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ポケモンSV 確定急所ミライドン 構築メモ(S19 ダブル)

シーズン19で使用した構築を記録します。実は伝説ルールにまともに取り組むのは初めてなので、構築の方法やダメージ感覚・試合勘など苦しんだ部分もあったんですけど、総じて結構楽しいルールだと思います。

構築の経緯

先述の通り、過去作も含めて伝説ルールに取り組むのは初めてだったので、自分が過去に使った構築をアレンジする形で伝説を選ぼうと思い、放電サンダー軸のパーティからサンダーとミライドンを取り替える形で考察をスタートしました。ミライドンの場合、全体技として放電やパラボラチャージが使えるので、全体技を構築の軸に据えることの多い自分に合っていると感じたからです。パラボラの方が場待ちが良く、伝説戦を戦えそうだなと思ったため、まずはパラボラミライを考察し始めました。

パラボラミライの場合、いくらミライドンとはいえ火力に乏しくなります。こだわりメガネを持たせるのが一番手っ取り早いアプローチで、HOMEの採用率を見てもこだわりメガネが主流ですが、ミライドン対策(=電気技対策)が必須の環境で電気技(特にパラボラチャージ)に固定されるのはあまり強い動きではなさそうです。そこで、ドラゴンエールで相手の壁や積みを無視した確定急所型のミライドンを使うことにしました。ドラゴンエール役としてはエレキフィールドの恩恵を受けてミライドンの上から動けるテツノコウベを採用しました。

ところが、確定急所+パラボラチャージ型ミライドンの運用が難しく、ゴリラやバレルのような草タイプや草テラスに対して長期戦で負ける展開が増えたため、構築の見直しを迫られました。ドラゴンエールと追い風でサポートするテツノコウベには手応えを感じていたので、確定急所構築としては維持し、パラボラチャージを確定急所の恩恵を受けるオーバーヒートに変更しました。パーティコンセプトが変わったことになりますが、結果として対応範囲が広がり戦いやすくなりました。

パーティの他のポケモンはパーティのコンセプトと相性のいいポケモンや、ミライドンが不得手な伝説対策を任せるポケモンを採用しました。特にユクシーはかなり重要な役割を担っています。

使用ポケモン

性格: ひかえめ
努力値: H252 C252 S4

構築経緯で役割はほぼ説明しましたが、パーティのエースとして急所ミライドンを採用しました。イナズマドライブは言わずもがなですが、急所+テラスタルのマジカルシャインが範囲火力として非常に優秀です。オーバーヒートはほぼ確実に選出される草タイプや草テラスに対して使用します。オーバーヒートのデメリットを確定急所で踏み倒せるため、毎ターン火力が期待できます。フェアリーテラスをしてしまうとドラゴンエールを受けても確定急所にならなくなるため、テラスタルのタイミングには注意します。

性格: ひかえめ
努力値: H4 C252 S252

ミライドンの上からドラゴンエールを使えるポケモンを探したところ、追い風やフィールド再展開もできる最高のサポートポケモンを見つけました。テラスが地面なのはパラボラミライ時代の名残ですが、今の形になってからコウベにテラスを切る必要は感じなくなったので変えていません。上記のサポート技にバークアウトを加えた4つでギリギリです。エアスラがあると草に打点が持てるんですけど、上から黒バドに打点を持てて、サポートにもなるバークアウトを優先しました。とにかくゴリラやイエッサンにフィールドを書き換えられるので手動エレキフィールドは必須だと思います。ミライドンが耐久振りなので、エレキフィールドがなくてもミライドンの上からエレキフィールドを使うことができます。持ち物は行動保証のタスキ。

性格: いじっぱり
努力値: A252 B4 D252

サンダー軸の時にも使用して強かったので引き続き採用です。サンダーの時とは異なりミライドンと地面、フェアリー弱点が共通していますが、ミライドンは実質フェアリータイプなのでそこは大丈夫でした。確定で選出するミライドンに協力な電気打点があるので、電気技を切って地面、草に対する冷凍パンチを入れています。この辺はサンダーの時と同じ考えです。テラスタルはミライドンと共通する地面弱点を消す草を選択。カイオーガ相手に何度か使う機会ががありました。クォークチャージが発動するのでねこだましの威力もバカにならないです。

