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ガーデナー(庭師)養成講座 第6期 第17日~剪定編(ヤマモモ&シラカシ)~

第6期の講座も残すところあと5回。

直近5回は、玉造の刈込⇒工程管理をテーマにした生垣刈込と『刈込』が続きましたが、残り5回は剪定が続きます。

ということで、久しぶりの剪定です。

午前の参加者の皆さんにはヤマモモを、

午後の参加者の皆さんにはシラカシを、

それぞれ題材に剪定に取り組んでいただきました。

今回、講師の細川が皆さんに提示したテーマは、「どの枝を残すかを意識して剪定を進める」ことです。

剪定においては当たり前と言えば当たり前のことではあるのですが、樹木のお手入れの経験がほとんどない状態で、唐突に「どれを残すのか」と問われても判断できるものではありません。

ですから、段階を踏んで辿り着く必要があります。

そのため、剪定~基本編~では、まず「不要枝を取り除く」ことを意識していただきました。
不要枝を取り除く過程で徐々に仕上がりのライン(樹冠線)や濃さをイメージして形にしていく。もちろんはじめからうまくいくわけではないですから、講師の細川が都度軌道修正をしながら仕上げていく。
そういった形で剪定のベースとなる「仕上がりのラインと濃さ」をイメージしながら剪定を進める、ということを実践していただきました。

今回からは応用編。
まず仕上がりのラインと濃さをイメージする。そのイメージから逆算して残す枝を判断し、それらを残しながら剪定を進めていく。
そのためには、まず自分がゴールを設定する必要がある。この「自分で設定する」というのがひとつのハードルです。

ですが、それをできなければ、ガーデナーとしてひとり立ちすることはできません。

さすがに久しぶりの剪定だけあって、最初は皆さん”かなり”頭を悩ませていました。

それはそうですよね。

久しぶりである上に、「自分で決める」ことを求められるわけですから、一筋縄ではいきません。

ですが、徐々にコツを思い出し、後半には鋏がスピーディに動くようになっていました。

今日はコツを取り戻したあたりで講座が終了した・・・そんな感じでしょうか。

次回からはさらにハードルが上がり、「登り込みでの剪定」に本格突入します。きっと今週よりもさらに悩みが増すことでしょう。でも、それで良いんです。
悩み、考え、結論を出し、実践するプロセスの繰り返しでしか引き出しは増えてきません。

残り4回の講座でひとつでも多く自分で答えを出し、引き出しを増やしていただきたいなと思います。

■剪定後


★第7期の講座、今後の体験講座等のご案内は、ガーデナー養成講座Twitterでも告知予定です。

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