2022/06/11 理想と欲求のバランス

 こうなりたいという『理想』と、こうしたいという『欲求』の区別が未だにあやふやだという自覚がある。この日記も一例で、日記を書いている人間に憧れているという『理想』と、文字で思考をアウトプットしたいという『欲求』のどちらが真の目的なのかわからない。
 あるいはこの場合、二つは対立するものでなく、それとなく同居しているのかもしれない。
 だとしても、その比率がどれぐらいかは把握しておいたほうがいいとは思う。

 理想も欲求も、身の丈に合わない求め方をすると破滅する。理想が高ければ高いほど現実の自分とのギャップに苦しむことになるし、欲求が強ければ強いほど乾きに苦しむことになる。
 足るを知る、とはよく言ったものだけど、上限値を下げるのはそう簡単じゃない。
 だから、求めすぎてはいけない。片方を求めすぎないために、理想と欲求のバランスを保ったほうがいい。
 これは単純にリスクヘッジにもなる。バンドマンの夢破れた若者が、後にギターを趣味にする感じ。逆に目指してた方向とは違うもののメジャーデビューするとか。
 バランスを保っていれば、仮に理想と欲求のどちらかが損なわれても耐えられるかもしれない。

 まあ、問題は理想と欲求が対立してた場合なんだけども。痩せたいけど甘いものは食べたい、みたいな。この場合もバランスが大事なのかもしれない。昨日食べなかったから今日食べるとかね。
 つまり、昨日は我慢したシュークリームを今日は食べていいってことで、ここは一つ。

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