亜利弥'さんの命日

今日8/27は元女子プロレスラーの亜利弥'さんの命日
19-20歳東京のプロレス団体に練習生として所属し、
稽古に来ていた女子の先輩が連れてきたのが始まり。

また吉本女子プロレスJD、大日本プロレス、LLPW、JD
と渡り歩き、キックボクシングなどの格闘技も経験してきた大先輩

KAORU選手に憧れているということを知るとKAORUさんかっこいいですよねと微笑んでくれたり、関節の稽古をつけてくれたり、ケーキを買ってきてみんなで食べたり厳しさ9割の世界で一際優しく思えた人だった。

試合観に来ないと誘われて行けなかったことが悔やまれる。
寝技の練習も細かいテクニックも教えてくれて褒めてくれた。

いつしか練習に来なくなって心細さを感じた。
それくらい慕っていた。
後から知ったがステージ4の乳がんが発覚したらしい。
亜利弥'さんが来なくなり、時折代表に亜利弥'さんまたきてくれますかね?と尋ねたこともあった。
あの時、唯一優しさを感じることができた存在だった。
プロレスを辞めて地元に戻り、亜利弥'さんの掲示板を覗くと乳がんであることを知った。
そして20周年記念の試合と引退試合を行うことを知った。
その時、亜利弥'さんの引退試合にセカンドでもいいから参加したいと思った。

拠点を大阪に変え、学生をする中でプロレス団体を見つけた。
プロレスラーとしてもう一度亜利弥'さんと再開したかった。
結果的に自分の怪我で叶わず、また、東京での引退とのことで引退試合にも観に行けなかった。

アベマtvでカウント2.9のレスラーという特集が組まれた。
その中に亜利弥'さんがいた。
がんになった経緯とその孤独が痛いほど伝わった。

その中であまり弱音をカメラの前で吐かない亜利弥'さんがプロレスラーには川が流れている。一般の人とは違う川が流れているんです。
と口にした。

この言葉は今も自分の中で刺さりつづけ
意味を探している。

亜利弥'さんというレスラーに指導してもらった事は自分の人生の誇れる大切な財産だと思っている。

亜利弥'さん。生まれ変わったらまたプロレス教えてください。安らかに。

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