見出し画像

9月18日。これからも変わらずに

9月18日。

また一つ歳を重ねた。

年々、自分の誕生日に対する興味はなくなっていくけど、それでも自分が生まれた日であるし、この日を通して、久しぶりの人から連絡をもらえたり、久しぶりに話をしたり、また新たに繋がっていったりもするので、悪くないなぁと思っている。

いつも年末に振り返りをしているけど、今年はこのタイミングで、自分がどんな行動を起こしてきたか、何を為してきたかを振り返ってみたくなった。

まずは本職であるフローレンスでの取り組み。

#ひとり親をみんなで支えよう  

新型コロナウイルスの発生、感染拡大に伴い、自分たちは何をすべきか、何ができるかを考えて、様々なアクションを起こしていった。

その中の一つの取り組みである「#ひとり親をみんなで支えよう」

サッカー日本代表の長友佑都さんにお声がけいただき、クラウドファンディングで資金を集めて、ひとり親家庭への様々なサポートプログラムを自分たちで一から考えて、実行していった。

お声がけを頂いて、クラファン立ち上げまで1週間もなかったという怒涛のスタートだったよね。

クラファンでは1999人の方から、5000万円もの支援をしていただき、そこから支援プログラムを作り上げていった。

第1弾支援プログラム:食糧支援
第2弾支援プログラム:「ひとり親向けライター育成プログラム」を無償提供
第3弾支援プログラム:ひとり親家庭・経済的に困窮している家庭の子どもたちへのサッカーボール提供
第4弾支援プログラム:「別居中・離婚前のひとり親家庭」への緊急支援・全国調査・提言
第5弾支援プログラム:社会的包摂サポートセンターによる過去最大規模の「DV相談員の採用・育成」を支援

このプロジェクトを通して、今まで見えていなかったひとり親家庭の課題や現状が可視化されたこと、そして全てではもちろんないけれど、必要としている方々と繋がることができたこと、団体を越えて連携していくことで生み出していける価値があることを示せたのは大きなことだと思う。

他にもフローレンスは本当に沢山のことを為してきているし、物事を動かしたり、新たな流れを作ってきている。

自分も何でも屋として色々なことに関わらせてもらっているが、色々ありすぎて思い出せないので、フローレンスがどんなことをしてきているかは、ぜひフローレンスのHPをご覧ください。笑

一つ言えることは自分には大したスキルもないし、物事を深く考えて、作り上げていくようなことはできないけど、それでも人が好きで、コミュニケーションだけには自信があるので、その自分の強みを、やりたいをとことんやっていきたいなぁと思っている。

700名を越えるスタッフがいて、本当に事業も多様になっていて、オンラインがコミュニケーションのメインになっている中だと、どうしても関わること、関わる人が限定的になってしまったり、見えないことも出てくる。

そうなると理解や認識に齟齬が出てきたり、物事を進める難しさも出てきたりする。

一人一人を知る、どんな人が、どんな想いで、どんな背景があって、どんなことをしているのか。

知ることで、繋がることで出来ることがたくさんあると個人的には思っている。

だからこそそんな場や機会を作っていきたいし、自分ができることかなぁと思っている。

当たり前を問い直す「PMI ThinkTank」

そして昨年から関わっているのが、PMI、そしてPMI  ThinkTank。

政策・テクノロジー・文化、社会規範などのルールのあり方を立場を越えて、共に考え、アクションに紐づけて、今を変えていく。

そんな取り組みを行っている団体に広報として関わらせてもらっている。

そんな中で、一つのアクションがミレニアル政策ペーパー Volume 1
「家族イノベーション〜多様な幸せを支える家族の形」。

ミレニアル政策ペーパーでは、戦後から続いてきた昭和平成の家族のモデルを再定義し、一人一人が自分らしい生き方を選択できるためにどういった視点が必要か、政策、テクノロジー、文化・社会規範の3つの切り口から検討していきました。

自分にとっても家族はとても関心があるテーマだったので、家族に関しての取り組みを行っている団体、個人の方、多様な家族の形を作り上げている方々にお話を聞いていく中で、本当に勉強になることも沢山あったし、多様な家族を、望む家族の形を誰もが作っていくことができる社会にしていきたいと、より強く思うようになりました。

PMIのメンバーは官僚、弁護士などと自分が今までそこまで関わる機会が多くなかった人たちが多くいる。

その中で自分が何をできるか、何をすべきか。

まだまだ不十分だけれど、これからもできることをしていきたいと思っている。

外国にルーツがある子どもたちをみんなで支えていく「メタノイア 」

もともとNPO未来ラボで繋がったたくじとは、NPO未来ラボが終了した後も仲良くさせてもらっていた。

ずっとたくじが外国にルーツがある子どもたちに関わり続けているのは知っていたし、自分も学生時代に静岡で外国にルーツがある子どもたちに日本語を教えたり、学習サポートを行っていたので、また関わりたいとの想いはあった。

