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ポケモンSV 壁レジスチル軸 構築メモ(S14 シングル)

シーズン14では、DLC後半で解禁されたポケモンが使用可能になる新たなレギュレーション(レギュレーションF)になりました。せっかくなので解禁されたポケモンを中心にパーティを組んでみました。

構築の経緯

藍の円盤のストーリーとやり込み要素がひと段落し、まずは解禁されたポケモンをひと通り眺めました。1番気になったのは新ポケモンのブリジュラスですが、ダブルの方が強そうなのでそちらで使うことにしました。2番目に気になった、いや気になってしまったのがレジスチルです。

実は私はレジスチルは準伝説の中ではかなり好きなポケモンで、毎世代使いどころがないか考察しています。9世代ではテラスタルがあるため、結構いけそうだなということに気付き、レジスチルを活躍させるべく、パーティを構築しました。

使用ポケモン

性格: しんちょう
努力値: H252 B4 D252

愛用のエメループ産スチルです。8世代でボディプレスを習得して以降、この鉄壁ボディプレス型がレジスチル界隈では一般的な型になりました。相手を詰める時に使うのが主な場面なので、特殊相手にも積んでいくために特防特化にしています。ヘビーボンバーはボディプレスの効かないゴーストに対して使います。テラスタルは鋼の弱点を消して、確定急所の水流連打を半減できる水テラス。暗黒強打は等倍ですが、悪ウーラオスはそもそもボディプレスが抜群で入るのでそこまで危険視していません。

性格: わんぱく
努力値: H252 A4 B252

レジスチルの詰めを決めるためにはあらかじめ相手の選出を見ておくことが重要になってきます。そのため、試合の序盤でやりたいのはサイクル戦でまず相手の面子を見て、テラスを予想することです。そこで、こちら側からサイクル戦をしかけていけるポケモンとしてラグラージを採用しました。ステロ欠伸で起点が作れるのはもちろん、相手を強制的に動かす手段としてほえるを採用しています。テラスは一応草に強い炎にしていますが、エンテイやレジスチルが草に対して十分強いので、ラグラージにテラスを切るのは本当に最後の手段だと思っています。

性格: おくびょう
努力値: H180 B124 S204

レジスチルが積むのをサポートするための壁を貼る役は一応いた方が安心できます。ただし、レジスチル以外の2体でサイクル戦をする都合、受け出せるポケモンである必要があります。そこで、物理を受けられて、1ターンで壁展開ができるアローラキュウコンを選択しました。今作からの雪の仕様変更のおかげで、HBにがっつり振るとかなり物理方面は想像以上に硬くなります。Sラインは抜いておきたい最速ガブまで振って、余りを物理方面に振っています。陽気オーガポンのつたこんぼうを耐えるくらいです。技は壁とフリドラムンフォは確定で後は相手の積み対策でアンコールにしました。持ち物はゴツメとの選択ですが、レジスチルが積みやすい時間を少しでも長くしたいので粘土で確定としました。テラスタルは鋼と炎に強い水テラス。

性格: いじっぱり
努力値: H4 A252 S252

全体的に押し切られやすい炎オーガポンとハバタクカミへの対策として採用しています。とはいえ、テラスを切られると炎オーガポンを受けるのもキツくなるので過信は禁物です。交代先を機能停止しうる聖炎とスイープできる神速の2つが使えるのが、この構築における主な貢献ポイントで、聖炎火傷からレジスチルの積みに持っていくこともあります。ストーンエッジはオーガポンへの打点で、草テラバーストは水タイプへの打点です。草テラスはたまに使います。

性格:いじっぱり
努力値: H4 A252 S252

地面の一貫を切れて、先発適正もあるサイクル役として採用しました。スカーフ霊獣ランドはランドロスが登場した5世代から愛用し続けているので、使い慣れているというのもあります。レジスチルで詰められないor選出できない場合に飛行テラバーストの一貫を作るという勝ち筋があるため、実質裏選出のエース的なポジションでもあります。

性格: いじっぱり
努力値: H252 A252 S4

最後に選ぶポケモンはタイプの補完から考えています。ここまでの全員に一貫している水とエンテイやスチルやエンテイの弱点である地面に強い草タイプを採用したくて、その中でサイクル戦で負担をかけられるゴリランダーを選びました。エンテイと同様にグラスラのスイープの仕事をさせることもできます。テラスタイプに意図はなくて、ゴリランダーにテラスタルを切る余裕はないだろうというのと、草は無難に強いのでそのままにしています。

選出と立ち回り

まず初めにレジスチルチェックをします。基本的には鉄壁ボディプレスが通るかどうかで相手を見ます。サーフゴー、ヘイラッシャはかなり絶望的な相性なのでなるべく選出しません。もし選出しないといけない場合はエンテイやゴリランダーなどとセットで選出します。アーマーガア、エアームドのような鉄壁持ちがいる場合もあまり出したくないです。

続いてラグラージチェックをします。ここでは草打点を誰が持っていそうかと、持っていたとして先発で出てきそうかを見ます。マスカーニャ、キノガッサあたりがいた場合はランドロスを先発にします。各種オーガポンがいる場合は他に先発可能性があるポケモンがいるかを調べて居そうならラグラージ先発、オーガポン先発が読めるならランドロス先発にします。ラグラージチェックを通過したらもちろんラグラージが先発です。ラグラージもランドもイマイチならキュウコンを先発させます。残りのサイクル要因は相手を見ていけそうなやつを選びます。

基本的な立ち回りとして、ステロや壁を絡めてサイクル戦をして相手の面子とテラスをなるべく明らかにした後に、残った2体くらいをレジスチルやランドロスで詰める戦いを目指します。例えば、ポリ2はゴーストテラスを切られるとスチルで突破するのは難しくなるため、他にテラスを切らせるか、ポリ2をエンテイやランドロスで押し切る形が見えるまではレジスチルで積むのはやらないようにします。

戦ってて1番厳しいのはトリルガチグマでした。この場合相手がトリルガチグマを完成させる前にスチルで積むしか勝ち筋がないので、相手の面子によらずキュウコン+レジスチルを選出する必要があります。これは普通にパーティの穴というか弱点です。

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