![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/135980897/rectangle_large_type_2_bbfbaeef8981de0a5a7e5d9b7c4a0e8d.png?width=800)
ポケモンSV ニョロブリジュラス 構築メモ(S16 ダブル)
シーズン15にて、ボルトロスとブリジュラスを軸とした構築を使っていましたが、シーズン16ではより自分に合ったブリジュラス軸を求めて、全体技を絡めたブリジュラス軸の構築を使いました。
構築の経緯
ボルトブリジュラスでは、基本的にボルトロスを先発固定するので、選出パターンがかなり限られます。ボルトロスが環境に刺さりまくっているならそれでもいいのですが、いつまでも環境が一定なわけではありません。ボルトブリジュラスの構築の裏選出を考えるのに行き詰まったため、ここでボルトロスに代えて、裏選出の選択肢になりながらブリジュラスを通すことができるポケモンを新たに検討することにしました。
ここで出てきたのがスカーフニョロトノです。ポイントとしては、ニョロトノはブリジュラスと組ませるのではなく、ブリジュラスと組むポケモンと組ませることで強く使えるポケモンだということです。今回ブリジュラスと組むトルネロスは、ニョロトノの水全体技に強い草タイプに対して強いため、トルネブリジュラスの並びとニョロトルネの並びが成立します。これが表選出、裏選出となります。ここから考察を進めた結果、最終的にはニョロトルネが表選出になり、裏のブリジュラスで詰めていく形が理想の立ち回りとなりました。後は環境に対応するべく補完となるポケモンを考察し、今回の構築になりました。ボルトブリジュラスよりも勝ちやすい構築になったと思います。
使用ポケモン
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/135980760/picture_pc_6f99948e03889f240f0292296b31e95f.png)
努力値: H252 D204 S44
シーズン15で使用していたものと全く同じ型で、耐久方面に厚くしたチョッキ型です。努力値はSをおいかぜ後準速スカーフウーラオス抜きまで振って、後はHDです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/135980800/picture_pc_d28db9f75a8a9e1bee22f3db400c6293.png)
努力値: H4 C252 S252
一見ブリジュラスと組む顔をしていますが、実際は多くの場合ニョロトノと組みます。水オーガポンに対して確実に先制を取るために最速です。技はこがらしあらしと追い風は確定で、ニョロトノを見て天候を変えてくる相手に対する回答としてあまごいを採用しました。最後の枠は守るか挑発だと思いますが、ある程度使う機会のある挑発は削れませんでした。耐久は貧弱なのでタスキを持たせています。テラスタイプの変更はサボってます。
ブリジュラスと組む場合はあまごいや追い風でサポート、ニョロトノと組む場合は濁流+木枯らしで上から範囲攻撃をします。誰と組むかでやることがかなり変わる面白いポケモンです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/135980826/picture_pc_21fd727f69b8125c1b403607afd0659c.png)
努力値: H4 C252 S252
今回の構築最大のテコ入れ要素で、奇襲性の高いスカーフニョロトノを採用しました。シーズン16のニョロトノの採用率は84位、うちスカーフは2.6%なのでまず読まれません。ただ残念ながら最速のパオカミツツミは抜けません。メイン火力の濁流、カイリューやランドに対する冷凍ビームを入れて、これらを量半減する水タイプに対する打点としてテラバーストを入れています。波乗りは1回も使わなかったのでまだはたきおとすをされた後用にまもるの方がマシかもしれません。水オーガポンとタケルライコを受けるために草テラスです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/135980829/picture_pc_6ca6accb5533124f170532c072d038c0.png)
努力値: H100 B140 C68 D4 S196
ボルトブリジュラスの時と同様ですが、この手の攻撃的なパーティで採用しない理由が特にありませんでした。ここまでの3匹にまもるがない都合で、カミにはまもるを入れたかったためブーエナ型にしています。主においかぜ盤面で後発スイープ役を担います。努力値はCの実数値がSと同じになるまで振り、ブーストエナジーがとくこうで発動するようにしています。Sを最速トルネロス抜きまで振って、あまりをHBに適当に振りました(何を耐えるようにしたのかは忘れました)。攻撃技はマジカルシャイン、ムーンフォース、シャドーボールで完結しているので、最後の枠には無難にまもるをいれています。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/135980827/picture_pc_4a5e7164c1b7c345f2453ed451e51f03.png)
努力値: H4 A252 D252
ここまでの4匹が基本選出となるポケモンで、ここからの2匹は補完枠です。PJCSの第1回予選以降激増していたタケルライコに対して表選出のニョロトルネがほぼ機能しないので、タケルライコ絶対殺すマンを探したところ、ひらいしんドサイドンがいました。フェアリーテラスで採用することでライコは文字通り完封することが出来るのですが、草テラスにすることでガエン・.ゴリラ・ライコ・水ポンのような並びに対して強くなれるため全体のバランスを考えて草テラスにしました。ガチグマよりも遅いため、対トリルとして選出することも想定し、勇敢にしています。持ち物は威嚇無効のクリアチャーム。結構ありがたかったです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/135980825/picture_pc_6a01763f1135baf893192a255c12e259.png)
努力値: H252 A252 S4
最後は先制技持ちで、全体のタイプ的にもバランスが取れるゴリランダーを採用しました。イエッサン系に対する対策も兼ねています。ドサイドンを採用した都合、10万馬力を持たせる意味が薄れたのでねこだましを入れています。ここは難しいところですが、ねこだましではなく守るでもいいかもしれません。
選出と立ち回り
選出の考え方
先発 ニョロトノ+トルネロス、後発 ブリジュラス+ハバタクカミ
を基本選出としています。選出を考える時は、まずニョロトノ+トルネロスの並びが相手に通用するかを見ます。主にだくりゅうが刺さっているかで判断しています。ニョロトルネ先発の場合は、基本は初手から濁流と木枯らしで火力を押し付けていきます。奇襲全体火力で敵を荒らして、後ろのブリジュラスで詰めていくプランで戦います。
だくりゅうが大半の相手に半減になる場合は、ニョロトノを採用する意味は薄いので、先発をトルネロス+ブリジュラスorハバタクカミにして、ニョロトノの代わりにゴリランダーを選びます。この場合は普通のトルネブリジュラスと同じ構成になるのでそのように立ち回ります。
ドサイドンを入れる場合
相手がトリル軸の場合や、タケルライコがいる場合に選出を検討します。味方のブリジュラスのエレクトロビームも吸うので注意してください。ドサイドンを選出する場合は相手にタケルライコがいてもニョロトルネ先発でもいいと思います。
今後のニョロジュラス
今回の構築はブリジュラス+トルネロス+ニョロトノ+ハバタクカミという軸4匹と、ドサイドン+ゴリランダーの補完2匹にはっきりと分かれています。そのため、ドサイドンやゴリランダーは環境に応じて変える枠だと思っていて、その時その時で軸4匹が苦手とするポケモンの対策になるポケモン選択するのがベストだと思います(とはいえタケルライコがいなくなるとは思えないので地面は必要ですが)。
レギュレーションFが始まって以降、ブリジュラスをしばらく考察をしてきましたが、いろんな使い方ができて楽しかったです。この構築は自分の戦い方にも合っていて、結構しっくりくるものができたと思っています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?