モヤモヤする -価格がドライバーで卵子凍結をするのか?-
先日卵子凍結の現状について、noteを書きました。
僕自身が、なんとも言えないザワザワ感を感じていて、この卵子凍結の助成金が吉と出るのか、凶と出るのかがとても不安な気持ちでいます。
価格がドライバー
僕自身の中では、これまでもこれからも社会的な卵子凍結は、
ある種、意識が高い方のセルフケア、のようなものだと思っています。
一時期、バーキン買うより卵子凍結、みたいなコピーがやや問題視されましたが、大きく見れば感覚的には近いものがあるように感じます。
将来の自分の妊娠・出産というライフスタイルの実現可能性を残しておくためにする医療行為、
という概念だと思っていて、これはその人の生き方や価値観を色濃く反映するものだと思っています。
なので、これまでも大変な出費でしょうけど、それでもやる、と決めた方々が実施してきています。
そして、こうした方々は助成金があろうとなかろうとやっているケースが大部分ではないかと思うのです。
それが、今回の助成金をきっかけにやる方というのは少々具合が変わってくると思います。
どうしても費用的な面をクリアできなくて、なくなくやらなかったというモチベーションが高いタイプなのか、
なんとなく気にはなっていて、助成金も出るし、やっちゃおうかな、という人なのか、
もっといろんなパターンがいるでしょうけど、背景が多種多様になっていくものと思います。
東京都の説明動画も拝見しましたが、医療者であったり、かなり意識の高い人であればわかると思いますが、そうでない人には結局はわかりづらい内容もあります。
将来の見通しが、不十分・不透明なままで、結局卵子凍結はしたけど、使わないよ、という方が増えてしまえば、それは検証の結果としては、とても悲しい結果になるだろうなと思います。
価格がドライバーとなって、今回、卵子凍結を実施しようと思った人に関しては、かなり情報には敏感であるものの、医療に関する知識が不十分な方もいると思います。
そうした方こそ、医療機関選びは、セミナーに行ってみるとか、
周囲で卵子凍結を実施した方から意見を聞いてみるとか、
慎重に選ばなければ意味がありません。
先のnoteでも書きましたが、助成金は一度切りです。
価格がドライバーの方は何回も実施できないでしょうから、
この1回にすべてをかけるつもりで、執念のクリニック選びをしてほしいと思います。
実績については、やはり
卵子凍結実施件数
卵子凍結を経て出産した症例の数
採卵あたり妊娠率
あたりを確認すると良いと思います。
特に採卵あたり妊娠率が高いクリニックについては、多くの場合で、
卵巣刺激がしっかりしているケースが含まれます。
一度の採卵で多くの良質な卵を得られれば、その分妊娠に近づきますので、
重要な指標として見ておくと良いのではないかと思います。
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