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【遊戯王】待ってたぜェ!!この瞬間をよォ!!【CNo.62 超銀河眼の光子龍皇】

※こんなことしてたら絶対転けるので
真似はしないように

ついに来た【フォトン】【ギャラクシー】強化

 10月に発売される遊戯王OCGの新パック『PHOTON HYPERNOVA』の情報が公式Twitterで公開されました。
 パック名に「PHOTON(フォトン)」の名が記されているので【フォトン】【ギャラクシー】の新規の登場が予想されていましたが、大方の予想通り新規カード8枚の追加が決定しました。

フォトン・エンペラー

星8/光属性/戦士族/ATK2800/DEF1000
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードがフィールド以外から墓地へ送られた場合、このカード以外の「フォトン」モンスターまたは「ギャラクシー」モンスターが、自分フィールドまたは墓地に存在していれば発動できる。このカードを守備表示で特殊召喚する。
②:このカードが召喚・特殊召喚に成功したターン、自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに光属性モンスター1体を召喚できる。

特殊召喚非対応なのが厳しかった帝王

 エンペラー(皇帝)の名前的にアニメにも登場した「フォトン・カイザー」のリメイクでしょうか。
 ①の効果はフィールドまたは墓地に【フォトン】【ギャラクシー】モンスターが存在していれば、「フィールド以外」から墓地に送られた場合に発動できるので、「おろかな埋葬」はもちろん「銀河戦士」や「トレード・イン」のコストとして送られても発動します。
 X素材として取り除かれた場合でもフィールド以外から墓地に送られる扱いになる
ので、非常に緩い条件で特殊召喚が可能です。
 ②の光属性の召喚権を増やす効果は光属性全体で活かせる効果であり、【ギャラクシー】では「銀河の魔導師」「銀河騎士」の召喚権を食い合う問題が解決します。最も召喚自体ができなくなってしまう「アクセル・ライト」とは変わらず相性が悪いですが……
 ちなみに【ギャラクシー】とはあまり関係ありませんが、攻守のステータスが2800/1000でレベル8というところから【帝】とのシナジーもあります。エンペラーなのでちょっと狙っているところはあるかもしれませんね。

銀河の召喚師(ギャラクシー・サモナー)

星4/光属性/魔法使い族/ATK1600/DEF1400
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、「銀河の召喚師」以外の自分の墓地の、「フォトン」モンスターまたは「ギャラクシー」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
②:このカード以外の自分フィールドの光属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのレベルをターン終了時まで4にする。

 ①の効果で召喚・特殊召喚成功時に墓地の同名以外の【フォトン】および【ギャラクシー】モンスター1体を守備表示で特殊召喚することができます。
 蘇生対象は多めですが、効果を無効にしないで特殊召喚できるため、特殊召喚成功時に効果を発動できる「銀河戦士」を蘇生できると美味しく、また②の効果で光属性モンスター1体のレベルを4にできるので、リンク召喚のみならずランク4のX召喚に繋げることも可能です。前述の銀河戦士がレベル5なので取れる戦術の幅が広がるのはいいですね。

ギャラクリボー

星1/光属性/悪魔族/ATK300/DEF200
このカード名はルール上「ギャラクシー」カードとしても扱う。
①:相手モンスターの攻撃宣言時、このカードを手札から捨てて発動できる。手札・デッキから「銀河眼の光子竜」1体を特殊召喚する。その後、攻撃対象をそのモンスターに移し替える。さらに、自分または相手フィールドのXモンスター1体を選んで墓地のこのカードをそのモンスターの下に重ねてX素材にできる。
②:自分フィールドの、「フォトン」モンスターまたは「ギャラクシー」モンスターが戦闘または相手の効果で破壊される場合、代わりに墓地のこのカードを除外できる。

先輩

「クリフォトン」に続いてテーマ内2体目クリボー系統モンスター。ギャラクシーの名こそ持ちませんが、ルール上【ギャラクシー】カードとして扱うことができます。
 ①の効果で相手攻撃時にこのカードを手札から捨てることでデッキ・手札から「銀河眼の光子竜」1体を特殊召喚し、攻撃対象を光子竜に移し替えることができます。X素材になる効果は相手のXモンスターも対象にできますが、恐らく光子竜の除外効果とのシナジーを狙ったものなのでしょう。
 ②の身代わり効果は効果耐性持ちが少ない【ギャラクシー】にとってはモンスターを維持する手段になります。
 しかし、このデッキに入るクリボー系統のモンスターとしてX召喚のサポートができる「アストラル・クリボー」が存在します。

 最もギャラクリボーは【ギャラクシー】としても扱えるので、サーチの容易さや素材にしていないモンスターを守れる点では勝っているのではないでしょうか。

CNo.62 超銀河眼の光子龍皇(ネオギャラクシーアイズ・プライムフォトン・ドラゴン)

