ポケモンSV キタカミプロローグ 参加レポートと使用パーティ
ティアキン発売以降、パルデア地方からハイラル地方に拠点を移していましたが、碧の仮面の配信開始とともにキタカミ地方に移住しました。ちょうど公式インターネット大会「キタカミプロローグ」が開催されたので、新しいポケモンと環境の理解も兼ねてざっくりとパーティを組んで参加してみました。
今回のパーティは2時間程度で組んだ構築で試運転もしていないので、正直人に勧められるようなものではありません。強かった点もありますが、構築の浅さも対戦していて感じたので、そのあたりの反省点も踏まえてキタカミプロローグ参加レポートとして記録します。
構築の経緯
キタカミプロローグはキタカミ図鑑に載っているポケモンのみが参加可能な大会です。これまでのダブル環境でよく使用されていたポケモンは限られ、新しいポケモンや過去作で登場したポケモンが使えるようになりました。その中でまず軸を決めようと思って参加可能なポケモンの一覧を眺めていたところ、イッカネズミ+コノヨザル(イッカコノヨ)が使えることに気がつきました。この並びの利点として、
既に確立された並びである
ふんどのこぶしの通りが良く、環境的にもパワーは申し分ない
イッカコノヨは使ったことないので使ってみたい
が挙げられますが、主に1番下の理由が効いてイッカコノヨを使うことにしました。
次にコノヨザルを通すために、環境メタのためのポケモンを考えました。といっても、環境がどうなるかの予測はつきにくいので、一旦どう考えてもヤバそうな炎オーガポン、ガチグマ、それから天候パに絞って対策を考えました。天候パはキタカミプロローグではニョロトノとキュウコンが使えますが、晴れについては実質炎オーガポンの対策と同じになりそうだったため特に意識していません。その炎オーガポンですが、まずはコノヨザルを炎テラスで採用し、さらなる安定を求めてギャラドスを採用しました。
次にガチグマですが、正直安定して抑え込めるイメージが湧かなかったので、ガチグマに抜群をとれる+コノヨザルの寿命を伸ばせるヤバソチャを採用してお茶を濁すことにしました。コノヨザル、ヤバソチャ、ギャラドスがガチグマに対してある程度打点を持てるので、攻撃を集中させて倒すイメージです。そうなるとギャラドスにもある程度の火力を持たせる必要があるため、耐久と火力に振って攻撃もサポートもできるギャラドスになりました。
ここで、ギャラドスにりゅうのまいを持たせる技スペがあることに気づき、ギャラドス+サポート役の並びが裏選出としてありえるなと考えました。サポート役はいかりのこなが使えるヤバソチャでもいいですが、ヤバソチャは特性を活かすために後発で使いたいので、ねこだましが使えるポケモンをサポート役で採用しようと思い、気になっていたマシマシラを使うことにしました。
雨パに対してはヤバソチャを水テラスで使うことである程度お茶は濁せそうでしたが、結局イダイトウは厳しそうだったため、壁を貼ったコノヨザルならなんとかなるだろ!のテンションで壁貼りオーロンゲを採用しました。
これで6体が決まりました。ここでは省略した紆余曲折はもちろんありますが、だいたいここまでで1時間くらいかかり、ここから1時間で配分や技構成、持ち物を決めました。
キタカミプロローグの開催期間は10/6(金)9:00~10/9(月)8:59でしたが、パーティが完成したのが土曜日の午後だったため、土曜日と日曜日に計18戦ほど対戦しました。序盤は調子が良かったのですが、後半で負けが続き、最終的には10勝8敗でした。パーティの穴や、自分のイッカコノヨの経験値の浅さが出てしまった試合もあり、残念だった部分もありますが、自分のイメージしていた動きもできたため及第点です。久々にがっつり対戦できて楽しかったです。以下で使用ポケモンの詳細を紹介します。
使用ポケモン
コノヨザル
普通のコノヨザルです。モロバレルがいない環境のため特性はまけんき一択、努力値配分は調整対象がよくわからなかったのでHAです。ただしこの配分はミスで、多少Aを削ってSに振るべきでした。というのも、自分がイッカコノヨに目をつけているということは他にも目をつけている人は当然いるわけで、コノヨザルミラーになった時に上を取られてしまうのがきつかったです。テラスタルはオーガポンとフェアリーを受ける炎タイプにしています。
イッカネズミ
