我楽多物語2 その2「窮屈な仕事」
破綻の序章
日本帰国後に私は破綻していくのだった。
破綻のその先にあるものは何でしょうか?
帰国後に日本のボウリング場に転職した。
社会人1年目の先輩社員の口利きでの入社だった。
彼には社会人としてのマナーから
ボウリングの専門知識まで何もかも教わった
師匠と言える存在だった。
上海に行く会社を紹介してくれたのも
この師匠だったのだ。
私が上海から帰ろうかどうか決断する少し前に
師匠はこの会社に転職していた。
師匠が転職していなかったら
日本に帰ってから師匠の下では働けないはずだったが、
転職してくれた事によって
またいっしょに働く事ができたのだ。
師匠は帰国後入ったボウリング場の支配人で、
現場のトップとなった師匠と働くのも楽しみだったし、
なにより気心が知れていると思っていたので
全く新しい会社に入るよりは
働きやすいのだと思っていた。
ブランク
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