子を愛していない親はいない😌🌸💓

✨子を愛さない親はいない
親を愛さない子はいない✨

小さい頃、私はとても父親にかわいがられました。

父が年を取って出来た子供でしたので、目に入れても痛くないほど可愛がられたのです 。

お父さんが大好きで、いつもお父さんにくっついていました 。

父は、夕方早く帰ってくると、近所の子供たちを一緒乗せてドライブに連れて行ってくれました。

そして、もっと早く帰れた時は釣りに連れて行ってくれました。

雉狩りにも一緒に行ったし、父が舞台の上で舞をご披露する時などは、私もその宴会の席で父と一緒に踊ったりしたものです。

大好きな父で自慢の父でした。

一緒にテレビの国会討論会を見ながら 父は、この国の政府は間違っている、 もっとみんなが幸せになるような社会を作らないといけない! そんな風に話していました。

私も父と同じように、 みんなが幸せになるような暮らしを 作れるような人間になりたいと思いました 。

そして。小学生の頃に弁護士になることを決めたのです。

高校生の頃には社会を良くするための学生運動というようなものに参加をしていました。

しかし、ある時事件が起きたのです!

大学に入ったばかりの 一緒に生徒会などの活動をしていた友人が 、セクト抗争に巻き込まれて死を迎えました。

もちろん彼がセクトに入っていたわけではありません。

その頃は学生運動が盛んであちこちで抗争があったのです。

それをたまたま見学に行った彼が、 車の下敷きになってたまたま偶然に亡くなってしまったのでした。

それを聞いてとてもショックを受けました!

まず身近な人の死っというものを受け止められない、 そんな気持ちもありました。

それから、彼の死を無駄にしてはいけない!と思いました。

同じく一緒に高校の生徒会をやっていたメンバーが集まって、 彼の遺稿集を作るという活動を始めました。

夜遅く集まっては話し合いを繰り返しました。

そんな私に何か思いつめたところがあったのでしょう。

また両親に詳しい事情を話さなかったのかもしれません 。

ある夜、父が母に連れられて迎えに来たのです!

母は行ったことがないところでも、 直感の働く人でしたから 的確に私が歩いている道に現れました。

そして、私を連れ帰ると、父は、生まれて初めて私に怒こりました!

『もう勉強はするな!』と一言。

初めて叱られた私は、この国を変革する同士だと思っていた父に、突然見放されたような気になりました。

今ならわかります。

父は、女性である私が、 夜遅くまで出かけて活動していることが心配でならなかったのでしょう。

もしかしたら、私が弁護士になるということも心配だったのかもしれません。

もう勉強はするな! それが父の精一杯の愛の表現だったのかもしれません。

でも、私はこの世で一番愛する人を 失ってしまったような気がしたのです。

もう誰も私を分かってくれる人はいない…と。

それから私の心は閉ざされました 。

もちろん、父には 丁寧な言葉を使い、 むしろ慇懃無礼(いんぎんぶれい)なほどに 接していました。

けれど、もう2度と甘えることはありませんでした。

それと同時に、父という異性 を反映したのでしょう、 男性に甘えることができない… そう心に刻み込んだのかもしれません。

こんな悲しいことを覚えています。

父が、私に大切な書類を渡そうとした時のことです。

私は、その書類を介して父と手が触れ合うのが嫌だったので 、渡された書類を触れようとする寸前に、 書類ではなく空をつかみ、

その書類はハラハラと床に落ちて行きました。

ゆっくりとスローモーションのように…。

私は、ああやってしまった…と心の中では思いましたが、心はまだまだ暗く冷たく静まり返っていました。

今思うと、父はどんなにその時悲しかったことでしょう。

最愛の娘が、あんなに愛してきたのに、心を閉ざしてしまったことが…。

あんなに小さい頃は甘えてくれて、あんなにたくさん話をしていたのに…。

どんなに寂しく悲しかったことでしょう( ;∀;)

やがて年をとった父が入院して、言葉が話せなくなって しまいました。

でも目で、分かり合えるようになって…、父が旅立つ寸前に、私は心の底から 父が大好きだと思いました。

でも、最後の最後まで、『ごめんね、お父さん』という言葉を言えなかったのです。

もしかしたら、父は気づいていなかったかもしれない、もしかしたら、父は気づいていたかもしれない…。

父が旅立って、ベッドに繋がれていた父の不自由な姿が私のような気がして、私は私自身を自由にしてあげることにしました。

それから、やっと甘えることができるようになったんだと思います。

大好きだから、大嫌いになってしまう。

愛しているから、わかってほしい!

そんな子供さんの気持ちすごくよくわかります!

なぜならば、誰よりも愛した人だったから、親に、一度だけ叱られたぐらいで、

もう二度と 受け入れない!

もう二度と傷つきたくない!

と心を閉ざした私だからです 。

親を愛さない子供はいません!

でも、子供が愛して欲しいようにしてくれる親もいません 。

親は、愛しているからこそ、子供の幸せを願って子供が 望まない表現をするのです。

今ならわかります、お父さんと、沢山話していればよかった!と。

私は、甘やかされた子供でしたので、たった一度だけ叱られたのに、そのショックがあまりにも大きく、 愛を見失ってしまいました。

私のこの後悔を、決してみなさんにして欲しくないから、

私は、自分ができなかったことを伝えています。

みなさんには、お父さんやお母さんの気持ちを、愛を受け止めて欲しいのです!

分かって欲しいのです!

『子供を、愛さない親はいません!』

もしも、親御さんがご存命なら、頑なになっていないで、心を開いて話してください。

どんなことでも良いのです。

そばにいるだけでいいのです。

もしも、可能ならにっこり笑ったり、触れ合ったり、優しい言葉をかけていただけると本当に嬉しいです。


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