光子竜皇+超銀河眼

ランク8/光属性/ドラゴン族/ATK4000/DEF3000
光属性レベル8モンスター×3
このカードは自分フィールドの「No.62 銀河眼の光子竜皇」の上に重ねてX召喚する事もできる。
①:自分バトルフェイズ開始時に、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。このバトルフェイズ中、このカードは3回までモンスターに攻撃できる。
②:このカードが「銀河眼の光子竜」をX素材としている場合、以下の効果を得る。
●このカードは相手モンスターの効果を受けない。
●このカードの攻撃力は、このカードがX素材としているモンスターのレベル・ランクの合計×100アップする。

 近年のOCGパックの看板を飾るモンスターはアニメキャラの新旧エースの合体版(「E・HERO シャイニング・ネオス・ウィングマン」)、エースモンスターの進化版(「ブラックフェザー・アサルト・ドラゴン」)、エースモンスターの新形態(「オッドアイズ・ペンデュラムグラフ・ドラゴン」)といった映像化はされていないながらも、アニメが続いていたらそのキャラが使いそうなモンスターがオリジナルで作られる傾向があります。
 今回は遊戯王ZEXALの天城カイトの切り札である「No.62 銀河眼の光子竜皇」がカオス化した姿で登場しました。光子竜皇は作中では「銀河眼の光子竜がアストラル世界の力で生まれ変わった」とも言われている通り、青い身体になっていましたが、バリアン世界の力で進化した「超銀河眼の光子龍」を意識した赤い身体かつ三つ首のモンスターになりました。ライバルともいえるミザエルの切り札「CNo.107 超銀河眼の時空龍」を意識した姿ともいえますね。
 効果としては「No.62 銀河眼の光子竜皇」に重ねてX召喚できる召喚ルール効果、X素材を一つ取り除くことでモンスターに対して3回の攻撃が可能になる効果、そして「銀河眼の光子竜」をX素材にしている場合、相手モンスターの効果を受けず、攻撃力がこのカードのX素材にしているモンスターのレベルまたはランク×100アップするようになっています。
 ①の効果は相手フィールドにモンスターが複数体存在する必要がありますが、一気に3体のモンスターに攻撃できる豪快なものとなっており、仮に光子竜皇、光子竜、「銀河眼の残光竜」の3体を素材にしていれば攻撃力は素で6400まで上昇します。
 ①の効果で残光竜を取り除くとX素材の数は減るのでそこから5600に下がりますが、残光竜の効果で攻撃力は倍になるので結果的に10000超えの攻撃力で複数回の攻撃が可能になります。
 もちろん銀河眼の名前を持っているので「ギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴン」や「銀河眼の光波刃竜」を重ねることもできますし、Xモンスターなので「天霆號アーゼウス」を重ねることも可能です。

銀河光子竜(ギャラクシー・フォトン・ドラゴン)

ランク4/光属性/ドラゴン族/ATK2000/DEF0
レベル4モンスター×2
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカード以外の自分フィールドの光属性モンスターの攻撃力は500アップする。
②:このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。デッキから「フォトン」カードまたは「ギャラクシー」カード1枚を選び、手札に加えるか墓地へ送る。
③:自分フィールドに光属性モンスターが特殊召喚された場合、その特殊召喚されたモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのレベルをターン終了時まで4または8にする。

 今までいそうでいなかった【銀河眼】以外で【フォトン】と【ギャラクシー】両方の名を持つモンスター。
 素材縛りなしのランク4モンスターであり、①の効果では自身以外の光属性モンスターの攻撃力を500アップするので「輝光竜フォトン・ブラスト・ドラゴン」と好相性。
 ②の効果では「フォトン」または「ギャラクシー」カードのサーチor墓地送りなので「フォトン・サンクチュアリ」や「銀河遠征」のような展開カードはもちろん前述の「フォトン・エンペラー」を墓地に送ったり、後述の「銀河百式」のサーチも可能です。
 ③の効果は自分フィールドに特殊召喚された光属性モンスターのレベルを4または8に変更できるので、それぞれのランクのX召喚に繋げやすくなります。特に元々のレベルが5でX素材にしにくかった「銀河戦士」をX素材にできるようになるのが強力ですね。

銀河百式(ギャラクシー・ハンドレッド)

永続魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードの発動時の効果処理として、デッキから「フォトン」カードまたは「ギャラクシー」カード1枚を墓地へ送る事ができる。
②:自分フィールドに「銀河眼の光子竜」が特殊召喚された場合に発動できる。相手のEXデッキを確認する。
その後、以下の効果から1つを選んで適用できる。
●その内のモンスター1体を除外する。
●その内の「No.」モンスター1体を自分フィールドに特殊召喚する。

零式(ゼロ)を意識?

