1 on 1の「1と1の間」の話

このブログは1on1のアドベントカレンダーの3日目になります。

1on1は大きく分けて、関係性を活かすか、活かさないかがあると思っています。社内でも、社外でも。特に社内では上司と部下という評価者と被評価者の関係が分かりやすい関係性だと思います。

関係性を活かす場合には、大事なのは話し手(部下)のための時間になっているか?と言われていますが、目的を二人で明確に設定するのであれば、上司と部下、それぞれのための時間になっていてもよいと思います。良くないのは曖昧なままに、お互いの1on1イメージで進めてしまうことでしょう。

最近、上司と部下の1on1にファシリテーショングラフィックとして3人での1on1に関わらせていただくことがありますが、二人の言葉の受け取りのズレであったり、腑に落ちていないことであったりを丁寧に拾って、どちらにも「批判」に感じないように事実を伝える役割をしています。私はこれを「日本語から日本語への翻訳」と呼んでいますが、割りと当たり前と思っていることほど、受け取り方が違って、有効なやり方です。毎月の…とはいきませんが、1年に一度くらいの大事な1on1であれば、お試しいただくのもよいと思います。

適度な客観性をもって、洞察をもって、壁打ちを2人でする感覚です。関係性を活かさない1on1もこれに近いか、コーチングに近いか…というところでしょうか。もしくは、1on1の時に対話するための関係性の再構築を2人で明示的に(儀式的に)やると良いでしょう。

関係性はずっと続くものですから、大切に繊細に扱うものなような気がしていますので。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?