たくじが自分でNPOを立ち上げてやっていきたいという話は聞いていたし、自分にできることはしていきたいというのも思っていた。

そうして、外国にルーツがある子どもたちのサポートを行っていくNPO「メタノイア 」に理事として参画させてもらうことになった。

たくじ自身はずっと外国にルーツがある子どもたちのサポートは行っているけど、メタノイア は本当に生まれたばかりのNPO。

足立区で教室の運営は行っているけど、組織としても、取り組みもこれから作り上げていく段階。

ゼロから作り上げる、難しさ、大変さはもちろんあるけど、一方でそれは自分たちでどのようにも作っていけるということ。

伸び代しかないし、できることはいくらでもあるということ。

メタノイアで、事業の組み立て、広報やファンドレイジング、コミュニティ形成と自分にできることをこれからやっていきたいよね。

まだまだ動き出したばかりのメタノイア 。みんなと一緒に作り上げていきたいし、巻き込んでいきたい。

寄付も募集しているのでぜひ!

人と人が繋がる、可能性や選択肢を増やしていくコミュニティ

「自分に出来ることをしたい」「社会貢献をしたい」「挑戦したい」。

そんな人たちに入り口、きっかけ、繋がりを作っていきたい。

またNPOやソーシャルセクターで働いている、関わっている人たちの横のつながりがまだまだ限定的で、あまりないということを前から思っていた。

それぞれの想い、取り組み、悩みや課題なども共有したり、共に考えたり、ともにアクションを起こしていく。

そんな場や機会を作りたいとの想いから始めたのが「ソーシャルセクターコミュニティ」

自分の中では、

一人一人の想い、背景、行動を知る
何となく知っている人から一段進んで、より知っていく
顔を合わせることで、関係がより深まる
入り口、きっかけを作る
無理なく一人一人のペース、タイミングで関わっていける
余白がある
みんなで作り上げる
共通項、共通点が見つかることで、会話、コミュニケーションが加速していく
心理的安全性がある

これらが大事だと思って、そんな場や機会、空間、関係を作っていきたいと思って、活動をいっていった。

Twitterで呼びかけてみたところ、50名くらいの方から参加した、興味あるとの連絡をもらった。

最初はどうなることかと思っていたけど、それだけの人が興味を持ってくれたのが嬉しいし、やっぱりこのような場や機会が必要だけど、まだまだ少ないということも実感した。

実際にどんなことをしてきたかはこちらのnoteにまとめているので、ご覧ください。

自分の力不足もあり、今はほぼ運営できていないけど、それでもこのように共有できる場を、繋がれる場を作ることには意味があるし、繋がることができれば、そこからは各々が自分の想い、ペースやタイミング、やり方でそのつながりを深めたり、それぞれの形で生かしていくことができる。

自分はその入り口を、きっかけを作っていきたいと思っている。

今後は改めて、どんなコミュニティにしていくかも考えて、また一人では限界があるので、一緒にコミュニティを作ってくれる仲間を見つけて、またコミュニティを動かしていきたいなぁと思っている。

コミュニティを一緒にやってみたい、しょうがないから手伝ってあげるという方はぜひ連絡ください!


この1年やってきたことを駆け足で書いてきたけど、本当に色々なことをやってきたなぁ。

ここには書ききれないことも沢山あるしね。

様々な人と関わったり、様々な物事を動かしていく中で、自分の未熟さを感じることも沢山ある。

それでも今の自分にできることを、やるべきことをやっていきたい。

「たとえ微力であっても無力ではない」

だからこそ、これからも発信をして、声を上げて、声を掛けて、行動をして。

人から見たら騒がしい人間だし、何がしたいかよく分からない、変わってると思われたとしても自分の道を、自分の人生を全力で歩んでいきたいよね。

自分の経験が自分を形作っていく。

きっとほとんど行けなかった小学校時代、荒れまくっていた中学校時代、ひたすら海外に行って国際協力をしていた大学時代、自分の大切な人を沢山失って、大切な場所が一瞬にして破壊された東日本大震災、そして大切な人との出会いと別れ。

そんな経験をして、人より少しだけ多くのものを見てきた人間だからこそできることがあるのかなと思っている。

人から見たら騒がしい人間だし、何がしたいかよく分からない、変わってると思われたとしても自分の道を、自分の人生を全力で歩んでいきたいよね。

こんな人間ですが、これからもどうぞよろしくお願いします。

そして最後に図々しくもAmazonウィッシュリストを作ったので、しょうがないからお祝いしてあげる、恩を売っておくなどよろしくお願いします!笑

2021年9月18日
岩井純一

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?