うつ病の急性期を乗り越え回復期に入った今の私の過ごし方
こんにちは、がんはおです。
私は去年の9月に重度のうつ病と診断されました。
それから9ヶ月経ってようやく回復気に入りました。
急性期の頃は全く何もできず
心身ともに辛い日々が多かったです。
薬の調整中でもあったことから
目眩や吐き気、倦怠感がひどく
1日を過ごすことも辛かったです。
急性期の頃どう過ごしていたかは
今後記事を書いてみますので
お待ちいただけると嬉しいです。
そんな急性期を乗り越え
薬も安定してきたのでできることも増えてきました。
今日は回復期に入り落ち着いてきた日々を
どう過ごしているか紹介していきます。
今辛い方や私と同じく回復期に入ったばかりの方の
過ごし方のヒントになればと思います。
ぜひ最後までご覧ください。
回復期の過ごし方
その1:動きたい時はやりたいこと、やってみたいことを少しずつやってみる
薬の調整も落ち着きそれにより心身ともに落ち着いてくると
今まで動けなかった分動きやすくなり
体がウズウズしてくる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな時にいきなり買い物やバイトなど
ハードルの高い行動はおすすめできません。
なぜかというと反動が激しくダメージを喰らうからです。
気持ち的には動けるかもしれないけど
実際動いてみると意外と疲れて軽い目眩や倦怠感を感じます。
もし今後しっかり動きたいと思うなら
そのために心身ともに安定させる必要があるため
少しずつ動くことが大切です。
その時は「やってみたいこと」「やりたいこと」を
選ぶことがポイントです。
やりたいことをすることによって
意欲が湧くことに加え
できた時は成功体験として身につくからです。
逆にやりたくないことを取り組むと
できなかった時に「やっぱりダメだった」と
失敗体験に変わってしまい
今後チャレンジすることが難しくなってしまいます。
そんな理由もあるので動きたい時は
「やりたいこと」「やってみたいこと」を
「少しずつ」取り組むことをおすすめします。
その2:食べたいものを少しずつ食べ食事の回数を増やしながら食べる
急性期は食事が辛く感じますが
回復期に入ると食欲が増します。
急性期とは違い食べることが楽しく
味もしっかり感じることができるので
比較的多く食事が取れます。
ですが食べたいからとバクバク食べてはいけません。
今まで食べられなかった分
胃腸が弱っておりびっくりして
吐き気や嘔吐、下痢を繰り返してしまいます。
なので食べたいと思うものを少しずつ食べて
尚且つ、1日の食事の回数を増やすことで
胃腸に負担をかけず胃腸を動かすことができて
吐き気や嘔吐をせずに食事を楽しめます。
その3:将来やりたいこと、したいこと、してみたいことを少しずつ考える
「うつ病って将来のこと考えない方がいいんじゃないの?」
うつ病について勉強している方は思いますよね。
これは半分当たっていて半分違います。
うつ病に罹患すると将来のことを考えるのが辛くなります。
この時に将来の話をされるととても死にたくなります。
なので「周りから将来の話をする」のはNGです。
ですが心身ともに症状が落ち着き意欲が湧いてきたら
話は違ってきます。
薬の調整や症状が落ち着いてくると
心にゆとりができて意欲も湧いてきます。
その時に「自分で気が向いた時にしたいことを考える」のは大丈夫です。
ただ「周りからやりたいことはないかと聞くこと」はNGです。
「動けるのに動いてないだろう」と責められた気持ちになるからです。
例えば
「洗い物ができるようになりたい、してみたい」
「犬の散歩ができるようになりたい、してみたい」
「本を読みたい、読んでみたい」
など身近なことから考えることが大切です。
その4:主治医や家族に相談しながら少しずつ家事などを取り組む
症状が落ち着いてくると動けるようになってきて
いろんなことを取り組みたくなってきますよね。
そんな時に「じゃあ動けるからバイトしよう」はNGです。
動いた反動で悪化してしまうからです。
じゃあ何からすればいいのか。
それは「家事などの身の周りのこと」です。
それも主治医や家族との相談が必要です。
「やっても大丈夫だよ」と言われたらやりましょう。
