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LIKE THAT! リリースです


【LIKE THAT!】
読み方:ライクザット
Series:限定
Batch:1
Style:Pils
ABV:5.0%
IBU:28
EBC:4.8

Malt&Grain:Pilsner , Vienna , Carapils , Aroma Malt , Wheat
Hop:Nelson Sauvin , Tettnanger , Loral
Other:-

全国を股にかけるブルワー阿久沢 健志氏とのコラボビール。

穏やかな柑橘系を連想させるハーバルな香りに、 白ワインやハチミツのようなニュアンスも。
飲み始めは、少し残った甘みから丸く柔らかな印象ですが、飲み進めていくと、そこそこな苦味とクリスピーさを感じられ、全体的にバランスのとれた仕上がりに。キレッキレの飲み口ではありませんが、知らない間に飲みきってしまうGangi Brewingらしいピルスになったのではないかなと思います。

Collaborated with Takeshi Akuzawa.
Herbal aroma reminiscent of mild citrus, with hints of white wine and honey.
At the beginning of drinking, it has a round and soft impression from the little residual sweetness, but as you continue drinking, you can taste a moderate bitterness and crispness, and the overall finish is well-balanced. It is not a crisp drinker, but I think it has become a Gangi Brewing-like Pils that you are drinking up without even knowing it.

前段

『LIKE THAT!』は、「そんな感じ!」という意味を持っており、難しいネーミングを色々考えていたのですが、阿久沢氏が会話の中で、「そんな感じで!」と、よく言っていたのを思い出し、そんな感じで決めました。

ライクザットピルスとか読んでもらえれば。

阿久沢氏との出会いは、静岡県浜松市での修行中に、醸造設備導入の件で、静岡県静岡市にある、"すごせる酒屋MUGI"の伏見さんを通じて繋がりました。

阿久沢氏は、静岡県沼津、三島エリアを拠点とし、群馬、福岡など、全国の醸造所に携わっている醸造家で、醸造の知識、熱量が半端なく、スーパー尊敬している大先輩です。

たまに困ったことがあり質問をすると、3つ4つ上のレベルでの返答があり、まだまだ×100努力が足りないなと、毎回実感させられます。

醸造設備の導入、アフターサポート、コラボまで、何から何までお世話になり、本当にありがとうございます。

雪国スタイル①

ビールについて

さて、今回なぜピルスナーをつくったかというと、シンプルに、つくってみたかったから、です。

阿久沢氏と何つくろうか、という話の中で、せっかくなら初めてのことをやりましょう、というお話になり、じゃぁピルスナーで、というシンプルな流れで決まりました。

ベースとなるレシピは阿久沢氏が決め、そこに綿貫のイメージと今ある在庫を照らし合わせ、レシピを作成しました。

仕込み当日は、阿久沢氏初体験レベルの大雪でしたが、大きなトラブルもなく順調に終えることができました。

雪国スタイル②

パッケージ手前で、そこそこ熟成に時間をかけたにも関わらず、Sulfur(サルファ)というオフフレーバーの元になる硫黄系の香りがだいぶ残っておりましたが、阿久沢氏のアドバイスのおかげで、閾値以下まで下げることができ、無事にリリースすることができました。

余談ですが、ラベル下Gangi Brewingのロゴ横にある謎の文字は、阿久沢氏の万葉仮名サインです。せっかくなので配置してみました。

最後に

これは私の所感ですが、現在のクラフトビール業界は、醸造所や醸造家たち、原料サプライヤーの横の繋がりが強く、助け合いの精神を持って、クラフトビール業界を全員で底上げし、文化として根付かせてこうという共通の野望があると感じています。

それには飲食店様、小売店様の協力が不可欠ですし、さらには飲んでくれる、買ってくれるお客様がいないと成り立ちません。

もちろん横並びではなく、その中で競争が生まれることで、さらなる技術や品質向上に繋がり、もっとおいしいビールができてくるのは紛れもない事実です。

今よりもっと高いレベルでビールについて考えて、クラフトビールが文化として根付く、その一端を担えれば良いなと考えています。

阿久沢さんと話していると、私なんかより、もっともっと高い位置でビールや、ビールの周りについて考えていて、毎回関心させられるのですが、それと同時に阿久沢さんて本当にビールが好きなんだな、と結果単純なところに辿り着きます。

好きだから、追求する。これだけのことです。
なんか俄然やる気になってきました。

"Hop worldwide we got to live in peace, like that!"
"ホップが世界に染み渡り、全てが平和でありますように。

そんな感じで!"

綿貫 卓人


LIKE THAT!は、15L樽と瓶ビール330mlでリリースします。

4/29(月)15:00より、業務店様用ECサイトにて受注開始となります。

お取り引きをご希望の業務店様は、Best Beer Japan業務店様用ECサイトへご登録をお願いいたします。