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ガーデナー(庭師)養成講座 第6期 第9日~剪定(ソヨゴ)編~

朝からの小雨。
天気予報でも雨の予報はなく、想定外だったので、「お願いだから止んでくれ」と思いながら会場に向かいました。

なんとか止んで?くれたものの、雨のおかげで特に午前中は肌寒い中での実施となりました。

前回から剪定の実技に突入。
2回目の今回は、ソヨゴの剪定です。

まずは、講師の細川からのレクチャー。

まだ皆さん剪定に慣れていないため、まずは細川が1本を仕上げ、仕上がりのイメージが沸いた状態をつくります。

皆さんには、それを参考にしながら、剪定を進めていただきます。

まずは養生から。

前回の実技のテーマは、
●忌み枝を見つけること
●見つけた忌み枝を残すか切るかの判断をすること
の2つでした。

今回は、前回学んだことを活かしつつ、一歩進んで、
●樹冠線(ライン)をイメージ・設定すること
●仕上がりの濃さを意識して剪定をすること
の2つをテーマに設定し、取り組んでいただきました。

とはいえ、まだ剪定はスタートしたばかり。
さすがに『樹冠線』と『仕上がりの濃さ』をイメージするのは難しい。

実際、皆さんの振り返りアンケートを読んでいても、
●樹冠線をイメージすることもだが、そのイメージ通りに剪定を進めて仕上げていくことに苦労した
●仕上がりが、思っていたより濃淡が残り、全体的に濃さを合わせるのが難しかった。
といった声があり、皆さん苦労されているようでした。

ですが、そんな中でも、「残す枝、切る枝の判断は、できるようになってきた」という声もあり、着実に前回より前進していることも感じられました。

まだ剪定は2回目。
悩んだり、苦労されたりすることは当然のことです。

講師の細川も、剪定については受講生の皆さんに対して、『大いに悩め』と言います。

「悩む」というより、「考えて、決断する」と言ったほうが適切かもしれません。

自分と対話し、考えて、決断し、そして実行する。
実行した結果、仕上がりがどうなり、それは自分のイメージしたものと比較してどうなのかを振り返る。

その繰り返しによって、自分の引き出しが増えていく。
その引き出すが増えていくことによって、考えて決断するスピードが上がっていきます。

だから、今は「わからないこと」を前向きに捉え、考え、間違いを恐れずに決断をしてほしいと考えています。
そのサポートができるように、5人という少人数で講座を実施しているので、安心してトライしていただきたい。

まだまだ悩みは尽きないと思いますが、その悩みを学びに変えて、一歩一歩前進していただきたいなと思います。

ということで、今回の仕上がりはこちら。

来週も剪定が続きます。
次の対象樹木はシマトネリコです。
三脚を使用することが必要なサイズ感。また一段階難易度が上がりますが、楽しんで取り組んでいただければなによりです。


★第7期の講座、今後の体験講座等のご案内は、ガーデナー養成講座Twitterでも告知予定です。

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