お弁当やテイクアウトの注意点
1. 換気の悪い密閉空間、2. 多くの人が密集、3. 近距離(互いに手を伸ばせば届く距離)での会話や発声 という3つの条件が同時に揃う場所や場面を予測し、避ける行動をとってください。
飲食店ではこの3つの条件が重なりやすいですね。
窓開けたら寒い
不特定多数の方が来る
カウンターの席は2つは空けないといけない?
etc.
そこでお弁当やテイクアウトをやってみては?
という内容をよく見かけます。
確かに有効ですよね!
うちのレストランでも始めました。
・・・飲食店の皆様はご存知だと思いますが
言いにくいですよね。
応援してもらってるのに・・・
あくまでも、私の個人的主観です。
他の飲食店さんは違う価値観かもしれません。
それを踏まえて、この後読んで頂けると幸いです。
①お持ち帰りはリスクが高いです
私は食肉卸で修行し、弁当屋を経営する元寿司職人の兄と食品衛生管理士の弟から料理や厨房技術を教わり焼肉屋とレストランをやっております。
普通の飲食店での衛生管理では弁当は特に
リスクが高いです。先月も北九州市内の弁当屋さんが100人近い食中毒を発生されました。
お弁当屋さんでさえ食中毒を起こすリスクがあります。
コンビニが売れ残りの弁当を廃棄するのは
食中毒のリスクが高いからです。
スーパーが売り切る為に閉店前に半額にするのも
同じ理由です。
そのリスクを考えたら安易にお弁当に手を出せない、というのが正直な所なんです・・・
ノリだけでやっちゃうと大きなしっぺ返しがあるんです
②オペレーション
じゃあ、テイクアウト!!
と言っても、飲食店にはどこもオペレーションがあります。もちろん1人でやってる所もです。
買い出し~仕込み~接客~調理~提供~レジ~かたずけ
飲食店がテイクアウトを新規でやると
オペレーションが変わります。
慣れてないと普通にやれてる仕事もできない可能性があります。
日頃の流れ、ルーティーンが止まると
いい仕事ができなくなる可能性があります
③じゃあ営業時間外にやれば?
銀行と同じで9~15時まで営業してる以外に設え(しつらえ)やかたずけの仕事があります。
特に飲食店は休みが少ない業界。
経営者であれば更に労働時間も長いです
海峡プラザのように年中無休だと経営者は、月に一回休めるかどうか位になります。
売上がほしい所は
貪欲に何かしてます。
「やらない」のか「やれない」のかは
何とも言えない理由があるんです。
飲食店側としては
「元に戻ってほしい」
と願うばかりです。
もし飲食店を哀れに思って頂けるのであれば
「普通に食べに来てほしい」
応援して頂けるのであれば
「食べてる所を情報発信してほしい」
このご時世で、ご来店頂けるだけで本当に有り難いです。
ですが、体調の悪い方、咳をしている方にはお断りしないといけないんです。
いろいろ叩かれる事になるかもしれません。
飲食店を経営されてる方へ
本当にやれるのか要検討されるべきです。
保健所に確認してもらうのも有効です。
煮沸消毒とジ亜は当たり前のレベルでないと
無理ですよ、とお伝えしたいです。
一般の方々には、ほんの少しだけ理解してもらえたら嬉しいと思いますm(_ _)m。
夜中何度も目が覚めます
夢の中でも仕事してます
世の中は思った通りにはうまくいかない
だからこそ、うまくいく仕組みを考えて実行する
今回は堪え忍ぶ事ですが
限界も近づいてきました。
門司笑は業者さんへの売掛金をやめて
現金払いに変えます。
10年続けられたのは仕入れ業者さんのおかげさまもあります。迷惑は掛けられません。
現金で元気になれたらいいなぁ
最後の最後まで諦めませんよ!
なので食べに来てくださいませm(_ _)m
↑これはレストランのチラシです!