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ガーデナー(庭師)養成講座 第5期 第12日~工程管理@生垣刈込編 Day2~

前回から突入した『工程管理編』。
3日間を予定しているカリキュラムの中の2日目です。

午前の受講者さんにはレッドロビンの生垣を、

午後の受講者の皆さんにはウバメガシの生垣を、

それぞれ題材にして、工程管理にチャレンジしていただきます。
まずは、受講者の皆さん同士で、本日の工程について打ち合わせ。

打ち合わせが終わったら、早速スタート。

工程管理1日目となる前回の講座で、工程管理で最低限抑えるポイントとして、
①時間管理の考え方
②安全管理の考え方
③役割・配置の考え方
の3つをお伝えしました。

1日目では、②の安全管理と③の役割分担をテーマとして取り組んでいただきました。

2日目の今回は、①の時間管理に加えて、③の役割・配置におけるポイントの1つである「工程管理におけるリーダーシップ」もテーマに置いて、取り組んでいただきました。

毎回、講座のたびに皆さんに振り返りも兼ねてアンケートにお答えいただいているのですが、反省点として、
●自分の担当領域、目の前の仕事に集中してしまい、全体の工程のことへの意識ができなかった。
●隣との連携。仕上がりを合わせる。そのあたりの意識ができていなかった。
という声が、複数名の方からありました。

そこでポイントになるのが今回のテーマである「時間管理」と「リーダーシップ」です。

実際の現場では、現場監督がいたりして、その監督が工程管理を行ったりもするのですが、今回の講座においては、全員が「工程管理」について学ぶ立場です。

ですから、全員がある意味で「現場監督」として、今回の生垣刈込を仕上げる責任者としてどう振舞うのか、ということを意識する必要があります。

今回の現場のリーダーとして、
●自分の仕事の進捗だけでなく、現場全体の進捗管理(時間管理)を行うこと。
●全体の仕上がりの統一感に対して責任を持つこと。

それが、工程管理を担う者が最低限果たすべき役割になります。

講座も折り返し地点を過ぎたといっても、まだ12回目。
そう考えるとハードルが高い内容かもしれませんが、限られた講座の中で、皆さんには身につけていただくことが必要なスキル。

工程管理の講座も残り1回ですが、必ずモノにしていただきたいと思います。

また、別の視点での課題もありました。

これは、工程管理とは別で、「刈込」それ自体の話。
刈込というのは、対象を面で捉えて揃えていくお手入れ方法です。

ですが、ここ数回、「剪定」を学んでいただいていた影響で、どうしても対象を点で捉える意識が強くなってしまっていた。

本来ならば、面で揃えるように刈って進めていくのですが、伸びている枝を刈込鋏で点で捉えにいく場面が見られました。
そのあたりも、講師の細川から指導させていただきました。

反省点もありましたが、「時間管理」という観点で言うと、午前・午後とも予定より早く完了させることができました。

この点については、皆さんで意識して進めることができていて、良かったのではないかと思います。

次回で工程管理もおわり。
しっかりとスキルを身につけていただき、次のステップに進んでいたけるようサポートしていきます。


★第6期の講座、今後の体験講座等のご案内は、ガーデナー養成講座Twitterでも告知予定です。

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