なぜかというと自分が思ってるより調子が良くないからです。
以前と比べると動けるようになり治ったに近い感覚がありますが
病状を考えると「普通に近くなった」というレベルです。
なので調子に乗って色々やるのではなく
「できることを増やしそれを続けること」が大切です。
動けるようになってきたら次につながります。
その5:日常生活にゆとりを作ることを目標に家事などを取り組む
動けるようになってきたら
「日常生活にゆとりを作ること」を考えてみましょう。
ゆとりとは何かと思いますよね。
わかりやすくいうと「心に余裕をつくり過ごせること」です。
薬の調整も落ち着かず症状もひどい時は
落ち着いて日常生活を過ごすことは難しいですよね。
でも心身ともに落ち着いてくると
体も胃腸も動けるようになり意欲も湧いてきます。
心身ともに危機的状況から抜け出すことで
意欲に任せて動きたくなるかもしれませんが
そこをグッと堪えてできることをやることが大切です。
ここで意欲に任せて動いてしまうと
動いた反動により体調が崩れ
症状が後戻りになり
急性期と同じような生活になってしまうからです。
心身ともにギリギリで過ごすのではなく
少し余裕をつくることが大切です。
その6:生きるために時間を溶かす
生きるために特にこれといった工夫はありません。
とにかく生きている時間を伸ばすことです。
そのためには起きている間の時間を溶かすことが必要です。
じゃあどうやって溶かせばいいのか。
それは私のインスタで紹介しているのでぜひご覧ください。
ただ、この中でやりたいと思ったことをやることが大切です。
その7:楽になってきたからと油断せずに忘れずに薬を飲むこと
楽になってくると薬の飲み忘れが起きてしまいますよね。
「楽になったから飲まなくてもいいかも」
と思って断薬してしまうと
落ち着かせていた症状が後戻りし
急性期と同じ状態になってしまいます。
なのでピルケースやお薬カレンダーなどを活用し
飲み忘れを防ぐ工夫が必要です。
その8:休むこと、寝ること
動けるようになると自然と横になる時間が減りますよね。
そんな時に意欲に任せて動き続けてしまうのは良くないです。
なぜかというと動いた反動で疲れてしまい
症状が後戻りしてしまうからです。
回復期の状況は「治ったに近い感覚」ですが
病状から考えると「普通に近くなった程度」のレベルです。
なので無理して動くことはおすすめできません。
ではどうすればいいか。
意欲の湧くことを少しずつ取り組み
時々しっかり休むことが必要です。
その9:やりたくないことは1人でやらず家族の協力や福祉サービスを利用する。
「やりたくないことはやった方がいいんじゃないの?」
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
うつ病を治す過程で必要とされることの一つに
「できたことを積み重ね成功体験として身につける」
があります。
これを逆に考えると「できないことをやると失敗体験として身についてしまうため良くないこと」となりますよね。
うつ病に罹患してから「やりたくないこと=できないこと」と
考えていいと思います。
なのでもしやらなければならない場合は
家族と一緒にやる、または
ホームヘルパーや訪問看護など
福祉サービスを利用し一緒にやることが必要です。
その10:新しいことはやらず今できていうことを続けられるように自分のペースで家事などの活動に取り組む
回復期に入り主治医や訪問看護の方に言われたことです。
自分の気持ちや感覚では
「バイトできるかも!」
と思いますが意外とできないものです。
それになれてないことをやるのは負担になるそうです。
なので前述にもあったように
家事など身の回りのことを日々積み重ね
できることを長く自分のペースでやっていくことが大切です。
ここで動けるからとバイトなどをしてしまうと
心身ともに負担になってしまい
症状があと戻りしてしまいます。
そのためにも日々意欲が湧きできることをやっていき
成功体験として身につけることが大切です。
さいごに
いかがでしたか?
もう知っているという方もいらっしゃるかもしれませんね。
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