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生まれてくる君へ

今日は『生まれてくる君へ』というタイトルで記事を書きたいと思う。


読んでいる皆さんにはこんな記事を書く理由を話しておこう。



私はもうすぐパパになるらしい。

人生何があるか分からないからこそ、娘に伝えたいことを書き残しておこうと思う。



私がこの記事を書いている時の年齢は24歳で、君はまだ妻のお腹の中にいる。



もし、君がこのくだらない記事を読んでいるなら。

私の作戦通りなのかもしれない。


君が生まれる前の話をしよう。


私は1996年の7月に

滋賀県の産婦人科で生まれたらしい。


生まれた時には看護師さんに

お父さんの鼻に似ていると言われたらしい。


お父さんのあだ名は「キムタク」になるほど

まぁまぁ良い顔立ちをしていたので

お母さんは喜んだって話を聞いた。



まだ生まれていない君を見て妻は喜ぶだろうか。


元気な声で泣いてくれたら嬉しい。



家にいる2匹のペットにも君を紹介してあげたい。

2匹の寿命は5年ほどだから

3歳までしか一緒に居られないかもしれないね。



娘と2匹の3ショットを残すのが、私の小さな夢だ。


そんな写真が残っていれば、その未来は私が想像した通りの素晴らしいものだろう。



私から生まれたばかりの君に言えることは、目新しい世界に興味を持つように、これから先の人生もワクワクする道を選んで欲しい。



社会に出る娘に言いたいこと


少し大事な話をしよう。

20歳まで生きれば理解しているだろうけど

金銭で物が手に入るから世界だからこそ

お金は誰にでも必要だ。



お金が大事だとは言い切るが

お金で唯一買えないものがあった。



とても臭い言葉だが「愛」だ。

愛だけはお金で買えなかった。

そんな愛も誰にでも必要なものだと思う。



愛とは何かと聞かれたら

「欲を持たず相手に与えること」だと思う。


自分の利益を求めずに人のために動くこと。

それはなかなかできない。


ほとんどの生き物が行動の裏に報酬を求める。


イルカショーを見たことがあるだろうか。

ジャンプの後に餌をもらっている。



社会で働いてる人はどうだ。

キャバクラやホストもそうだ。

見せかけの愛でお金と呼ぶ報酬が裏には存在する。



20歳になった君は見返りも求めず、人に愛を与える事ができるだろうか。



慈悲をかけられる人間になってほしい。



人は期限のある生き物だからだ。



目の前の人とは二度と会えないかもしれない。

君が嫌いな人も100年は生きられないんだ。

もちろん好きな人もそうだ。



そんな考え方を持って生きて欲しい。



そして相手にとって自分との時間を

良い思い出にしてあげよう。

良い言葉をプレゼントしてあげよう。


そんな思いやりができたら

「人に好かれる人」になれる。



そうすればお金や物は寄ってくるだろうが

まだ社会を甘く見るのもやめておこう。


君は女性だから私よりも苦労もするだろうし

色んな人に騙されるだろう。

時には最愛の人にも利用される。


とても悲しいことだが

そんな時に思い出してほしい。



相手は「愛を知らない人」だったと。

親のように温かい人がこの世にはいると。

私達は君が20歳になるまでに証明できる。



だから人を疑うより。

まずは相手を認めて話を聞いてあげてほしい。


最初は騙されることもあるだろうが、いつか話をするだけで信じていい人間が判断できるようになる。


その時まで信じることを繰り返してみるんだ。




人生という道に迷った君へ


お金がほしい。モテたい。

生きていればそんな欲が出てくるだろう。


パパも10000回は思ったよ。


何もかも上手くいかない!!

どうしてあの人ばっかり!!

そんな狭い視野で人を責めてしまう時もあった。



この話を通して言いたいことは

誰かから見ればその人は器用で充実した人生を送っているように見えるだろうし、色んな成功を手に入れて羨ましく見えるだろう。



だが、そこには見えない影がある事を知ろう。


遊園地のパレードなんかもそうだ、私達が客として見るまでに練習を何回しただろうか。

何人の方が怪我をして、設備にいくらの費用が必要だったか?

影を推測できるようになって、初めて相手の気持ちを理解できる。これには知識や経験が必要だ。



これは私の例え話になるが、先日80歳になるおばあちゃんと電話をしたときに、私が家族の大黒柱になって子供を授かり。

更にお金を稼ぐために事業を行っていることを泣いて「よく頑張ったね」と褒めてくれた。


2021年。

君が生まれること以外で私が感動した話だ。


おばあちゃんが居なければ、パパは何回も人生を諦める経験をしてきた。


高校卒業後に上京してまで目指した俳優を諦めた時、人に騙されて仕事と信頼を全て失った時、知り合いの経営者に紹介されたホストを辞める時、全て失い4年付き合った人に振られた時。


まだまだある。



子供の時の話だが、6歳になるまで運動会の練習をしても、本番は母親に隠れて出てこないほどの人見知りだった。

そんなやつが成人式では「成人の代表」で宣誓をするぐらい人前で話すのが得意になった。

今は当たり前のように人前で話せても。

最初は怖くて堪らなかった。


「何か思われるかも。嫌われるかも」


君はそんなことを気にしてはいけない。


何か言われても感謝するんだ。

自分のために時間を使ってくれてありがとう。



そんな気持ちを忘れないで欲しい。




人は「できないのが当たり前」なんだ。

君がこれから挑戦する事もそうだ。


お箸も使えなかったように

私達は今もできないことだらけだ。



出来るようになるのが楽しい。

私にはそう感じられる感性が備わっていただけ。


君にも色んな知識を得て欲しい。


例え私がこの世を去っても

地球や生き物はまだまだ君を楽しませてくれる。



私はそれを確信して生きている。



そして奇跡を掴める人は偶然なんかじゃない。


奇跡を掴める人は「夢を諦めなかった人」だけだ。


本当にしたいことだけで生きるのは難しい。

だけどそれをお金にする方法は

この先の未来でも沢山存在する。



知識を得て人に必要とされる人になるのもいい。

新しく物を作ってみるのはどうだろうか。

効率が良くなるサービスを作るのも良い案だ。


まだまだ色んな新しいものが発明される。

新しい動物も生まれるかもしれない。



そうやって生きている世界に好奇心を持ち

夢を諦めないことが肝心だよ。



自分を誰よりも信じてほしい。


そして不安になった時に

少しだけパパを思い出してほしいと思う。




生まれてくる君を迎える準備をするよ。

続きがあれば、君が20歳を超えた頃に話そう。

ちなみに私はハイボールが好きだ。楽しみにしてる




PS.読んでくれている人へ

最後まで読んでくれてありがとう

生きててくれてありがとう。

貴方が幸せだと嬉しい。

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