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COULD BE リリースです!


COULD BE
読み方:クッドゥビー
Style:Mild Pale Ale?
ABV:5.0%
IBU:25
EBC:6.8

Malt&Grain:Golden Promise , Carapils , Wheat Malt , Aroma Malt
Hop:Mosaic Cryo
Other:-

まず念頭に置いていただきたいのが、PaleなMild Aleではなく、MildなPale Aleである、ということ。

一応、スタイルの違いを理解していただきたいので、以下、ビアスタイルガイドライン2204から”Mild Ale”の定義を引用しますが、もう一度言いますが、”Mild Ale”ではありません。

Mild Ale(マイルドエール)
「イングリッシュ・ペール・マイルドエールの色合いは、ライト・アンバーからミディアム・アンバーの範囲。冷温白濁があっても許される。フルーティーなエステルは非常にローからミディアム・ロー・レベル。ホップのアロマとフレーバーおよび苦味は、非常にローからロー・レベル。モルトのフレーバーが支配的である。非常にロー・レベルのダイアセチルは、こうした低アルコール・ビールの特徴として望ましい。ボディはライトからミディアム・ライトの範囲。」

上記を踏まえて、基本のペールエールを、さらにまったり飲めるようGangi Brewingなりの自己解釈を加えたのが新スタイル"Mild Pale Ale?"。苦味、キレ、アロマなどを基本のペールエールより控えめに。程よいモルト感を得れるように、ほんの少しだけ香りづけのモルトを投入。尖りすぎないホップ感はありつつも、程よくモルトの甘さやコクを感じられる、Gangi Brewingらしい、まったり飲めるビールに仕上がりました。

なぜこのビールをつくろうと思ったか

Gangi Brewingにおいて、基本のペールエールの立ち位置にあるビールは、MEET ME/Single Hop Pale Aleです。

MEET MEは、1種類のホップの香りやフレーバーを楽しんでもらうビールですが、ペールエールにしては、かなりしっかり目に香りとフレーバーがつくよう、そこそこのホップ量を使用しています。

私自身MEET MEは大好きなビールなのですが、やはりタップルームでお話を聞いていると、ホップの香りが強すぎるビールが苦手な方もいらっしゃいます。

そこでMEET MEを土台に、全体的に控えめな調整を加え、香り・苦味・モルト感など、どこも尖っていないけど、しっかりとクラフトビールらしいビールをつくりたいと考えました。

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名前の由来

COULD BEという名前は、直訳すると「たぶんね」とか「おそらくね」みたいに、ハッキリ断定できないときに使われる一言だそうです。

この自己解釈新スタイルビールについて、このビールのスタイル何?と聞かれた時に私はこう答えます。

綿貫「"Mild Pale Ale"だよ!Could be(たぶんね)…」

そしていつかこのスタイルを極めた時には、
"Couldn't be better.(これ以上いいものはない)"という名前をつけることでしょう。

ビールについて

基本のペールエールをGangi Brewingなりの解釈で、「もっとまったりと飲めるように」というのが今回の大きなテーマです。

まずホップについては、ど定番なMosaic(モザイク)をシングルホップで使用しました。そこまで使用量は多くはありませんが、パキッとした柑橘というよりは、グレープやオレンジ、キャンディーのような甘い香りを纏っており、それがフレーバーにも現れています。

そこに、少量入れたアロマモルトの、ほんのりハチミツのようなフレーバーが足され、甘さという点において、厚みが増しているかと思います。

ビールの印象をまとめると、紫グレープやオレンジなどの甘い果汁を思わせる香りとフレーバーに、ほんのりハチミツのようなまったりしたニュアンスも。甘めなモルトの存在もしっかりと感じられつつ、どこも尖ってないけど、個性的で、まったりとした飲み口に仕上がっています。

新潟県上越市は雪もほとんどなく、だんだんと暖かくなってきており、ビールがおいしい季節に順調に向かっています。

夏前には、3.0%くらいの低いアルコール度数のビールもつくりたいと思っています。

醸造責任者
綿貫 卓人


業務店様へのリリースは3月6日(水)から、ご連絡先を知っている業務店様へ順次ご連絡させていただきます。

今回は、樽15L、瓶330mlのパッケージで販売します。

お取り引きをご希望の業務店様は、Best Beer Japan業務店様用ECサイトへご登録をお願いいたします。