ガーデナー(庭師)養成講座 第3期 第18日~登り込み剪定・ハナミズキ編 Day2~
毎週日曜日、これでもかというくらいの雨が続き(1日だけ、ゴリゴリの雨予報だったのに快晴、という日もありましたが)、前回の講座から約1ヵ月が経過してしまいました。
お天気ばかりは、致し方ありませんが、前回初めて登り込みが必要な高さのハナミズキの剪定は、2日にまたいで実施のプログラムで組んでおりましたので、ここで1ヵ月期間が空いてしまうのは、なかなか悩ましいところです。
嘆いてばかりもいられないので、受講者さんには、今回も含めて残り3回の講座で、登り込みの剪定の経験を積み、スキルを修得していただきたいと思います。
まずは、簡単に前回のおさらいからスタート。
安全帯の装着方法や登り込みの注意点を復習していきます。
そして、いつも通り、養生から。
早速、剪定スタート。
どうしても、皆さんこのサイズは初体験のため、恐る恐るというか、細かい枝葉から切ってしまいがちになります。
ですが、まずは全体像、仕上がりのゴールイメージを描き、輪郭をどこにするかを決めないことには、最終的に細かく仕上げてしまったところが無駄になってしまう可能性があります。
講師の細川から序盤にそのあたりを促したため、即実行する方もおられれば、やはり恐る恐るになってしまう方もおられました。
登り込みにトライされる方には、細川から、脚の掛け方や、どういう方向で登っていくのかもレクチャー。
皆さん、樹木の中から3D的に全体像をイメージするなんて、当然はじめての経験ですから、苦戦していました。苦戦して当然です。場数を踏んでいくしかないですね。
途中休憩では、登り込みにチャレンジした方、なかなか踏み込めなかった方で、進捗に明らかに差が出ていました。
そのあたりは、ご自身が剪定したハナミズキを客観的に見ていただきながら、お伝えしていきます。
さらに、切り枝をサンプルに、仕上がりイメージを描くことで、いかに手数少なくゴールに辿り着くかもお伝えします。
さすがに7月に入り、なかなかの暑さでしたので、しっかりドリンク休憩をとって再開。
皆さん、どんどん登りこんでいきます。
逐一、細川からポイントをレクチャー。
どの枝を切ったとしても、この枝が生きてくるから大丈夫、という風に各論を具体的に説明していきます。
登り込み剪定はまだ2回目。
それなにの、講師の細川に対し、「こういう意図で、ここを切ろうと思うんですが、どうですか?」という質問が飛んでいて、明らかに皆さんの理解度が深まっていることを感じることができました。素晴らしい。
生き物が相手ですし、樹木はひとつひとつが異なります。
ですから、「どれを残し、どれを切る」という意図を持つことがとても大切です。
それができていることが、本当に素晴らしい。ひとつひとつ考えながら切り進めていること伺えます。
そして、仕上がり。
全体のラインが整い、適度に透け感を出すことができています。
午前チームの皆さんは完了したものの、午後チームの皆さんは、終了1時間前に雨が降り始めたため、来週リカバー予定です。
第3期ガーデナー養成講座も残すところ2回です。
そして、残りの2回も引き続き、登り込み剪定にチャレンジしていただきます。
※今後の体験講座の情報は、ガーデナー(庭師)養成講座Twitterで告知予定です。
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