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肥後守定駒

肥後守(ひごのかみ)を買いまして。
兵庫県三木市の永尾かね駒製作所で、明治27年から作られている折りたたみ式のナイフ。三木市は昔から金物の街として有名なんです。

子供の頃に父親に貰って、一緒に鉛筆を削ったり竹ひごで工作するのに使った記憶があるなぁ。
刃物の扱いを学んだり手先が器用になるように、という思いでくれたんでしょうね。

何十年ぶりかに鉛筆を削ったけど、なかなかに下手になってましたわ。
でもまあ、下手なりにでも削るのは楽しい時間だったりして。その間は無心になれるのもなんだかいいな。

量産品なら1000円ぐらいなんだけど、どうせならと職人さんが焼いた鉄片を槌でトンテンカンテン叩いて手作りした少しいいものを買いました。日本刀などと同じように鋼をサンドイッチ状に挟み込んで作られたもので、よく切れる材を使った青紙割込という厚刃の品。
椿油などで手入れをすれば一生ものになりそうです。

最近ではキャンプに使う人も多いそうで、アウトドアメーカーのLOGOSとコラボして数種類販売してるのね。
元々種類も多いのでコレクションしてる人もいるそうな。あかんあかん、そこまではハマらんようにしなくては……。

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