イッカコノヨのイッカネズミです。主にコノヨザルと合わせて先発で使います。この型のイッカネズミは攻撃性能に乏しいので毛嫌いしていたのですが、今回使って強さが改めてわかりました。むしろ、いかりのまえばを抜いて守るでもいいと思ったくらいです。今回の環境の場合、とにかくコノヨザルにふくろだたきを通すことを優先しました。持ち物はねこだましをすかせるおんみつマントを適当にあたえましたがこれが正解だったのかはわからないです。
ギャラドス
サポートの皮を被った竜舞ギャラです。使い方は主に2つで1つはイッカコノヨの後発として選出し電磁波とたきのぼりでサポートする使い方、もう1つはサポートと組ませて竜の舞を使い飛行テラバーストでエース的動きをする使い方です。飛行テラバーストはオーガポン、ヤバソチャ、コノヨザルなど今回よく採用されがちなポケモンに強いです。Sには振ってませんが、環境に素早いポケモンがそれほどいないので、1舞で十分に役割を果たすことができます。持ち物は始めはサポート寿命を伸ばすオボンを持たせていましたが、どうしてもオボンをヤバソチャに持たせたくなり、電磁波鬼火対策でエースとして機能停止しにくくするラムに変えました。結果的にこれは正解で、ギャラドスに状態異常技が打たれることが多く、いつもラムをバクバク食べていました。
ヤバソチャ
ダブル向きの性能を持った新ポケモンであるヤバソチャですが、かなり使い方が難しかったです。水タイプに打点が持てるシャカシャカほうの火力を高めるためにCを特化しましたが、多分もっと耐久に振った方がいい気がしています。ただ、ゴースト技の通りが良い環境だったので、シャドーボールの削りは結構強かったです。イッカネズミが倒れたあとに繰り出し、コノヨザルを回復させながら、いかりのこなでサポートする動きはかなり強く、ポテンシャルは非常に感じています。うまいヤバソチャ使いと対戦して勉強したいところでしたが、炎テラスコノヨザルがすべて処理してしまったので、結局強い動きのヤバソチャを見ることはできませんでした。オボンのみと水テラスは結構強かったです。
マシマシラ
先発おみとおしからのねこだまし挑発で展開をサポートする動きがかなり強いです。Cの種族値も130あるため、火力もある程度あって腐りにくいサポート役でした。特にいじっぱりのオーガポンに対して上からヘドロ爆弾を使えるのが安心感がありました。ただし、この技構成だと鋼タイプ、特にドドゲザンに対しては本当に何もできなくて、ドドゲザンが選出画面で見えただけでマシマシラの選出に大きなブレーキがかかってしまうのが難点でした。けらいポケモンなので総大将に対しては弱いんでしょうね。持ち物は行動回数保証のタスキです。テラスタルはする予定がなかったのでそのままです。
オーロンゲ
WCS2022のタイ選手権優勝者が使用していたオーロンゲが配布されたので受け取っておいたのですが、これが壁オーロンゲだったのでそのまま使いました。育成の手間が省けてありがたかったです。配分についてもよくわかってないです。結果的にこの枠を適当に決めたのが今回の最大の反省点です。まず、攻撃技が1つなので攻撃性能が低く、同じく攻撃性能が低いイッカネズミと同時選出が厳しくなったため、選出機会がかなり限られてしまいました。とはいえ、活躍の機会はあって、ジャラランガ入りに当たった際に選出していました。
結果論ですが、この枠でやることはジャラランガの対策と、戦ってた1番しんどかったイダイトウの対策に割くべきだったので、HAベースのふいうちソウルクラッシュ+壁のオーロンゲに変えるか、他のポケモンに変えたほうがいいです。もし仮にこの環境が続くとしたらノーマルテラスのガチグマか草オーガポン、水オーガポン、ヌオーあたりを検討したいですね。
選出と立ち回り
基本選出
先発:イッカネズミ+コノヨザル
後発:ギャラドス+ヤバソチャorマシマシラ
イッカコノヨが怪しい時
先発:ギャラドスorコノヨザル+マシマシラ
後発:コノヨザルorギャラドス+ヤバソチャ
ジャラランガ入り
先発:ギャラドス+オーロンゲ
後発:ヤバソチャ+コノヨザル
立ち回りはとにかくコノヨザルを大切にして、イッカネズミ、ヤバソチャ、ギャラドスでサポートしながらふんどのこぶしで1体ずつ処理していくのが理想です。コノヨザルの動きができないか、コノヨザルがあっさり倒された場合はギャラドスで舞って頑張ります。トリルを打たれた時はヤバソチャとギャラドスをサイクルしてコノヨザルは守りながら凌ぎます。
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