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ガーデナー(庭師)養成講座 第6期 2日目 ~低木刈込(アベリア)編~

先週からスタートし、本日で2回目を迎えた第6期ガーデナー(庭師)養成講座。

初回の前回は、座学でした。

そして、2回目の今回から、さっそく実技に突入です。
実技に圧倒的に時間を割くのがこの講座の特徴です。

テーマは『刈込』。
題材は『アベリア』という樹木です。

皆さんに刈込鋏を握っていただく前に、まずは講師の細川から、前回の座学の復習と、アベリアの刈込についての解説をします。

初めての刈込で、まず意識していただきたくポイントとしてお伝えしたのは
①樹冠線(ライン)の取り方
②刈込鋏の扱い方
の2つです。

まず、①樹冠線(ライン)の取り方。
いわゆる、仕上がりのラインをどうとれば良いのか。
皆さんが最初に悩むポイントです。

ただ、この点については「唯一の正解」があるわけではありません。
私たちの仕事の現場であれば、お客様のご要望がどういった仕上がりなのかによっても大きく影響されますし、樹木の状態も考慮する必要があるためです。

今回ひとつの目安としてお伝えしたのは、「前回の切り口の位置」です。

大きくなりすぎないように、現状の大きさを維持しながら管理をしていく、という視点で捉えると、前回の切り口で切ることにより、前回のサイズまで切り戻すことができます。
(本来は、切った後の成長がありますので、前回の切り口より少し深く切る、ということになります。)

仕上がりのラインの決め方・探し方をお伝えした後は、講師の細川による実践。
実際にどのようにして刈り込んでいくのかをお伝えしていきます。

その後は、早速皆さんに刈込にトライしていただきます。

今日のポイントは、とにかく鋏に慣れること。
そのため、よく茂ったアベリアを題材に選びました。

しっかり刈り込む、その作業を繰り返すことを通して、刈込鋏を動かす“型”をつくっていく。

これまであまり触ったことがない方は、最初は恐る恐るではあるのですが、細川の指示通り、しっかりと型を作りながら刈込鋏を動かしていきます。

しかし、ちょっと触ったことがある方ほど、型をつくることよりも「鋏を素早く動かすこと」に意識が向かってしまいます。

そこで罠になるのが「音」です。

刈込鋏を動かしていると、刃が重なる「シャキン、シャキン」という音は鳴ります。
ですが、実際にはあまり切れていない。切った枝の量が少ないのがその証です。

ですから、細川からは、最初は鋏をスピーディに動かすことより、確実性を意識し、しっかりと”型”をつくることをお伝えします。

最後は皆さんで掃除。

掃除も講座の一部です。
ほうきの使い方ひとつで、掃除の効率が大きく変わります。
ですから、そのあたりもお伝えしていきます。

最後は道具のメンテナンス。

鋏のメンテナンスというと、「刃を研ぐ」ことに意識が行きがちですが、大切なのは日々のメンテナンス。その方法いついてもお伝えしていきます。

こちらが皆さんが仕上げてくださったアベリア。

次回も刈込が続きますが、今回とはちょっと趣向が変わります。
その様子もこちらのnoteでご紹介します。


★今後の講座、今後の体験講座等のご案内は、ガーデナー養成講座Twitterでも告知予定です。

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