 ①の効果は言ってしまえば【フォトン】【ギャラクシー】版「おろかな埋葬」ともいえる効果であり、前述の「フォトン・エンペラー」を素早く墓地に送ることができます。サーチ手段としては「銀河の魔導師」や前に紹介した「銀河光子竜」の効果があるので手札に引き入れること自体は難しくないでしょう。
 ②の効果は自分フィールドに「銀河眼の光子竜」が特殊召喚された場合に発動できるもので、相手のEXデッキを確認した上でモンスター1体の除外「No.」モンスター1体の特殊召喚が可能です。銀河眼の光子竜自体は最上級モンスターですが、サポートカードも豊富で特殊召喚自体も容易であるため、発動自体は簡単です。
 適用できる効果は2つありますが、現環境においてNo.モンスター自体がEXデッキに採用されているケースはそれほど見受けられないので、先攻で相手のEXデッキの中を確認し、相手のデッキを見極めたうえでキーカードを除外してしまえば相手の戦略を崩すことができるでしょう。

ヌメロン・クリエイション

通常魔法
このカード名はルール上「ギャラクシーアイズ」カードとしても扱う。このカード名の効果は1ターンに1度しか適用できない。
①:元々の攻撃力が3000以上のドラゴン族・光属性モンスターがフィールドに3体以上存在する場合に発動できる。EXデッキからドラゴン族の「No.」Xモンスター1体を特殊召喚する。その後、フィールドのこのカードをそのモンスターの下に重ねてX素材とする。

アニメでは月で誕生しました

 ルール上「ギャラクシーアイズ」カードとしても扱えるので【ギャラクシー】のサーチ対象。
 しかし、発動条件があまりにも厳しすぎるのがネック。このデッキであれば光子竜・残光竜とランク8のXモンスター3体を用意する必要があるので、そこまで展開する必要があるかどうか。発動条件的にどちらかというと【青眼】の方が相性がいいかもしれません。

フォトン・リタデイション

通常罠
①:「フォトン」永続魔法・永続罠カードまたは「ギャラクシー」永続魔法・永続罠カード1枚をデッキから選び、手札に加えるか自分フィールドに表側表示で置く。
②:セットされたこのカードが相手ターンに相手の効果で破壊された場合、自分フィールドに「銀河眼の光子竜」または「銀河眼の光子竜」をX素材としているXモンスターが存在すれば発動できる。このターンのエンドフェイズになる。

コスプレしてまでカード化する兄さんは嫌いだ

 イラストの元ネタはオービタル7の力で時間経過を遅らせたカイトのワンシーン。ここまで来ると「ナンバーズ・ハンター」も【フォトン】や【ギャラクシー】として扱えるようにして欲しかったですね。
 ①の効果はデッキから「フォトン」または「ギャラクシー」の永続魔法・罠を手札に加えるか表側表示で置くというもの。そもそもこの2テーマに永続魔法・罠というものが少なく「フォトン・チェンジ」「銀河百式」「ギャラクシー・ウェーブ」の3つしかありません。

「ギャラクシー・ウェーブ」は自分がX召喚に成功するたびに500ダメージを与えるカードであり、デッキ的には【十二獣】のようなデッキの方が好相性です。

 一方で「フォトン・チェンジ」は発動後2回目のスタンバイフェイズに墓地に送られるデメリットがありますが、フォトン・リタデイションは「表側表示で置く」という発動を介さないものなので、自壊デメリットを回避することができます。このカード自体はサクリファイス・エスケープにも使えるカードなので、採用するならばセットで運用したいですね。
 ②の効果は「相手ターン」に「相手の効果でセット状態で破壊される」かつ「フィールドに銀河眼の光子竜または光子竜を素材にしているXモンスターが存在する」ことで、一気にそのターンのエンドフェイズに移行させることができます。
 条件が三重にあるのでロマンカードではありますが、相手の「ハーピィの羽根帚」や「ライトニング・ストーム」を敬遠することができるので、狙ってみる価値はありそうですね。

新規カードを使うなら?

 個人的に新規カードを使うのであればこのくらいの枚数の投入を考えています。

フォトン・エンペラー:2〜3枚
銀河の召喚師:2〜3枚
ギャラクリボー:0〜1枚
CNo.62 超銀河眼の光子龍皇:1枚
銀河光子竜:1〜2枚
銀河百式:2〜3枚
ヌメロン・クリエイション:0枚
フォトン・リタデイション:1枚(フォトン・チェンジとのセット採用)

 フォトン・エンペラーが上級モンスターであることや銀河の召喚師が初動だと腐るリスクがあるので今回の新規追加のカードでは3積み必須のカードはないのかな、と思います。
 銀河百式も墓地に落としたいモンスターが現状エンペラーしかいないので、2積みでもいいかと思います。

 ちなみに環境入りは現状絶望的と言わざるを得ないでしょう。光属性の時点で【深淵の獣】モンスターのエサにされてしまうので。来年1月の制限改訂で規制されるor更に新規が増えるならワンチャン!?あるかもしれませんが。

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