性格: ひかえめ
努力値: H100 B140 C68 D4 S196

このポケモンも追い風盤面のフィニッシャーとして、これまでのルールでも使い続けてきたので、再び採用しています。追い風がないと黒バドに上を取られるため、伝説ルール以前ほどの絶対的さは感じませんが、それでも強さがあります。努力値はSを最速トルネロス抜きまで振って、Cの実数値がSと同じになるまで振り、ブーストエナジーがとくこうで発動するようにしています。あまりをHBに適当に振っています。黒バドより速くなる素早さブーストも試しましたが、伝説環境において火力が貧弱過ぎる印象です。攻撃技はマジカルシャイン、ムーンフォース、シャドーボールで完結しているので、最後の枠には無難にまもるをいれています。

性格: いじっぱり
努力値: H252 A252 S4

パラボラミライドン時代はパラボラを無効にできる霊獣ランドロスを採用していたこの枠ですが、より草タイプや長期戦に強いガオガエンに変更しました。ミライドンにきつい相手に対してある程度役割を持つことでできます。どちらかというとサポートよりかは炎・悪打点としての役割が大きいので、火力に振っています。テラスタルは無難に草にしていますが、1度も切らなかったのでこれが正解かはわかりません。

性格: ずぶとい
努力値: H252 B252 S4

対白バド、対トリル専用の最終兵器です。ミライドン軸を使っていて、最初白バドに全く勝てなかったため、最後の1枠を対策に割くことにしました。クリアチャームを所持していることが多い白バドに対して、威嚇などのデバフは意味が薄いので、そもそもトリルを使わせない方針とし、挑発ではなく、メンタルハーブやこの指に左右されない封印を使うことにしました。トリル封印の候補として、ドータクン、ユクシー、サケブシッポを比較しましたが、直接的な白バド対策としてはイカサマで打点を持てるユクシーが1番偉そうだったのでユクシーを採用しました。これで、一気に白バドに対する勝率が上がりました。ねこだまし対策で持ち物は隠密マント。白バドに対する場持ちを意識して努力値配分はHB特化にしています。封印→トリル不発→次のターンにトリルにアンコールが決まると脳から多量の快楽物質が分泌されます。また、別プランとして、カミと並べてイカサマ+シャドーボールで何もさせずに白バドを倒すこともできます。どのようなタイプの白バド構築なのかによって戦い方を使い分けていました。得意な相手にしか出さないため、テラスタイプは意味がないので変更していません。

選出と立ち回り

基本選出
先発 ミライドン+テツノコウベ
後発 ハバタクカミ+テツノカイナorガオガエン

ほとんどの場合これです。ただし黒バド相手にはガオガエン+テツノコウベを先発させることもあります。テツノコウベのサポートの優先度は基本的には追い風>ドラゴンエールです。テラスタルはほとんどの場合ミライドンに使っていました。後発の使い分けですが、追い風が使えそうな相手(≒非トリル)にはハバタクカミを選出しています。カイナとガエンは相手の伝説に合わせて選んでいました。黒バドならガエン、テラパゴスならカイナといった具合です。

対白バドレックス
先発 ユクシー+ハバタクカミorガオガエン
後発 ミライドン+テツノカイナ

先発はユクシーを固定としてハバタクカミかガオガエンを選択します。例えば、相手の先発がガエン+白バドのようなねこだましからトリルを展開してくる構築の場合はこちらはユクシー+ハバタクカミとし、ねこだましをユクシーに誘導して白バドの処理を図ります。壁を展開されそうならユクシー+ガオガエンでじっくり戦います。要は相手の先発を予想して、それに有利そうな組み合わせを選ぶという方法で決めていました。

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