シズル感の間違った使い方

本日は、深夜下道を走って移動してまして。

途中仮眠を取り、いまは愛知の手前、岐阜の「天光の湯」でございます。

50を過ぎたオッサンともなりますと、夜を1つ超えただけで顔はラードの如くテッカテカ。

風呂に入ってから活動しないと、それはもう迷惑行為にもなりかねないので、ゼロ泊でも朝風呂は欠かせない訳でして。

さて、今回利用いたした「天光の湯」さん。

まず驚いたのは、若者の多さ。

だいたい、地元のスーパー銭湯や温泉に行くと、朝帯の9割はご年配の方が多いものなのですが、「天光の湯」さんはパッと見た感じ10代や20代の若者が半数ぐらい。

近くに学生寮とか、学校があるのかな。

さらに、マナーが良い。

どう見ても暴走系の茶髪のお兄さんが、使い終わったサマーチェアーにお湯を運んで来てちゃんと流し湯してまして。

私は単純なので、それだけで「岐阜県、良いところかも」と思う訳です。

それにしても、自分が疲れているかもと思った事が。

サウナから出てきたおじいさんが、露天風呂のある室外を歩いておりました。

その頭や肩から、良い感じの湯気がモクモクと見えましていた訳です。

それを見て私は「良いシズル感だなぁ」とふと口走っておりました。

シズル感とは料理写真を撮る時に、素材のみずみずしさや、お肉の肉汁や湯気など、食欲を駆り立てる撮影の業界用語。

私は、それをホカホカのおじい様に使っていた訳です。

いやはや、なんとも。困ったものですな。

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