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请先付款

请先付款
qǐng xiān fù kuǎn
▶︎前払いでお願いします。

これはよく店先に書いてあることが多い。日本では、食事を提供してもらってからお金を支払うのに慣れているので、食い逃げする人が多いのか?と思ってしまうが、これは商習慣の違いに過ぎないだろう。最近は外国人の観光客も増えているので、注意喚起の意味で書いてあるのだろうが、それなら英語で書かないとわからないはずなのだが。

鸭鲁饭/yā lǔ fàn

■支払いとコミュニケーション

最近、日本では注文も支払いもタブレットで、というところが増えているが、「ご馳走様」「ありがとうございました」というやり取りさえも省略されることを考えると、先に支払って食事の提供やサービスを受ける方がいいのかもしれないなあ、と思ってしまう。

韓国を旅行して屋台で食事をしようとすると、店の前に銀行の口座番号が記載してあることがある。「こんな少額を振り込めということ?」と驚きを隠せなかったが、これも現金を持ち歩かない若い世代への対応方法なのだろうか?電子マネーやクレジットは手数料が掛かるからだろうから、設備の導入は簡単ではない。

地瓜球/dì guā qiú

■グローバル化か、否か

流石に日本では見ないシステムだけど、外国では、急速に仕様が変わるお金のあり方に、店側も知恵を絞って向き合っている姿が頼もしく見えた。すでに現金が使えないお店も珍しくなく、みなさんは当たり前のようにカードかスマホをレジでかざしているシーンが見られる。たぶん日本だったら、高齢者がレジ前で「なんで現金が使えんのだ!」と叫ぶシーンが想像できてしまう😭

それにしても、誰でも、どんな支払い方でもできる体制を用意しようとするお店側の対応には頭が下がるが、これが、日本の仕事の仕方やサービスがなかなかグローバル化しない根本的な理由かもしれないと思うと、悲しくなるな。これも日本のよさだと受け止められる度量があればいいのだけれど、無駄なものは無駄だと言う勇気もあっていいだろう。

#ちょっと気になる汉语 |02

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