎるロサオリエンティスさんのダフネもとっても気になりましたが!
ここは、より青に近づいていると噂のブルーグラビティに軍配が上がりました。
青いバラは不可能といわれながらも、ここまで進化させてきた育種家さんたちの努力が賞賛に値するという部分や、やはり不可能を可能にするというロマンがいいなと。
花を見て決めるのも楽しいし大好きですが、その花の裏側にあるストーリーにフォーカスを当ててみるとより親近感が持てて面白いと感じます。
あと、つる性ではないことも条件でした。
できれば大きくなりすぎず、手入れしやすい大きさ。
誘引とか技術が必要そうなものは、もう少しスキルが上がってからかなって。
折れたとか聞くし。難しそうだし。
鉢増し
購入したのは4月末で蕾が付いていました。
根を触らずに鉢増しするか、花後に鉢増しを。
鉢増しのサイズは10号で。
と教えていただき、
え、10とかでかすぎる…。
と、いきなり慄く私。
バラを買う予定はないなりに、なぜか気が向いてバラの花がら摘みや剪定の講座を受けていたので、その時に聞いた肥料なども用意。
・奇跡的に家にあった10号のプラ鉢
・グリーンソイル
・硬質赤玉土
・バットグアノ
・珪酸塩白土
これらを用意していざ鉢増しを。
今年は梅雨前に雨が多かったこともあり、雨に当てすぎないよう、晴れた日は日に当たるよう、毎日せっせと鉢を動かしていました。
10号しんど。プラだからまだいいけど、陶器だと腰いわす。
大苗なのもあり、いくつも花を咲かせてくれました。
咲くと嬉しくて、すぐに切って飾っては眺めている日々。
後で花がら摘むなら、花のうちに切ればいいやという気持ちも。
ところが、そんな日々も長くは続かなかったのです…。
敵は突然現れた
花も少し落ち着いて来た頃、葉に違和感が。
よく見るとうどん粉らしきものが。
え、早すぎじゃない?
そう思ったのですが、うちにある他の花はうどん粉真っ盛り。
特にラナンキュラスラックスが全盛期!カリグリーンをスプレーしすぎて腱鞘炎になりそうな毎日。
うどん粉でも花によってつく種類が違うと聞いたことがありますが、あれだけうどん粉パーティしてたらどれかが合致したようです。
そんなんいらんて。
ほんのちょっぴりではありますが、葉に出た以上は既に苗は侵されていると聞き、必死にスプレーです。
ぶっちゃけ、ラックスは花が終われば地上部はなくなるけど、バラはこれから。
この苗を枯らすわけにはいかない、菌を駆逐すべし!と懸命に戦いました。
その甲斐あってなのか、盛夏に突入したからなのか、ぱたりとうどん粉は止みました。
もう出なくていいよ、ほんと。
永遠にお休みいただきたい。
第二の敵
そうして一息ついた…。
そう思ったのも束の間、庭パトをしていたらオレンジ色の胴体に黒い羽根の虫がバラについています。
何も知らない私は捕まえて捨てたのですが、あっさり捕まえられたことと、刺さっていたことに薄気味悪さを覚えました。
とはいえ、見たところこれといった異変はなく、よくわからないのでそのままに。
こいつが、天敵チュウレンジハバチとも知らず。
その後、葉を食べられたり、茎が裂けたりと異変が続き、ようやくその正体に気づきます。
マジで駆逐する!!!
と時間があればパトロールをしてハバチを捕殺。
卵を産み付けられた跡を見つけては、針で潰す。
それでも潰しきれないものや、見逃してしまうこともあり、ほとほと嫌に。
暑いししんどいし蚊に刺されるし、これなんとかならんか…。
困り果てていつもの園芸店で店主さんに伝えると、オススメの薬剤があると。
もう買いましたよね、その場で。買わない理由がなかったです、疲れ果てて。
これを散布してからはそんなに見かけなくなった気がするのですが、効果を立証できるほどの何かがあるわけでもなく。
暑さにかまけて放っていたら、またやってきていたので、薬が効いてるうちはいなかったんじゃないかなと思えます。
真面目に散布しよ。
剪定
花後の剪定ですが、花が咲く度に切り花として切っていたので剪定を兼ねた場所を選んでいました。
なので、盛夏の前は花がら摘みと剪定はほぼしていません。
お盆を過ぎるとまた花をつけ始めたのですが、やはり春先に比べるとどうしても小ぶりに。
また、暑さもあってか咲いてから散るのが速く、ここは花がら摘みをしました。
蕾がすべて咲ききった枝から剪定をしましたが、それほど枝がないので気持ち程度。
1つだけ樹勢がすごく良い枝があり、ここは咲き終えたらしっかりめに剪定しようと思います。
まだ蕾があるので待機です。
4か月育ててみて
ここまでやってみた感想としては、
思っていたより丈夫でそこまで手間がかからない!
です。
薬剤散布や害虫対策はありますが、バラの数がそこまでなければ許容範囲という印象です。
余談ですが、同時進行でミニバラを8種育てていたので、こちらの方が遥かに大変でした…。こんなにたくさん勢いで買っちゃダメ、絶対。
まだ1年も経っていないのでこんな感じですが、この調子だと来春にはまた増えてそうな気がします。
というわけで結論として、
初めての方にも十分オススメできる!と言えます。
ただ、ここまでで感じたこととしては、
・大苗でしっかりしているものを選ぶ
・薬剤散布は必要だと思っておく
・剪定をためらわない
です。
最後の剪定をためらわない、ですが、「切るのが可哀そう」といって切らずにいると余計に弱っていったバラを近所で見ていたからです。
適切な場所で剪定を行うと、しっかりと芽を出してくれることがわかりましたので、私はどんどん切っていこうと思います。
というわけで、【ガーデニング初心者のバラデビュー】レポートはいかがだったでしょうか?
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